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ただいま冬眠中【キアゲハ、スジグロシロチョウ】 [神奈川県 鎌倉市]

時は遡りますが、春のお彼岸の前。晴れ時々曇り。風がまだ冷たい日のこと。それでもチョウ探しに出発です。

01サクラ・早咲きの桜.jpg

近くの公園に到着。早咲きの桜が綺麗でした。

02菜の花・ビロードツリアブ.jpg

菜の花にはビロードツリアブが吸蜜していました。残念ながらチョウの気配全くなし。

03サクラ・メジロ吸蜜1.jpg

サクラにはメジロの群れが吸蜜に訪れていました。

04サクラ・メジロ吸蜜2.jpg

メジロを見ていたらうぐいす餅を食べたくなりました。チョウに出会いそうになかったので、鎌倉に移動しました。

05サクラ・スジグロシロチョウ.jpg

別の機会に撮影したソメイヨシノで吸蜜しているスジグロシロチョウ。鎌倉で撮影しました。

06明月院・早春.jpg

時間が短かかったので、北鎌倉の明月院に行ってきました。人出が多い明月院ですが、早春の頃はまだ静かです。

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サンシュユの黄色い花。

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シデコブシは大好きな花。大輪の花だけど不思議な形。

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明月院のハクモクレンの大きな木にはたくさんの白い花が咲いていました。高い位置に咲いているので、撮影も大変です。

10明月院・悟りの窓.jpg

早春の明月院の悟りの窓。

11明月院・花想いの地蔵さま.jpg

花想いの地蔵さま。これからは日に日に暖かくなってきますので、なんだか嬉しそう。今回もチョウにたくさん出会いますようにお願いしました。

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明月院の瓶の井。井戸が春の装いをしていました。粋な計らい。

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明月院の方丈の前に真っ赤なボケの花が咲いていました。

14明月院・ボケの花とメジロ.jpg

ボケの花にはメジロが訪れて吸蜜していました。ボケメジローと呼んでいいですか。

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別の場所で撮影したボケの花で吸蜜するキアゲハ。ボケアゲハとは呼ばないで。

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明月院の仲良しのウサギとカメは冬眠中でした。

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以前に撮影したウサギとカメの不揃いの影。チョウも冬眠から目覚めて、姿を見せてください。
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桜の花が咲く頃に【スジグロシロチョウ】 [神奈川県 鎌倉市]

神奈川県の世界遺産候補のひとつ、鎌倉市にある瑞泉寺は花の寺として有名です。以前、瑞泉寺に桜の花が咲く前までの出来事を書きましたが、今回は桜の花が咲く頃のことです。瑞泉寺の桜は、梅ほど知られていないけど、楽しいできごとに巡り会うことが出来ました。

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瑞泉寺に到着しました。今年の桜は、開花が早くて、ちょっぴりしあわせでした。

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梅園がある瑞泉寺の下段の庭園の桜は、あと少しで満開のようでした。

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庭園の山際は、花の小道になっていてショカツサイが咲いていました。

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ショカツサイにはたくさんのチョウが吸蜜に訪れていました。そのほとんどがスジグロシロチョウでした。

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スジグロシロチョウの中には愛を交わしているものがいました。チョウのしあわせ

06瑞泉寺オオシマザクラとチョウ1.jpg

下段の庭園にあるオオシマザクラにスジグロシロチョウが訪れていました。

07瑞泉寺オオシマザクラとチョウ2.jpg

カメラの露出に失敗して、パソコンソフトで修正しましたが、ダメですね。

08瑞泉寺オオシマザクラとチョウ3.jpg

スジグロシロチョウとオオシマザクラを場所を変えてパチリ。サクラにチョウの写真を撮ることが出来て少ししあわせでした。

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それでは瑞泉寺本堂にお参りに行きましょう。途中の坂の階段は、男坂と女坂の2種類あるそうです。

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古い方の階段(男坂?)は鎌倉石で出来ており、木漏れ日が差し込んでいました。

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山門前のミツバツツジが咲いていました。

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山門を入ると上段の庭園の枝垂桜が咲いていました。

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お地蔵さまにお参りして、タヌキさまにも手を合わせて、今日のしあわせを願いました。

14瑞泉寺本堂石段のスミレ.jpg

瑞泉寺本堂の石段には、スミレが「花籠の花」の様に咲いていました。

15瑞泉寺どこもく地蔵堂のサクラ.jpg

どこもく地蔵堂の周囲の桜も、もう少しで満開でした。

16瑞泉寺庭園の枝垂れ桜1.jpg

夢窓疎石が作庭した瑞泉寺庭園に枝垂れ桜が咲いていました。

17瑞泉寺庭園の枝垂れ桜2.jpg

枝垂れ桜の枝を変えてパチリ。

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帰り際、瑞泉寺の桜に月が浮んでいました。桜の花が咲く頃、瑞泉寺にお邪魔して、楽しく撮影できて、とてもしあわせを感じることができました。
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桜の花が咲く前に【ベニシジミ、スジグロシロチョウ】 [神奈川県 鎌倉市]

