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真偽のチョウ【シロオビアゲハ、ベニモンアゲハ】【石垣島のチョウ11】 [沖縄県]

まだまだ石垣島のチョウが続きますが、あきらかに今日から体調と気力が落ちてきたので、チョウは2種類まとめてお話しさせていただきます。

クロツグの木.jpg

クロツグです。こうゆうシダ植物を見かけると南国に来たことを実感します。植物図鑑によるとクロツグは聖なる木の一種で、葉は雨乞いの儀式に使われるそうです。

ヒカゲヘゴの木.jpg

横から恐竜がにゅっと現れるてもおかしくないようなシダ植物はヒカゲヘゴの木。昆虫の中でも、比較的新しい時代に誕生したチョウとさらに古い時代に生きていた恐竜とでは、時代がからまなかったようだけどね。

チシャノキ+シロオビアゲハ吸.jpg

チシャノキの花でシロオビアゲハが吸蜜していました。シロオビアゲハは南国でしか見られないチョウです。石垣島ではもっと多く見られるアゲハチョウの仲間ですが、本土では見ることができないので、写真撮りまくりです。

ベニモンアゲハ吸蜜1.jpg

この毒々しいまでの赤いべべ着たチョウはベニモンアゲハです。毒毒しい姿は「私は毒を持っているのよ。食べたら、たいへんなことになるわよ。」と天敵の鳥にアピールしているのだそうです。飛び方もなんかひらひらしていて、毒のないアゲハチョウの仲間のような力強さがありません。

シロオビアゲハ赤紋型.jpg

ところが、この毒チョウの特徴を先ほどのシロオビアゲハが真似ています。ホントは毒なんてないのに「私は毒を持っているのよ。オー、フォッ、フォッ、フォーッ」と高笑いをしているのかもしれません。いえいえ、そんなことはないでしょう。

ベニモンアゲハ吸蜜2.jpg

きっとシロオビアゲハが、ベニモンアゲハにめぐり逢えたときから、死ぬまで、好きだから運命を共にしたかったのでしょう。

川平湾.jpg

台風通過直後の川平湾は、緑青で錆びた手鏡のよう。「鏡よ。鏡よ。鏡さん。この世で一番美しいチョウは・・・」鏡は答えました。「それはベニ・・・とシロ・・・と。」

(東日本大震災により題名の一部を変更しました。)
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