白くなったキベリタテハ【キベリタテハ】 [北海道]
北海道の大雪山の玄関口、層雲峡で朝、散歩していたところ、歩道上にキベリタテハが止まっていました。キベリタテハはシックな模様がきれいなチョウで、内地では高原にいるので普段はおいそれとはお目にかかれません。
たぶん、去年からの越冬個体で、きれいなはずの黄色の縁取りが白くなっていました。
宿のご主人の話では、層雲峡は今年の冬から春にかけて、とても寒かったそうです。
早朝だったこともあるのでしょうが、さわったらご覧のように翅を広げて抗議してましたが・・・。
しかし、その動作が、あまりにも弱弱しいので、たぶんもう先はないのだろうと思いました。
河原に下りたところ、野生化したフランスギクの近くでカラスアゲハが死んでいました。
かわいそうなので、人知れず咲いているボタンの花をお墓にしてあげようと思いましたが、
すぐに風で落下して、アリの餌食になってしまいました。 合掌
キベリタテハのone point
キベリタテハは北半球に広く分布していますが、ヨーロッパやアメリカの一部ではその模様から「喪服」と呼ばれているそうです。そこから「未亡人」シリーズを思い出すのは日活ロマン・・・の見すぎです。
タグ:キベリタテハ
なんだか切ないですね(´・ω・`)
この蝶たちに合掌。
by 曼珠紗華 (2006-07-18 16:42)