秋の七草からこんにちは(キキョウ2)【コキマダラセセリ】 [神奈川県 箱根町]
箱根湿性花園にはキキョウの花がたくさん咲きます。仙石原湿原にも咲いていますので、野生種が咲いている貴重なところです。キキョウの花にはチョウがなかなか訪れてはくれませんが、セセリチョウが飛んで来ました。
先にいたアブを追い出すようにそろりそろり近づきます。
のっとりに成功。蜜を吸い始めます。このキキョウは咲き始めで雄しべの先に花粉がいっぱい付いています。そのうち雄しべは萎れ、変わって雌しべが開きます。自家受粉を避ける花の顔です。
チョウの腹や脚に花粉が付いています。今度は雌しべが開いているキキョウへ飛んでください。
このセセリチョウはコキマダラセセリで神奈川県のレッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されています。山地の草原のチョウですが、箱根の草原はみんなチョウの育たないゴルフ場になってしまいました。全国的にも山地に局地的に分布しているだけです。
コキマダラセセリの特徴は触覚が黒と黄色の斑模様です。オカトラノオで吸蜜
箱根湿性花園にはしっかり生きています。がんばれ!
(大きさからコキマダラセセリとしましたが、ヒメキマダラセセリかも・・。平成22年7月追加)
コキマダラセセリの雌は茶色のコントラストが鮮やかで、湿原を彩ります。
でも、この個体がコキマダラセセリなのかヒメキマダラセセリなのかわかりません・・・。
(どうもヒメキマダラセセリのメスのようです。平成22年7月追加)
この個体はキマダラセセリのようでした。平成18年8月23日訂正させていただきます。
キマダラセセリの仲間は区別がわかりにくい。
コやヒメの他、いろいろあって、しかもみんな似ているので、間違えてごめんなさい、です。
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