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畑の中の貴重な里山にいました。【ウラゴマダラシジミ】 [神奈川県 平塚市]

いよいよチョウがたくさん飛ぶシーズンに突入しました。これからは忙しくなります。
シジミチョウの仲間のひとつにミドリシジミの仲間がいます。これらは「ゼフィルス」と呼ばれ、主に東アジアの森林に生息し、専門のマニアがたくさんいるほど、かわいいチョウの一群です。
いずれも初夏から盛夏の一回きりのホンの短い期間にしかお目にかかれないし、しかもいるのは木の高いところで、その数は少なく、小さいときていますから、私のコンパクトデジカメではほとんどお手上げ状態です。神奈川県は小さい県ですが、箱根と丹沢の二つ山群をかかえていますので、都市近郊にもかかわらず、意外とたくさんのゼフィルスが生息しています。ゼフィルスのトップに発生するのはウラゴマダラシシミで、5月中旬から飛び始めます。このところ、いつも時期を逃していたので、ガイドブック片手に平塚市及び中井町まで探しに行って来ました。

ウラゴマダラシジミの食樹はイボタノキです。イボタノキは畑の辻辻に目印のようにたくさん植えられていました。バックの山群は神奈川県の名山「大山」と「丹沢」です。でもこの目印のようなイボタノキにはまったく来ないそうです。

林の側にある柿の木からブルーの翅を広げて様子を伺うチョウがいました。こうみるとルリシジミのメスの翅色に似ていますが、大きさはひとまわり大きいチョウです。

同じく林の縁にあるイボタノキにはウラゴマダラシジミが隠れています。

お昼過ぎになるとたくさんのウラゴマダラシジミがイボタノキの覇権を目指して飛び回ります。
少しの間休憩したところをパチリ。これじゃよくわからないヨ。

ウラゴマダラシジミは里山の雑木林に生息するチョウですが、里山が放置され、その数を減らしています。いつまでもウラゴマダラシジミが飛ぶ里山であって欲しいものです。

昨年のウラゴマダラシジミの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-25


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コメント 4

ミドリシジミ・・・いつか見られるでしょうか??
イボノタキという木があるのですね。
今日は暑いので、揖保の糸・・・素麺が食べたくなりました。
すみません。
by (2007-05-27 12:50) 

みね

神奈川県は、チョウのガイドブックがあるのですね。
千葉はガイドブックが存在せず、ネット頼りです^^
トンボは先生が居るので、いろいろ教えてもらえますが、チョウは行き当たりばったりで苦労しています^^;
by みね (2007-05-27 13:06) 

あさぎいろ

こぎんさん。イボタノキは漢字で書くと「疣取木」。これが「疣の木」「疣の糸」「揖保の糸」と変化したわけないだろうなぁ。「疣の糸」は食べたくねー
by あさぎいろ (2007-05-28 22:25) 

あさぎいろ

みねさん。神奈川県のチョウのガイドブックは2冊あります。
「かながわの蝶」神奈川新聞社刊
「蝶とあるく箱根」白土信子刊
けっこう参考になります。
by あさぎいろ (2007-05-28 22:36) 

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