神奈川県の世界遺産候補、鎌倉にある瑞泉寺は花の寺として有名です。特に梅はたくさん植えられており、花の時期は瑞泉寺のある紅葉が谷に馥郁たる香りが漂います。また裏山には悲しい伝説のやぐら群があります。

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瑞泉寺に行く途中にある永福寺跡にコブシの花が咲いていました。

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さらに行くと商店の店先にシデコブシの花が咲いていました。

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瑞泉寺の手水所には落椿が水中花を咲かせていました。風流なはからいです。

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本堂前にツバキの花が咲いていました。

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春がまだ浅い頃の瑞泉寺の庭園での出来事です。

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本堂前の庭園の梅の古木に花が咲き始めていました。

07瑞泉寺白梅.jpg

白梅も咲いていました。

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一応、動物関連のブログなので、梅の花の蜜を吸いに来たメジロをパチリ。

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本堂前にはオウバイ(黄梅)の花が咲いていました。オウバイは梅の品種の一つとのことです。ウメとは別の種類のロウバイの仲間ではありません。

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オウバイの花です。独特の形です。

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本堂脇のしだれ梅も咲き始めていました。

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庭園には福寿草も咲いていました。

13二階堂ベニシジミ静止.jpg

早春のベニシジミは翅にある青い斑点が目印です。

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瑞泉寺の裏山には、鎌倉時代に掘られたたくさんのやぐらがあり、それらは「瑞泉寺裏山やぐら群」とよばれているようです。「瑞泉寺裏山やぐら群」は鎌倉幕府滅亡の悲しい伝説が語られています。

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本堂裏にある夢窓国師作庭の庭園には、裏山に登る道があり、この道はこの東屋(偏界一覧亭)に続いているそうです。

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偏界一覧亭は、一般人が立ち入ることはできませんが、ハイキングコースの道をもう少し進んで行くと展望台があり、そこから鎌倉の街並みを見ることができます。京都や奈良と違い鎌倉は海が見れる唯一の古都です。

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敗走中の鎌倉幕府軍にほら貝を吹いて新田軍の侵攻を知らせた「貝吹地蔵」の伝説がある石のお地蔵様です。

19瑞泉寺スジグロシロチョウ吸蜜ショカツサイ.jpg

お彼岸が過ぎて、陽気が暖かくなると、瑞泉寺の庭園にチョウが飛び始めました。ショカツサイにスジグロシロチョウが吸蜜に訪れていました。

20瑞泉寺スジグロシロチョウ吸蜜ウメ.jpg

ウメの花にも吸蜜に訪れていました。

21瑞泉寺スジグロシロチョウ静止レンギョウ.jpg

レンギョウにも止まっていました。

22瑞泉寺スジグロシロチョウ吸蜜スイセン.jpg

スイセンの花にも訪れていました。

23瑞泉寺アセビ吸蜜ハナアブ.jpg

アセビの花にハナアブが訪れていました。

24瑞泉寺に現れたタヌキ.jpg

瑞泉寺の裏山から皮膚病にかかったタヌキが2頭降りて来たようです。

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瑞泉寺の狸和尚にタヌキの病気がよくなるようにお願いしました。

26瑞泉寺モミジの芽吹き.jpg

サクラの花が咲く前に、瑞泉寺ではモミジの芽吹きが終わっていたようでした。

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モミジが花を咲かせ始めました。これからの季節、サクラの花との競演が楽しみです。
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いざ鎌倉【ムラサキシジミ】 [神奈川県 鎌倉市]

鎌倉にある人気の花の寺「明月院」も、お彼岸前は梅の花と桜の花の端境期にあたり、静かな時を楽しめます。暖かい春の陽気はまだのようで、チョウはいつになったら飛ぶんだろう・・ちょっとジリジリした気持ちです。

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紅葉の頃の明月院は、人で溢れ賑やかです。まだ人の出が少ない朝に訪れました。

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明月院は谷戸の中にあるので、秋は朝靄に包まれることがあるようです。朝日が靄でプリズムされ、七色に光っていました。

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明月院にある鎌倉幕府五代執権、北条時頼公の廟所も朝靄に包まれていました。

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明月院の奥には名君の誉れ高い北条時頼公のお墓がありました。

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北条時頼公は謡曲「鉢の木」に出てくる「いざ鎌倉」の主人公のひとりです。明月院の本堂の前に松の鉢の木が置かれていました。

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明月院の「月の広場」に植えられているバラの花が朝露で濡れていました。

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苔の庭はリンドウが咲いて、紅葉が散っていました。

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茅葺き屋根の開山堂は紅葉に囲まれていました。

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鎌倉にある「鎌倉十井」の一つ「瓶の井」です。かつて鎌倉十井はどこも名水が湧く井戸だったようですが、今も現役で使われているのはこの「瓶の井」のみだそうです。井戸の背後にある紅葉が綺麗でした。

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花想いの地蔵様です。背後の樹々が紅葉していました。

12明月院本堂秋「悟りの窓」.jpg

明月院本堂にある「悟りの窓」。窓の向こうには紅葉に彩られた本堂の後庭園が広がっていました。

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後庭園はハナショウブの咲く頃と紅葉の彩りが艶やかな頃の年二回入ることができます。紅葉の後庭園に入れさせていただきました。

