皇帝の害には罪がない【アカボシゴマダラ】

季節は風薫る５月下旬のことです。
横浜市にある舞岡公園に行ってきました。



ここには河童が出るという伝説の池がある・・らしいのですが・・
います・・



この日はヤマボウシが陽の光を浴びて、ちょっと暑苦しそうな日でした。



河童の池のわきで、大型の白っぽいチョウが吸水していました。
今は日本で生まれましたが、原産国はお隣、中国のアカボシゴマダラです。
横浜市内の公園では、このチョウが皇帝のように君臨して、
ケンカしても他のチョウを圧倒しています。
他のチョウにとって「コウテイエキ（皇帝役）」といいましょうか・・



アカボシゴマダラはとても生命力が強いと思われ、同じような境遇でも
いつの間にか消えてしまうホソオチョウとは、比較にならないのでは・・



特に昆虫酒場では、他の物を寄せ付けません。
日本のゴマダラチョウはどこに行ったの・・お目にかかりたかったのに。



誰かが、勝手に放ったといわれていますが、コウテイエキは一向に収まりません。
でも、アカボシゴマダラには罪がありません。放った人間が悪いのです。



富弘さんも「誰も傷つけなかった」と罪を否定しています。
（ホントは微妙に違いますが・・何か）



河童の池にはオオガハスの花が咲いていました。
このハスの仲間だってルーツは中国から来たかもしれない。
（口蹄疫の被害にあわれた方の心からお見舞い申し上げます。）

タグ：アカボシゴマダラ

コメント 2

赤星君も細尾君も会ってみたいです。
by こぎん (2010-06-13 22:29) 

こぎんさん。
私もホソオチョウにお会いしたいのですが、
神奈川県内からはとっくにいなくなってしまったみたいです。
by アサギいろ (2010-06-14 23:47)