中山道を一路(妻籠編)【コツバメ、ベニシジミ、コミスジ、ツバメシジミ】 [長野県]
中山道を行く大名行列を描いた小説に浸りたくて、中山道を歩いてきました。今回は第三弾です。
馬籠峠から妻籠宿までは下り坂です。今回はさすらいの道中髪結、新三さんと歩きましょう。
「髪結の新三でやんす。馬籠宿は坂道に石畳が敷かれ、とてもに歩きやすいでやんすね。」新三は石畳に小さな蝶を見つけた。コツバメだった。
「そういや、街道の植え込みでもときどき見かける蝶ですかい。」
「ははあ。だとすると石のお地蔵さんにお願げいしないといけねいや。」石繋がりといいたそうだったが、ムシした。
新三は、馬籠宿と妻籠宿の中間に位置する一石休憩場に着いた。
このような宿場間に位置する茶屋を立場茶屋といった。
一石休憩場は新三が生きていた頃の建物が移築され、無料休憩場になっていた。遅咲きのシダレザクラが、花枝を広げていた。
そこはまるで隠れ里に迷い込んでしまったようだった。
新三は「休んでいきやしょう。」といった。
「ちょうど他にも蝶が飛んでますから。」ベニシジミだった。
休憩場ではお茶で喉を潤した。たくさんの異国人も休憩していた。
さらに進むと滝が見えた。男滝だった。奥には女滝があった。しかし昼過ぎまでに妻籠宿に行くため、休まずに道を急いだ。
峠道を越えたところで、コミスジを見かけた。コミスジと少しばかり戯れて時間を食ってしまった。
「先を急ぎやしょう。」新三に促され、戯れをやめた。
それからは玄館先に藤の花がまとまって咲いていたり、
軒先が満開の藤の花で飾られた旅籠の前で少し時間を食ったりしたため、
予定より遅れたが、なんとか妻籠宿に着いた。約二里(8キロ)の行程だった。
宿場ではツバメシジミが翅を広げていた。翅に銀ラメが入ったメスだった。
蝶はまだ若く、翅は白塗りを塗ったようだった。
「化けさせるのは、私っしらの領分でござんす。」
妻籠宿でも店の軒下に花が飾られていた。
花籠もそれぞれの店ごと、個性が溢れていた。
たくさんの客で溢れる妻籠宿。今度、来るときは、もう少しゆっくりと妻籠宿を楽しんでみたいと思った。
(中山道の旅は続ききますが、ここでいったん休憩です。)
馬籠峠から妻籠宿までは下り坂です。今回はさすらいの道中髪結、新三さんと歩きましょう。
「髪結の新三でやんす。馬籠宿は坂道に石畳が敷かれ、とてもに歩きやすいでやんすね。」新三は石畳に小さな蝶を見つけた。コツバメだった。
「そういや、街道の植え込みでもときどき見かける蝶ですかい。」
「ははあ。だとすると石のお地蔵さんにお願げいしないといけねいや。」石繋がりといいたそうだったが、ムシした。
新三は、馬籠宿と妻籠宿の中間に位置する一石休憩場に着いた。
このような宿場間に位置する茶屋を立場茶屋といった。
一石休憩場は新三が生きていた頃の建物が移築され、無料休憩場になっていた。遅咲きのシダレザクラが、花枝を広げていた。
そこはまるで隠れ里に迷い込んでしまったようだった。
新三は「休んでいきやしょう。」といった。
「ちょうど他にも蝶が飛んでますから。」ベニシジミだった。
休憩場ではお茶で喉を潤した。たくさんの異国人も休憩していた。
さらに進むと滝が見えた。男滝だった。奥には女滝があった。しかし昼過ぎまでに妻籠宿に行くため、休まずに道を急いだ。
峠道を越えたところで、コミスジを見かけた。コミスジと少しばかり戯れて時間を食ってしまった。
「先を急ぎやしょう。」新三に促され、戯れをやめた。
それからは玄館先に藤の花がまとまって咲いていたり、
軒先が満開の藤の花で飾られた旅籠の前で少し時間を食ったりしたため、
予定より遅れたが、なんとか妻籠宿に着いた。約二里(8キロ)の行程だった。
宿場ではツバメシジミが翅を広げていた。翅に銀ラメが入ったメスだった。
蝶はまだ若く、翅は白塗りを塗ったようだった。
「化けさせるのは、私っしらの領分でござんす。」
妻籠宿でも店の軒下に花が飾られていた。
花籠もそれぞれの店ごと、個性が溢れていた。
たくさんの客で溢れる妻籠宿。今度、来るときは、もう少しゆっくりと妻籠宿を楽しんでみたいと思った。
(中山道の旅は続ききますが、ここでいったん休憩です。)
中山道が舞台の小説というと「夜明け前」しかうかばないのですが^^;
軒に藤がかかる茶屋というのは大変風情がありますね。
続き、楽しみにしています。
by ぜふ (2014-06-04 21:03)
せふさん。
浅田次郎サンの小説をパロディにしたつもりでしたが、出来映えが最低。文章力の無さが身にしみます。
中山道のチョウの旅はまだまだ続きますが・・・続けることができるか・・?
by アサギいろ (2014-06-06 20:17)