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後庭園には大勢の方が訪れていました。

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後庭園では青地蔵様が出迎えてくださいました。

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後庭園おいでの赤地蔵様も出迎えてくださいました。鮮やかな紅葉の下、微笑んでいました。

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鎌倉に雪が降った翌朝、明月院を訪れました。クマザサの上にうっすらと雪が積もっていました。謡曲「鉢の木」は、雪の夜から始まります。

24明月院花想いの地蔵様冬.jpg

花想いの地蔵様も雪の朝は寒そうです。「鉢の木」の話しは、こうです。「大雪の夜、見知らぬ旅の僧が一晩の宿を求め、あばら屋を訪れました。あばら家の主人はなけなしの粟飯でもてなしたそうです。」

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雪降った翌朝の開山堂と梅の花。「鉢の木」の続きです。「あばら屋の主人は旅の僧の暖をとるため、大切にしていた松と梅と桜の鉢の木を薪としてくべたそうです。主人は「今は貧しくても、鎌倉幕府に何かあれば、一番に馳せ参じる。」との覚悟を旅の僧に話したそうです。翌朝、旅の僧は旅立ちました。」

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本堂前の枯山水の庭もうっすらと雪が積もっていました。「鉢の木」の話しをさらに続けると「春になって、鎌倉幕府から近隣の御家人あて召集の命令があり、あばら屋の主人も真っ先に馳せ参じたそうです。居並ぶ幕府の最高責任者の一人に旅の僧がいました。その旅の僧こそ前執権、北条時頼公でした。「いざ鎌倉」と馳せ参じたあばら屋の主人に時頼公は雪の夜のお礼として鉢の木にちなむ土地を与えたとのことです。」

26明月院本堂冬「悟りの窓」.jpg

冬の朝の「悟りの窓」です。

25明月院「悟りの窓」冬.jpg

悟りの窓がある部屋は、陽の光で赤く染まり何か暖かそうです。

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明月院の小鳥の家からヤマガラの花子が飛び出しました。

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小鳥の家には小鳥の餌を横取りしにくるタイワンリスもいました。

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小鳥の家からこぼれた餌を拾いにガビチョウも訪れていました。本日のチョウはこのガビチョウです。

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明月院の早春の頃の庭。まず最初に咲くのはマンサクです。

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ロウバイの花も咲いていました。

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アジサイの頃は大勢の人で溢れる参道も今はひっそりです。ロウバイが咲いていました。

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明月院の庭では、梅の花が終わりしだれ桜の咲く前にユキヤナギの花が咲き出します。訪れた時期が早かったため、まだ花は少ししか咲いていませんでした。

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鎌倉にある大船植物園には見事なユキヤナギの花が積もる雪のように咲いていました。

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明月院にツバキの花が咲いていました。

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鎌倉中央公園のサザンカの枯れた花にムラサキシジミが訪れていました。

44鎌倉中央公園ムラサキシジミ開翅.jpg

春が浅い暖かい日には、越冬中でもムラサキシジミは日向ぼっこで暖をとるようです。

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明月院にあるお茶屋「月笑軒」で暖かい甘酒をいただき、体の中から暖をとりました。

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明月院の月の広場にはたくさんのウサギ(置物)がいて、その隣には鉢の木が植えられていました。ウサギたちの「いざ鎌倉」のようです。

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「いざ鎌倉」召集の命が下されれば、ウサギばかりかカメも馳せ参じる覚悟のようです。
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啓蟄の候。桜と雪割草を愛でる。【キタテハ】 [神奈川県 鎌倉市]

春。虫がもぞもぞ動き出す啓蟄が過ぎ、チョウが飛び始める時候となりました。鎌倉では玉縄桜という早咲きの桜が満開となっております。本ブログもご無沙汰していましたが、そろそろ本格的に長い眠りから目覚める頃となってきました。??

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東海道線や横須賀線で大船駅を通り過ぎると右側の車窓に大きな観音様が見えます。大船観音です。

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でも、今回は観音様のお参りではなく、同じ大船にある神奈川県立フラワーセンター大船植物園で可愛いいお花たちに会いに行くことです。

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この日は早咲きサクラの「玉縄桜」が満開でした。玉縄桜は同センターが作出したサクラの品種です。

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啓蟄の日。鎌倉はポカポカの日が当たって過ごしやすい陽気でした。陽気に誘われてハナアブが玉縄桜の花粉を食べに花を訪れていました。

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別の場所で咲いていた玉縄桜にはメジロが花の蜜を求めて訪れていました。

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アセビの花は芳香を放っていました。

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可愛いいエリカの花が咲いていました。

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ジャノメエリカの花も良い香りがするそうですが、花粉症の鼻づまりでは全く臭いませんでした。

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雪の多い日本海側の里山に咲くオオミスミソウが、フラワーセンターで咲いていました。

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オオミスミソウの花はいろとりどりです。

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紫一色のオオミスミソウです。可愛い花に今年も出会うことができました。

