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鎌倉でナガサキに出会った【ナガサキアゲハ】 [神奈川県 鎌倉市]

昔、戦争や飢饉が当たり前だった頃、ユリは食用となりました。そのため、農家の庭先や田んぼのあぜ道、そして寺院の庭には非常食としてオニユリが植えられていました。その名残りで鎌倉の寺院の庭には、暑い盛りの時期になるとオニユリが風に揺れています。

小さな神奈川県でも南の三浦半島と北の丹沢山地とでは気温の違いが体感できます。
三浦半島の付け根に位置する鎌倉は暖かいのでしょうか、寺院の庭にオニユリが咲く頃になるとモンキアゲハと並んで本来、南国のチョウ、ナガサキアゲハが吸蜜に訪れます。

遠く九州から飛ばされてきてのでしょうか。翅がちょっと痛々しいのですが、前翅の付け根の赤い斑点はナガサキアゲハの特徴です。

いえいえ、長崎からがんばって飛んできたのかもしれません。ナガサキアゲハのおすは、アゲハの仲間の特徴である後翅の尾が無く、翅表は黒灰で赤い模様がありません。メスは白が多くて、きれいですが、残念ながらいませんでした。

地球温暖化の影響でしょうか。標高の高い丹沢でもナガサキアゲハを見ました。

おしべが切られて痛々しいオニユリですが、ナガサキアゲハのお食事には影響がありません。

それは、3年前の北鎌倉のお寺での出会いですが、今年もたぶん元気に飛んでいることでしょう。

他のナガサキアゲハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-10-12

ナガサキアゲハのone point
チョウの図鑑によると三浦半島では一番見かけるアゲハの仲間になったと書いてありました。鎌倉では天下を取った模様です。三崎はどうなんだろう。まだあまり見かけませんが・・・。時間の問題か。


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