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ヒメユリが塔のよう【オオウラギンスジヒョウモン】 [神奈川県 箱根町]

先々週末、箱根のヤマユリに逢いに行きました。今年は生育が遅く、しかも本数が少ないようです。
湿性花園はそろそろ咲き始めるとは思いますが、なにかあまりパッとしないみたいです。
ところで箱根湿性花園は箱根にないヒメユリが咲きます。
今年はあまりよくなかったので、きれいに咲いた’03年の時の写真です。

この年は当たり年で、たくさんのヒメユリの花が塔のように立っていました。これがホントのヒメユリの塔。(沖縄の「ひめゆりの塔」とは関係ありません。沖縄には野生のヒメユリは咲きません。)

たまには芸術写真風に・・・。
ヒメユリは草原に咲く可憐な花ですが、生息地では開発が進み、今では絶滅が危惧されています。

野生で絶滅が危惧されるユリはもう一種。奄美群島の請島にしか咲かないウケユリです。

箱根湿性花園でもこの年をピークに・・・。今年は咲いているのかな。

ちょうどヒメユリが咲くころ、同じ場所でオカトラノオも負けずに咲きます。
それをめがけて高原のチョウ、ヒョウモンチョウの仲間が集まります。
オオウラギンスジヒョウモンがオカトラノオで吸蜜しています。

先々週はオオウラギンスジヒョウモンとメスグロヒョウモンのオスしか見当たりませんでした。
オオウラギンスジヒョウモンが2頭写っていますが、たぶん両方ともオスです。
オオウラギンスジヒョウモンのメスは前翅の先のほうに白点があります。

オオウラギンスジヒョウモンはお昼過ぎまでは翅を広げてくれませんでしたが、午後遅くになるときれいなヒョウモンを見せてくれました。

オカトラノオの花を歩いてぐるぐる回って吸蜜し、おっとりしているので、写真を撮らせてくれます。

オカトラノオはきれいな花です。
オオウラギンスジヒョウモンはオカトラノオが咲き終わると箱根湿性花園からいなくなります。
私が思うに、この頃の湿性花園が高原らしくて一番きれいなのですが、長梅雨の影響でしょうか?今年はいまいち・・・

他のオオウラギンスジヒョウモンの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-08-08

オオウラギンスジヒョウモンのone point
神奈川県の山地性のヒョウモンチョウは他にオオウラギンヒョウモンがいましたが、箱根で取れた一頭を最後に絶滅してしてしまいました。今では日本中で激減し、なかなか逢えないチョウとなってしまいました。他にも仙石原でサヨナラしたチョウはヒメシジミ、ゴマシジミ、クロシジミ、ウラナミジャノメがたくさんいます。
残念です。でも今いるチョウたちは大切にしないとね。


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