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啓蟄の日。陽気に誘われて越冬中のキタテハが飛び出したようで、パンジーの花に止まっていました。

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同じキタテハが菜の花で吸蜜を始めました。今年もたくさんのチョウに出会えるといいなあ・・・

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ハルサザンカの花にはメジロが吸蜜に訪れていました。

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赤に白い斑が印象的なツバキの品種「蜀紅」が咲いていました。どこかで見たことがあると思ったらNHK大河ドラマのオープニングを飾る花に似ているような気がします。
タグ:キタテハ
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冬桜はそっと咲く。第四章【イチモンジセセリ、アカタテハ】 [神奈川県 鎌倉市]

鎌倉市の世界遺産候補の寺院のひとつ瑞泉寺は、いつ行っても何かしらの花が咲いている花の寺です。今回は瑞泉寺で夏から冬の間にチョウ探しをした時の話しです。

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瑞泉寺へ行くには鎌倉市を流れる滑川の支流、二階堂川に架かる通玄橋を渡って行きます。晩秋の頃、川沿いの紅葉がきれいでした。

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通玄橋の欄干は紅葉で飾られていました。秋になると橋の囁きが聞こえます。「皆様。錦秋の世界にようこそ。ここはその入口です。」

01-01瑞泉寺夏09球紫陽花.jpg

錦秋の世界に行く前に夏の頃の瑞泉寺の話しです。瑞泉寺本堂への道はたくさんのタマアジサイが咲いていました。

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瑞泉寺でサルスベリの花が咲いていました。

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瑞泉寺の古い方の階段は、木漏れ日に溢れていました。鎌倉石でできた急階段を登りました。

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瑞泉寺の山門も木漏れ日に溢れていました。

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瑞泉寺本堂前の夏の庭には芙蓉の花が咲き誇っていました。

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芙蓉の花にイチモンジセセリが吸蜜していました。

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地味なイチモンジセセリも夏を感じる芙蓉の花に止まれば、なぜか鮮やかです。

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背の高いムクゲの花は、夏の青空がお似合いです。

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瑞泉寺の受付前に咲いていたムクゲの花にイチモンジセセリが吸蜜していました。

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瑞泉寺庭園は夢窓疎石が設計しました。やぐら風の大きな穴から涼風が吹いてくるように感じられました。

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夏が終わり初秋の頃となりました。瑞泉寺本堂前の庭はフヨウの変りにシュウメイギクの花が咲き乱れていました。白いシュウメイギクの花です。

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赤いシュウメイギクの花も咲いていました、白い花と赤い花の形が微妙に違うので、写真を撮っていると観光客のおばさまに「花の形が違うけど同じ種類ですか?」と聞かれました。「はい、そうです。」と答えました。

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瑞泉寺は禅寺ですから茶の木が植えられており、初秋の頃、白い花が咲いていました。白い花に赤い蝶が吸蜜していました。

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アカタテハを見つけました。茶の花の蜜は香りがよくてさぞかし美味しいのでしょう。

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瑞泉寺の冬桜は水戸光圀公お手植えだそうですが、その後、幾世代か経ているようです。数輪そっと咲いていました。冬桜はそっと咲く。第四章です。

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少し秋が深まり、小鳥が好きな実のひとつ、千両が赤い実を付けていました。

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瑞泉寺の石灯籠にはハートの模様が刻まれていました。

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さらに秋が深まり瑞泉寺の総門も紅葉に飾られていました。

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紅葉以外にも山茶花の花が総門の屋根を飾っていました。

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立派な紅葉の下で背の高いテイオウダリヤが咲いていました。いよいよ紅葉の名勝、錦屏山瑞泉寺の本領発揮の頃となりました。

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旧階段は紅葉の落ち葉に埋もれていました。

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苔でできた緑のカーペットに色とりどりの落ち葉が模様を作っていました。

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白い大きな椿の花が咲いていました。

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山門は紅葉が真っ盛りでした。

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本堂の裏山も紅葉が真っ盛りでした。

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本堂の裏の紅葉がとてもきれいに色づいていました。

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瑞泉寺の手水所は周りにとけ込むように作られており、お参りに来られる方もなかなか気づきません。秋が真っ盛りの頃は落ち葉に埋もれていました。

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鐘楼の周りも紅葉がきれいです。

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紅葉真っ盛りの山門です。

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さらに秋が深まり、次々と紅葉が色づいては、落葉していました。秋が深まった瑞泉寺山門に夕日が差し、紅葉が光で輝いていました。

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夕日が射す瑞泉寺庭園です。

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まだ紅葉が盛りの頃の本堂と庭園です。

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どこもく地蔵様が安置されている地蔵堂です。入口には大黒様と恵比寿様がおかれていました。地蔵堂脇の紅葉が盛りを迎えていました。

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そして晩秋となった瑞泉寺です。まだ紅葉がきれいでした。

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庭にあるお地蔵様まで紅葉の枝が伸びており、一部は葉を落としていました。「お地蔵様。そろそろ落ち葉の人生となりました。よろしくお救いください。」とお願いしました。

