三崎日記1【ウラナミアカシジミ】 [神奈川県 三浦市]
ちっちゃなちっちゃな大自然が三浦市にある小網代の森です。
ここは清水湧く源泉から海岸の河口まで一本の川に沿って、深い森が広がっていて、
専門的には関東地方で唯一の完全な形で残る集水域生態系の森と知られています。
残念なことに近くの三崎口駅周辺は大規模な開発が行われ、周りの森が失われています。
この季節はゼフィルスと呼ばれるシジミチョウの仲間が森のなかをキラキラと
飛び回ります。学名で黄金と名付けられたアカシジミ類はゼフィルスの代表選手。
平成18年6月5日午後6時30分 トトロが出て来てもおかしくない暗い森に
ウラナミアカシジミが飛んでいました。
おっととろ、腹減ったからラーメン食いに帰ろ!
ウラナミアカシジミのone point
翅表の色はアカですがミドリシジミの仲間に分類されます。ミドリシジミの仲間は通称「ゼフィルス」(ヨーロッパに春をもたらす西風の神様の意味)と呼ばれ、たいへん人気のあるチョウの仲間です。翅裏もそれぞれ個性があってきれいですが、翅表は緑や青などの金属光沢があるものが多く、飛んでるときもキラキラしてきれいです。
ウラナミアカシジミは、クヌギ林のある雑木林に生息し、夕方になると活発に活動するとされています。このチョウも夕方にいました。かつては東京近郊にも生息していたらしいのですが、現在、神奈川県でも雑木林の減少でその数を急激に減らしているそうです。シジミチョウにしては大型のたいへんきれいなチョウですので大切にしたいですね。
タグ:ウラナミアカシジミ
小網代の森って素敵なところなんですか?私もいってみたいな。その時はアサギいろさんに案内してもらいたいな。
by 少女M (2006-06-07 11:06)
少女Mさんコメントありがとうございます。
小網代の森は仕事帰りに寄っていますが、くもの巣がすーーごく多くて、
しかも夕方遅いのですごーーく不気味です。マムシもたくさんいます。
職場では、きっとアサギいろは不気味な森に出入りする変質者と思われています。少女Mさんがまともならやめたほうがいいと思います。
そんななかで、ウラナミアカシジミの写真が撮れたのは実は奇跡に近かったのですが・・・。
by あさぎいろ (2006-06-07 22:24)