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三崎日記(11)【コジャノメ・オオミズアオ】 [神奈川県 三浦市]

久々のブログです。そしてヒサビサの三崎日記です。
小網代の森.jpg

この日はずーーーっと曇り空で時折の雨模様。三浦市にある小網代の森は暗い不気味な森となっていました。

コジャノメ.jpg

雨模様なのに、チョウの仲間は飛んでいて、コジャノメとジャコウアゲハとカラスアゲハを見かけました。
でも、何とか写真に撮れたのは、このコジャノメだけでした。

タツナミソウの仲間.jpg

タツナミソウの仲間が咲いていました。種類はわかりませんでした。

オオミズアオ.jpg

暗い森に月夜の女神「アルテミス」と名付けられたオオミズアオが葉にとまっていました。
オオミズアオはガの仲間でチョウではありません。でもきれいなガなのでたいへん人気があるそうです。
小網代の森は今年もドクガが大繁殖しそうです。あーーーーあ。(落胆)

前回のコジャノメの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2007-06-25

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三崎日記10【ヤマトシジミ】 [神奈川県 三浦市]

神奈川県三浦市にある三浦海岸では今日、花火大会が行われました。
絶好の花火日和で、蝶の形に帯を結んだ浴衣を着た若い娘さんが大勢繰り出していました。
日本の夏、金蝶?の夏ということで、蝶の花火が打ち上げられました。

三崎のある昼下がり。ヤマトシジミのオスがきれいなメスに精一杯のダンスで迫ります。

残念ながらこのオスは振られてしまいました。別の所では恋を実らせ無事交尾。おめでとう。

また、あるところでは、カタバミの葉に産卵していました。葉に白い卵が付いていますが・・
見えないかも。ごめんなさい。

打ち上げ花火の日は、恋の花火もあちこちで打ち上げられたようです。

他のヤマトシジミの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-07-28

ヤマトシジミのone point


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三崎日記8【モンキアゲハ、ナミアゲハ】 [神奈川県 三浦市]

三浦市の剣崎灯台の近くに松輪漁港があります。「松輪の鯖」のブランドで有名になりました。
「松輪の鯖」は東京湾で獲れるおいしい鯖。でも、高いので、私には食べることができません。

7月初旬、剣崎灯台付近の海岸の岩場は、ヤマユリに変わってスカシユリが咲きはじめます。

スカシユリは多くの園芸ユリの原種です。ユリ独特の芳香はありません。
香りのないユリはたぶんスカシユリが原種です。スカシユリは育てやすく丈夫です。

三浦半島にはそんなスカシユリが咲く海岸の岩場が点々と残っています。
三浦半島の突端、城ヶ島の岩場にも咲いていました。

東京湾を行き交う船が見えます。北には東京湾の入り口、浦賀水道があります。

伊豆半島にもスカシユリはたくさん咲いていますが、モンキアゲハが飛んできました。

ナミアゲハも飛んでいました。伊豆の植物園の隣にあるユリの園はたくさんのユリが咲き乱れます。

私の性格は「鯖を読む」ことが好きです。(数が数えられなイイカゲンな男。)
なお、性格は「松輪の鯖」とは一切関係ありません。

他のモンキアゲハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-12
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-30
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-07-06
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-08-16
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-10-15

他のナミアゲハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-07-06
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-07-30
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-08-23

モンキアゲハのone point
モンキアゲハの黄白斑といわれているのはどう考えても白斑と思います。図鑑によると若い個体は白色で、老齢になると黄白色に変化するそうです。台湾にもいますが「白紋鳳蝶」と呼ばれています。こちらのほうが正しいと思いますが・・・。

ナミアゲハのone point
アゲハは市街地で最も見られるアゲハチョウの仲間です。幼虫が庭木のカラタチやサンショウをはじめ広く柑橘類を食べるからでしょう。ナミアゲハには単に「アゲハ」という別名があります。台湾では「柑橘鳳蝶」と呼ばれています。こちらのほうが他の蝶と区別しやすいと思いますが・・・。