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瑞泉寺にある狸和尚とその仲間と仏様。むじな塚と呼ばれています。むじな塚には、いわれがあるみたいですが、なにか落ち葉に囲まれた狸和尚からはヒソヒソ話しが聞こえてくるようです。

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新春の頃、瑞泉寺の庭に水仙が咲いていました。もうすぐ梅の花が咲き、その馥郁たる香りで瑞泉寺のある紅葉が谷が満たされます。梅の花の香りが終盤になる頃には虫ももぞもぞ動き出す季節となります。
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夕焼けのたいやきくん【イチモンジセセリ、アカボシゴマダラ、ジャコウアゲハ、アカタテハ】 [神奈川県 鎌倉市]

神奈川県鎌倉市にある世界遺産候補「武家の古都・鎌倉」でチョウ探しをしていますが、真冬に入り全くチョウは飛んでいません。過去の出来事にあっちゃこっちゃ遡ることをお許しください。
今回は、前回の続きで滑川の支流、二階堂川を遡る話しです。

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金沢街道沿いに荏柄天神社の鳥居がありました。荏柄天神社は源頼朝が鎌倉に幕府を建てる前からこの地にあり、世界遺産候補を構成する資産のひとつです。

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鎌倉幕府は何回か移転をしているらしいのですが、最初の幕府は大蔵幕府といって鶴岡八幡宮の東にありました。鎌倉幕府の跡地に建っている小学校の角に大蔵幕府跡の石碑が建っていました。

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大蔵幕府の西側には西御門川が流れており、前回の筋替橋の下を流れ、その先で滑川に注ぎます。東側には東御門川が流れており、同じく滑川に繋がっています。東御門川に架かる東御門橋の欄干は、桜の花で飾られていました。幕府跡に建っている小学校の手作り新聞によると東御門川は幕府を防御するための掘割りに使われていたそうです。

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東御門橋の先を進み、荏柄天神社に到着しました。荏柄天神社は大蔵幕府の鬼門である丑寅(北東)の方角に位置しており、鬼門の守護神として源頼朝からも崇拝されていたそうです。

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荏柄天神社の銀杏です。鶴岡八幡宮の大銀杏が倒れてしまったので、もしかしたら鎌倉で一番古い銀杏の木らしい・・・

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大銀杏は古木でありますが、まだ樹に勢いがあり、しかも一段高い所に生えているので、とても目立ちます。

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天神様といえば梅の花がつきものです。新春の頃、鎌倉で一番早く咲く梅の花が咲いていました。

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荏柄天神社は他の天神社と同様、梅の木はたくさん見られますが、神様の使いの牛の像は一頭もいませんでした。

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白梅もチラホラ咲いていました。

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荏柄天神社で本年もいろいろなところに行って、楽しくチョウの写真が撮れるようにお参りしました。開運を祈って梅の花のお守りも授与していただきました。

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荏柄天神社から、次に鎌倉宮にお参りに行きました。鳥居の下には早くも河津桜が咲いていました。

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鎌倉宮の拝殿です。拝殿に祭られている獅子頭の由来は、鎌倉幕府を倒幕した立役者にもかかわらず、この地で足利尊氏の弟、直義に殺害されてしまった護良親王の兜に魔除けとして飾られていたからだそうです。鎌倉宮の授与所に獅子頭のお守りがありましたので、悪いムシにたかられないようにお守りを授与していただきました。

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ここに来ると厄割り石で厄払いをしたくなります。今回も素焼きの杯が粉々に砕け散ってくれましたので、よい厄払いができました。

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12月の中旬、鎌倉宮の神苑で鎌倉でもっとも遅い紅葉を鑑賞させていただきました。

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さらに北東に進むと世界遺産候補、永福寺(ようふくじ)跡に到着しました。ここは発掘調査によりとてつもない大寺院が建っていたのが分かってきました。武士は戦で死んていった者の祟りをとても恐れていたので、源頼朝は平泉の藤原氏との戦で死んで行った者を弔うために、当時としては珍しい二階建ての大寺院を建てたそうです。

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永福寺は平泉の寺院を参考に建立したそうです。いま、永福寺跡は歴史公園となっています。松尾芭蕉は平泉に行って俳句をよみました。「夏草や・・

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兵どもが夢の跡」永福寺跡の公園の夏草にチョウが飛んでいました。

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アカツメグサにイチモンジセセリが吸蜜に止まったところをパチリ。

35永福寺跡初夏アカタテハ静止.jpg

アカタテハも飛んでいました。

36永福寺跡初夏アカボシゴマダラ春型静止.jpg

裏山には春型のアカボシゴマダラが飛んでいました。鎌倉は中国産のアカボシゴマダラが最初に見られたところのようです。

37永福寺跡初夏ジャコウアゲハ静止.jpg

ジャコウアゲハもフワフワと裏山を飛んでいました。

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永福寺跡の散策路を登り、展望台からみた寺院跡です。永福寺跡のある地名は鎌倉市二階堂といい、永福寺からつけられているそうです。二階堂川もしかりです。

