南アルプスのチョウたち（その１０）【ミドリヒョウモン】

８月の南アルプスの広河原は登山者でにぎわいます。



広河原は高山植物も豊富です。クサボタンはたくさん咲いていました。
花がくるっと反り返っています。



ソバナは若芽を仙人がよく食べたそうです。そういえば仙人に会ってないなぁ。
元気に蕎麦を食べていればいいのですが・・・



７月の広河原の林道を猛烈な勢いで駆け抜けているチョウがいました。
写真を見て初めてわかりましたが、ミドリヒョウモンの求愛飛翔でした。



「山梨の蝶」によるとメスのはばたきが、ストロボ光のようにひかり、それを見たオスがピピッと刺激され、
このような猛烈な求愛飛行をするそうです。



南アルプスの前衛にある入笠山にメスのミドリヒョウモンが吸蜜していました。
入笠山はチョウがたくさん見れる山として有名なところです。



翅を閉じても広げても、残念ながら、私はピピッとはきませんでした。
（そりゃそうでそうですね。）

タグ：ミドリヒョウモン

コメント 4

こんにちは。
八千穂高原でミドリヒョウモンをみました。
きっと、ずっと前から見ていたのだけれど蝶々に興味がなかったときは気が付かなかったのかも。
サンメドウズでは、アサギマダラが数十匹も乱舞していました。
シロチョウに出会って以来、自分の中で世界が広がったなぁと思います。
これも、アサギいろさんのおかげです。
by ｍａｍｉｒｅ (2008-09-07 10:19) 

mamireさん
エゾスズランの種名が分からず困っていました。
mamireさんのおかげで分かりました。
わたしも助かっています。
by アサギいろ (2008-09-15 23:39) 

ええええっ？
そうだったのですか？
でも、絶対エゾスズランですよね。
クサボタンはすごく可愛いです。

by ｍａｍｉｒｅ (2008-09-17 15:33) 

mamireさん
神奈川県でエゾスズランが絶滅に瀕している原因は園芸目的の採取だそうです。（「追われる生き物たち」神奈川県立生命の星・地球博物館編）
野生ランは愛好家がすぐに盗掘するから気を付けてくださいね。
by アサギいろ (2008-09-21 21:06)