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三崎日記7【ルリシジミ・ベニシジミ】 [神奈川県 三浦市]

三浦市の相模湾側に小網代湾と油壺湾に挟まれた油壺という半島みたいなところがあります。
油壷湾にはたくさんのヨットがセールを休めています。

油壷の岬の先には東京大学理学部付属三崎臨海実験所の施設があり、
そこには昭和の古き良き研究施設の面影を残したレンガ造りの建物が建っています。
怪しい?建物と南国的雰囲気が妙にマッチして、ウルトラマン世代のお父さんたちには、
怪獣特撮番組のワンシーンをフラッシュバックして、涙物と思います。(東大さん、ごめんなさい。)

そこの入り口にヤマユリが咲いていました。アゲハの仲間が上空を飛んでいました。
怪しい人と思われ、蚊に刺されながら・・・でも今回も・・・チョウにはよくある事と気を取り直して。

ベニシジミが春型から夏型に衣替え。花もハルジオンからヒメジョオンに変わりました。
チョウで感じる季節の移り変わり。

トウネズミモチの花?が咲いていました。ルリシジミのいいお食事処です。

東大の赤レンガの建物をバックにべ二シジミも蜜を吸っていました。

他のベニシジミの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-09
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-07-29
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-10-26

他のルリシジミの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-08
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-19
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-09-17

ベニシジミのone point
ベニシジミはシジミチョウ科ベニシジミ亜科で他に仲間はいません。

ルリシジミのone point
ルリシジミはシジミチョウ科ヒメシジミ亜科で他にヤマトシジミやツバメシジミなどたくさんのチョウの仲間がいます。


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三崎日記6【ルリシジミ】 [神奈川県 三浦市]

引き続き、小網代の森です。今回はルリシジミのルリちゃんが案内役をします。

ルリちゃんが森の入り口にあるヤマクワの木にテンパっていました。
ホントはゼフィルスの仲間のウラゴマダラシジミと思ったのですが、
ルリちゃんの彼女でした。ザンネ・・・ン ・・?

ルリちゃんが中流のぬかるみで吸水をしていました。
ちなみに水を吸うのはほとんどオスで、ルリちゃんたちは
ここで時に激しく追いかけ合いをします。けんかはしないでね。

河口の干潟です。ルリちゃんがその仲間たちを紹介します。

「小網代の森の象徴、アカテガニ君です。恥ずかしがり屋なので、片目は葉に隠しています。
夏の夜の干潟はアカテガ二君の産卵シーンを見ようと大勢の方がいらっしゃいます。

コメツキガ二君は穴から出てきては、はさみを上下しています。
まるで戦時映画の悲しき場面、一升ビンでお米をついている姿に似ています。

そして、わたしも干潟でチューチュー。」以上、紹介、ごくろうさまでした。

小網代の森の中流から河口の干潟にかけてはぬかるみがひどく長靴がぜったいです。

とくに下流の大湿原は泥だらけになります。ここは「トトロの・・・」とよばれているそうですが、
「ドロドロのヤブコギ」がぴったりです。そして河口の干潟の終点には案内板があります。

小網代の森に興味のある方は「小網代の森フィールドだより」のホームページをご覧ください。

http://www.asahi-net.or.jp/~JD9H-NMMT/index.htm

他のルリシジミの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-08
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-20
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-09-17

ルリシジミのone point
ルリシジミの幼虫はバラの仲間、マメの仲間、ブナの仲間の植物を食べることができるようです。そのため、ユーラシア大陸から北米大陸まで広く生息しています。


タグ:ルリシジミ
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三崎日記5【カラスアゲハ】 [神奈川県 三浦市]