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永福寺跡を進むと二階堂川に架かっている通玄橋がありました。通玄橋の欄干は紅葉が飾られていました。ここで二階堂川沿いの道は二又に分かれます。今回は橋は渡らず、左側の山に向かって登る道を遡って行くことにしました。

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「ちはやぶる・・」在原業平の歌のように二階堂川を紅葉が流れ下ります。鎌倉の竜田川です。

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通玄橋の左側の道は、鎌倉でもっとも紅葉がきれいといわれている獅子舞へ行く道で、二階堂川は獅子舞の谷を流れ下って行きます。

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さすがの獅子舞も行った時期が遅かったため、銀杏の黄葉は全て葉を落としていました。しかし紅葉はすこしだけ残っていました。

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獅子舞の紅葉です。

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獅子舞の高いところはすでに紅葉も葉を落としていました。今年はもっと早い時期に再訪したいものです。

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獅子舞の頂上にある天園から見た初冬の獅子舞の谷です。

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獅子舞の最上部からは富士山がよく見えました。しかし写真に映っているように高圧電線の鉄塔がちょっと興ざめでした。

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永福寺跡にもどって、分かれ道を右側に曲がり、二階堂川に架かる理智光寺橋を渡りました。

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しばらく行くと理智光寺跡の石碑が建っていました。理智光寺は護良親王の打ち捨てられていた首級を埋葬した僧が建てた寺院だそうですが、今はあとかたもありませんでした。

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理智光寺跡の山上には護良親王のお墓があり、宮内庁が管理しているそうです。

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きつい階段を登ると親王のお墓がありました。

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下りの階段は谷底が見えるほど急なので、慎重に降りないと危ないのですが、参道の紅葉がきれいなので、ついついよそ見をしてしまいます。

60由比ケ浜で泳げtaiyakiくん2.jpg

由比ケ浜にあるたいやき屋で買ったたいやきを由比ケ浜海岸で食べました。毎日同じことの繰り返しで生きていますから、昔流行った歌のように、自由を求めて広い海を泳いだら(私の場合は狭い大地でも可。)面白いだろうなと思いました。しかし最後はおじさんに食べられてしまうので、良い子はまねしないで、焼きたてのうちに食べましょう。

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由比ケ浜に太陽が落ちようとしていました。夕日が落ちても、鎌倉の世界遺産候補とチョウの話しはまだまだ続きます。(話しは夕日とは関係ございませんが・・・オチがない。)
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冬桜はそっと咲く。第三章【キタキチョウ】 [神奈川県 鎌倉市]

新たな年を迎えることになりましたが、本年もよろしくお願いします。
昨年に引き続き世界遺産とチョウの話しをテーマとしたいのですが、今回も鎌倉市を流れる滑川のことで、前の話しの続きです。

00滑川の華の橋.jpg

滑川にかかる華の橋を渡ったところにたくさんの庚申塔がありました。石塔の中にはキモくて可愛い猿面の塔がありました。(猿面を訂正します。お釈迦様の石仏だそうです。)

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華の橋を渡ると竹の寺で人気のある報国寺に到着します。この日もたくさんの人が参拝されていました。

03報国寺枯山水と銀杏の落葉.jpg

報国寺の山門をくぐると枯山水の庭園があり、大きな銀杏が黄葉を白砂に落としていました。

04報国寺水盤に映る紅葉.jpg

その向かいには大きな石を彫った水盤があり、水面に紅葉が映っていました。

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紅葉、銀杏、山茶花に囲まれて五輪塔が建っていました。新田義貞の鎌倉攻めの際に戦死した新田軍と北条軍の石塔を由比ケ浜から集め、報国寺で供養するために建てた五輪塔だそうです。

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報国寺の参道で冬桜(十月桜)がそっと咲いていました。冬桜はそっと咲く第三章です。

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報国寺のやぐらは足利氏一族の墓(やぐら)で、足利尊氏の祖父、足利家時もここで眠っているのだそうです。

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竹の庭は約2,000本の孟宗竹があるそうで、ところどころに石仏や石塔がまつられていました。

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竹の庭の中にいると竹の香りで清々しい気持ちになるのですが、報国寺のリーフレットによると竹の庭の中を歩くだけで健康になるそうです。

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竹の庭には石灯籠がよく似合います。

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竹の庭には休耕庵という休憩所があり、抹茶をいただくことができます。桜や紫陽花、紅葉のシーズンは混み合って大変なのですが、これからのオフシーズンは竹の音を聞きながらゆっくりと抹茶を楽しみたいものです。

12報国寺竹の影絵.jpg

報国寺の竹の庭の入口の壁に竹の影絵が映っていました。風に吹かれて揺れる竹の影は風流そのものです。

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報国寺を出て、金沢街道に戻りました。華の橋とその下流にある犬懸橋の間の滑川にたくさんのコイが元気に泳いでいました。ここいらの滑川は川底がつるつるしているので、昔から滑川と呼ばれていたそうです。

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さらに行くと鎌倉最古の寺、杉本寺がありました。

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杉本寺の苔の階段です。

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茅葺き屋根の杉本寺の本堂です。

16杉本寺五輪塔.jpg

杉本寺の石塔は南北朝時代に南朝の北畠顕家に滅ぼされた北朝方の武士の供養塔だそうです。

17杉本寺キタキチョウ静止.jpg

杉本寺の入口にはキタキチョウが寒さにめげず、飛んでいました。

18滑川犬懸橋.jpg

滑川の犬懸橋を渡りました。橋のたもとには穴子丼で有名なお店があります。まだ入ったことはないけれど、並ばないと食事できないお店です。

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犬懸橋を渡ったところは、紅葉が真っ盛りでとてもきれいでした。

20滑川犬懸橋紅葉とカルガモ.jpg

紅葉の下を流れる滑川にカルガモの夫婦が泳いでいました。

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犬懸橋の先には田楽辻子のみちという裏道がありました。

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田楽辻子のみちの途中の脇道を山に向かって入ると、鎌倉時代に建っていた勝長寿院という寺院跡の石碑が建っていました。勝長寿院は別名大御堂と呼ばれ、鶴岡八幡宮、二階堂の永福寺(廃寺)と並ぶ鎌倉三大寺社のひとつだったそうです。大御堂はいまは跡形も無いのですが、石碑の隣に源頼朝の父、義朝の供養塔が建っていました。

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田楽辻子のみちをさらに進むと、鎌倉時代初期の名僧、文覚上人の屋敷跡の碑が建っていました。屋敷跡は大御堂への入口にある大御堂橋のたもとにあったそうです。

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大御堂橋に着きました。「釈迦堂切通しは通行禁止」の看板は他の橋にもたくさん出ていました。釈迦堂切通しは映画や小説に出てくる風情溢れるところなので早く復活してほしいものです。

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大御堂橋からみた滑川です。ここらへんを流れる滑川は、文覚上人にちなんで、かつては座禅川と呼ばれていたそうです。

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田楽辻子のみちは筋替橋が起点だそうです。現在、筋替橋は橋の下を流れる川が暗渠となってしまったので、橋のかけらもありませんが、交通の要所に石碑が建っていました。ちなみに筋替橋は、鎌倉でいわくのある10カ所の橋を選出した「鎌倉十橋」のひとつに選定されています。もう橋はないけれど・・

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滑川の支流に二階堂川があります。二階堂川のもっとも下流の橋は「歌の橋」といって「鎌倉十橋」のひとつです。橋のいわくに興味のある方はその筋の観光案内書等で確認してください。次は二階堂川を遡っていった話しをしたいと思います。(お約束は出来ませんが・・。チョウがたくさん飛んで・・・むふむふ。)
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イチョウとキチョウと天狗の仲間たち【キタキチョウ、テングチョウ】 [神奈川県 鎌倉市]

鎌倉にある御霊神社は、朱塗りの柱などがない地味な神社ですが、参拝客が途切れることのない人気の神社です。

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御霊神社にある数本の大きなイチョウの木々は、葉が黄色くなって落ちるまで順番があるようです。

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お参りに訪れたときは、左端の大きなイチョウの木が黄葉の真っ盛りで、見上げると青空に黄葉が映えていました。

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いずれも大きなイチョウの木なので、落ち葉掃除がたいへんそうでした。

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イチョウの落ち葉に囲まれて天狗の団扇、ヤツデが葉を広げていました。

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日差しが射す参道にキタキチョウが翅を休めていました。

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御霊神社は夫婦銀杏という大樹があり、ギンナンがたくさんなるそうですが、お参りに訪れた時はすでに葉を全て落としていました。(ギンナンもありませんでした。)

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御霊神社の境内にある稲荷神社の横を江ノ電が通りすぎます。

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江ノ電のタイムマシンに乗って時間を遡りましょう。

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毎年9月18日は御霊神社の例祭の日です。今年は日曜日だったので大勢の参拝客が訪れていました。時折、小雨が降ったので、鎌倉神楽は本殿の中で奉納されていました。

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鎌倉神楽の最後はもどきという舞で、山の神の面をかぶった神職が、参拝客に縁起物を撒いてくださるのですが、その仕草がコミカルで笑いを誘います。

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鎌倉神楽が終わり、次は面掛行列が始まります。面掛行列の先頭は天狗の仮面をかぶった猿田彦が務めます。

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獅子頭を先頭に面をかぶったが面掛衆が集合しました。面掛行列は鎌倉を代表する歴史あるお祭りです。

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面掛行列には奈良時代から伝わる舞楽面や田楽面を付けた10人の面掛衆が、御霊神社近くにある星の井通りを練り歩きます。

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御霊神社では、鎌倉・江の島七福神の福禄寿の御朱印をいただけます。面掛行列の中に福禄寿の面を被った者がいました。普段、福禄寿の面は御霊神社の宝物庫の中に大切に納められています。

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おかめは大きなお腹を抱えた妊婦です。女性がおかめのお腹を触ると安産になるそうです。ちなみにおかめと産婆役の女も女装した男性が務めています。

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御霊神社の御神輿も歴史は古く、鎌倉市の文化財に指定されているそうです。