三浦市にある小網代の森にひさしぶりに入りました。
このところ、夕方の小網代参りはヤブカと毛虫の大攻勢に負けていました。
先日は首筋に毛虫が落ちてきて、さすがに背筋がぞーっとしました。
もっともいつも行くのはチョウの出る上流から中流の一部で、
そこまでなら、なんとか運動靴でいけます。(本当は長靴でないといけないらしい。)

さっそくのカラスアゲハのお出迎え。吸水をしていました。

近づいたらさっと逃げて、近くの木の葉にとまりました。

中流域は不思議な世界です。なにか熱帯ジャングルに迷い込んだ雰囲気です。
ただし、たくさん聞こえる鳥の声はウグイスやホトトギスなどで、ワライカワセミはいません。

ヒガシカワイトトンボが一見弱弱しく飛んでいます。青い胴体に茶色の翅がきれいです。

小網代の森の象徴、アカテガニが木に登っています。
普段は森にすむカニで、夏の大潮の夜、河口の干潟で感動のドラマを見ることができます。

干潟の出口にヤマユリが咲いていました。暖かい三崎は今がヤマユリの盛りです。

伊豆で撮影したものですが、ヤマユリにカラスアゲハが吸蜜に訪れました。

他のカラスアゲハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-08-31
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-09-18

カラスアゲハのone point
成虫は年2回発生するようです。ミヤマカラスアゲハというよく似ている別種がいて、見分けるのが大変なようですが、私はミヤマカラスアゲハをまだ見たことがありません。ぜひ写真に撮りたいものです。神奈川県ではカラスアゲハは低地にもいますが、ミヤマカラスアゲハは丹沢や箱根の標高の高い地域に生息しているようです。でも、都会の都市公園でカラスアゲハは見かけません。自然が豊富じゃないとね。


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三崎日記4【モンシロチョウ】 [神奈川県 三浦市]

ユリの花が咲く季節になりました。
三崎口駅前の花壇にもテッポウユリが咲きました。

残念ながら、せっかく咲いたのに雨ですぐにだめになってしまいました。

マグロの水揚げで有名な三崎港に行く通り沿いにラベンダー広場があります。
今はラベンダーの花盛り。そこを通るたびに紫のさわやかな香りが気分をよくさせます。

夕方、モンシロチョウが花にぶら下がって寝ていました。

ラベンダーの香りできっといい夢が見れることでしょう。
ちょっとうらやましい。

他のモンシロチョウの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-26
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-07-08

モンシロチョウのone point
成虫は主に日当たりの良い耕作地で飛んでいます。幼虫はキャベツやダイコンなどの野菜を食べています。と書くとなんて健康的な生活なんだなぁ。日本各地で、早春から晩秋まで、暑ーーい夏を除いて飛んでいるし、子供から大人まで童謡で歌われてきたので、日本を代表するチョウのように親しまれていますが、世界中(アフリカと南アメリカを除く)で飛んでいるようです。


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三崎日記3【モンキアゲハ】 [神奈川県 三浦市]

梅雨に入りました。
私の中ではいよいよユリとチョウの季節になりました。ユリの仲間は、ねばねばなオシベとその独特な形で主にアゲハの仲間に花粉を運んでもらっています。花粉が服や手について取れなくなったこと、ユリ好きの方なら経験ありますよね。

三崎は6月中~下旬に剣崎灯台の周辺でヤマユリが咲きます。地元の方の話では昔はもっとたくさん・・・。よくある話です。

去年のユリです。海岸沿いに転々と咲いていて、海には漁船が行き交います。

このユリはちょっと盛りを過ぎていました。今年はいつ頃咲くのでしょう?
この季節はお天気とも相談です。

もし、歩くのであれば足回りはしっかりと・・。

7月初旬、伊豆で撮りました。大きなモンキアゲハはユリの花に負けてませんね。
三崎でも海とヤマユリとアゲハチョウのコラボが楽しみたいものです。

他のモンキアゲハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-29
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-30
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-07-06
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-08-16
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-10-15