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御霊神社の門前にある力餅屋さんには、面掛行列の面々を模した福面まん頭が売られています。御霊神社にお参りした後、福面まん頭を食べて、さらに福と禄と寿のパワーアップを図りました。

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チョウの世界の天狗こと鼻(?)の長いテングチョウが枯れ葉の上に静止していました。テングチョウは成虫で越冬します。いまはどこで冬眠しているのでしょうか。見かけたら寿を少しだけ分けてあげしましょう。
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冬桜はそっと咲く。第二章【キタテハ】 [神奈川県 鎌倉市]

しばらくブログをお休みをしていましたので、「ブログの更新してないけど、やめたの?」と、友人から指摘を受けました。いいえ、やめてません。ただメタボ対策で「休日は1日3万歩を歩こう!」と心に決めましたので、そのせいか夜も浅いうちに疲れた体と心が眠気を誘い・・・ムニャムニャムニャ・・・。
今年のブログは「神奈川県の世界遺産候補:鎌倉にある朝比奈切通」から始めましたので、そっと、そっとその続きを始めます。しかし、季節は年の暮れ。チョウなんて滅多に飛んでいません。
そこはご容赦くださいませ。

01晩秋の朝比奈切通.jpg

晩秋の朝比奈切通です。この時期、鎌倉の街中は大にぎわいですが、ここはとても静かでした。

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朝比奈切通の入口にある太刀洗川の滝。

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鎌倉五名水のひとつ、太刀洗水は勢いよく流れ落ちていました。太刀洗川の清流は下流の泉橋で滑川と合流します。今回、ここから滑川沿いに歩いてみました。

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滑川の上流は別名「胡桃川」というそうですが、ここの川底はいかにもぬるぬるしているようで、滑川の呼び名の方が合っているような気がします。

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滑川の告示板は汚らしいのですが、現在位置がよくわかりました。今は泉水橋にいます。

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泉水橋から滑川の上流を遡ると光触寺があります。滑川に架かる赤橋の光触寺橋を渡って行きました。

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光触寺の塩嘗め地蔵です。朝比奈峠がある金沢街道は鎌倉時代の商工業の重要道路。かつては金沢八景の港から鎌倉に塩が運ばれて来たそうです。商人は旅の無事を祈ってお地蔵さんに塩を納めていたようです。

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ご当地の起こりは、この十二所神社です。十二所はジュウニソと読みます。

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十二所神社から下って青砥橋に着きました。青砥橋から見た滑川です。

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青砥橋を渡り、ちょこっと住宅街に向かったところに、鎌倉時代の優秀な行政及び司法の長官、青砥藤綱が住んでいた邸宅があったという石碑が立っていました。鎌倉幕府の質実剛健の風土はこの青砥藤綱の影響があったそうです。その話しは、別の機会に・・いずれ・・いつか・・

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滑川をさらに下ると鎌倉五山の第五位、稲荷山浄妙寺の山門が見えてきました。

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浄妙寺は花の寺で有名ですが、紅葉もきれいです。紅葉と黄葉の木々が本堂を彩り、鮮やかに染めていました。

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浄妙寺には枯山水の庭園を眺めながら抹茶をいただける喜泉庵があります。今日はここで休憩しました。

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上生菓子は鎌倉の高級和菓子店「美鈴」の柿の練りきりでした。

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浄妙寺の紅葉は真っ盛りでした。

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浄妙寺の散歩道には紅葉と並んで冬桜がそっとそっと咲いていました。同じ桜でも春のソメイヨシノのような豪華さは全くありませんが、

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そんな冬桜の生き様が大好きです。

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小さな花びらは、うす桃色に染まっていました。

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艶やかな名残りの紅葉。

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銀杏は風に吹かれて豪快に葉を落としていました。地上には黄葉が幾重にも重なっていました。

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銀杏が黄葉を落とすと、すぐに蝋梅が黄色い花を咲かせていました。途切れることのない黄色の彩り。

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キタテハが鎌倉五山の第三位、寿福寺で飛んでいました。残念ながら浄妙寺ではチョウを撮ることが出来ませんでした。チョウは飛んでいたのですか・・止まらない。

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浄妙寺は足利家に縁があるそうです。足利尊氏の父、貞氏の墓や、言い伝えですが弟の足利直義は、このやぐらの中で眠っているそうです。

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鎌倉の名の発祥伝説がある鎌足稲荷神社。藤原鎌足がここに鎌を埋めたことから鎌倉の名前が・・伝説ですが・・

25華の橋にはカモがいっぱい.jpg

浄妙寺を後に滑川に戻りました。滑川にかかる「華の橋」の下でカルガモが群れていました。ここからは鎌倉の有名寺院のオンパレードですが、それも次回以降に・・

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滑川の河口は、西側に由比ケ浜海岸、東側に材木座海岸が広がります。由比ケ浜海岸の駐車場の一角に「さくら貝の歌」の歌碑がありました。

27由比ケ浜桜色の貝でさくらばな.jpg

さくら貝の貝殻を探しましたが、見つけることができませんでした。そこで桜色の貝殻で桜の花を作りました。今日から冬の桜のようにそっと復活しました。
タグ:キタテハ
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