モンキアゲハのone point
神奈川県では最も大きなアゲハの一種で、横浜の市街地でも見かけます。これは世界的に見るととても珍しいようです。アゲハの仲間のような大型のチョウ類が先進国の都会で見られるのはどうも日本ぐらいのようです。もっともアゲハの仲間は熱帯アジアに多く、また緯度の高いヨーロッパや北アメリカの大都市にはそれほど多くはいない・・と新聞で読んだことがあります。都会でもアゲハの仲間が舞う日本はもともとは自然豊かな国のはずですが・・・大切にしないとね。


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三崎日記2【ルリシジミ】 [神奈川県 三浦市]

晴れた日は三浦市にある小網代の森に出かけます。
昨日は夕方から日が射し絶好のアカシジミ日和。
小網代の森の上空をアカシジミがピューと飛んでいました。

でも惨敗、収穫なし。そうは問屋が卸さない。

閑話休題

その前日は6時ごろから小雨模様。暗い森がよけいに暗くて・・・
ぶきみな静けさ・・・・。マムシが怖い。

細い道をたどって、暗い森がパッと開けたところに来ると、
足音に驚いてルリシジミが瑠璃色の翅を光らせながら、
ぐちゃぐちゃなぬかるみから飛び立ちます。

フラッシュをつけて撮影したのでまぶしかったらしく、しばらく前脚で眼をこすってました。
2度もびっくりさせてごめんなさい。
いつも楽しく写真を撮らせてくれるルリちゃんには感謝 感謝

他のルリシジミの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-19
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-20
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-09-17

ルリシジミのone point
(本音1)オスの翅表が瑠璃色なのでルリシジミといわれていますが、思うにツバメシジミの翅表のほうがよく言われる瑠璃色だと思うのは私一人だけではないでしょう。だいたい翅を軽々しく開いてくれないので・・確かめることがむずかしい。
(本音2)春先はたくさん飛んでいるので、ヤマトシジミやツバメシジミとの区別がわかりにくい。アメリカじゃこの仲間を「ブルー」と呼んで一緒くたにしているらしい。私はヤマトシジミとは目の色で(黒目、ヤマトシジミは茶色い目)ツバメシジミは尾っぽの有無で区別しています。


タグ:ルリシジミ
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三崎日記1【ウラナミアカシジミ】 [神奈川県 三浦市]

ちっちゃなちっちゃな大自然が三浦市にある小網代の森です。
ここは清水湧く源泉から海岸の河口まで一本の川に沿って、深い森が広がっていて、
専門的には関東地方で唯一の完全な形で残る集水域生態系の森と知られています。
残念なことに近くの三崎口駅周辺は大規模な開発が行われ、周りの森が失われています。

この季節はゼフィルスと呼ばれるシジミチョウの仲間が森のなかをキラキラと
飛び回ります。学名で黄金と名付けられたアカシジミ類はゼフィルスの代表選手。

平成18年6月5日午後6時30分 トトロが出て来てもおかしくない暗い森に
ウラナミアカシジミが飛んでいました。

おっととろ、腹減ったからラーメン食いに帰ろ!

ウラナミアカシジミのone point
 翅表の色はアカですがミドリシジミの仲間に分類されます。ミドリシジミの仲間は通称「ゼフィルス」(ヨーロッパに春をもたらす西風の神様の意味)と呼ばれ、たいへん人気のあるチョウの仲間です。翅裏もそれぞれ個性があってきれいですが、翅表は緑や青などの金属光沢があるものが多く、飛んでるときもキラキラしてきれいです。
 ウラナミアカシジミは、クヌギ林のある雑木林に生息し、夕方になると活発に活動するとされています。このチョウも夕方にいました。かつては東京近郊にも生息していたらしいのですが、現在、神奈川県でも雑木林の減少でその数を急激に減らしているそうです。シジミチョウにしては大型のたいへんきれいなチョウですので大切にしたいですね。


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