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C蝶ごとばにご用心【シータテハ】 [山梨県]

富士山が世界遺産に登録されるそうで、おめでとうございます。

世界遺産富士山.jpg

富士山の裾野にあるシバザクラ園に行ってきました。

シバザクラの園.jpg

シバザクラのカーペットから望まれる端正な富士山がとても絵になります。

色とりどり.jpg

シバザクラは、サクラ色以外に、赤、白、ムラサキと色とりどり。

白いシバザクラ.jpg

白いシバザクラ。

シバザクラ.jpg

白とピンクの2色シバザクラはとても綺麗。

シータテハ開翅.jpg

濃いピンクのシバザクラにタテハチョウの仲間がいました。
普通に見られるキタテハ・・と、思いきや・・・

翅に輝くCの文字.jpg

翅に輝くCの文字。なかなかお目にかかれないシータテハじゃないですか。
C蝶にだまされるところでした。C蝶にご用心。
タグ:シータテハ
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春の妖精を探しに【ツバメシジミ、ベニシジミ】 [山梨県]

お久しぶりです。いろいろなところに出かけてはボーズして泣いてます。

富士山の裾野.jpg

春と夏に現れるチョウの妖精を探しに富士山の裾野に行きました。
この日は朝から天気が良かったので、渋滞に巻き込まれ、到着が予定より大幅に遅れました。
富士の女神様は、ややご機嫌ななめで、トキタマ端正なお顔をお見せになられます。
そして、こーんな広くて妖精はどこにいるの。

富士の妖精.jpg

残念ながら妖精との出会いは夢の中となってしまいました。
夏に再アタックです。

キジムシロ.jpg

草原には黄色い花がたくさん咲いていました。キジムシロかなあ。

ツバメシジミ吸蜜.jpg

ていうか、実はここではチョウに出会うことができなかったのです。
釣りでいうところの「ボーズ」でした。
このチョウ(ツバメシジミ)は、隣の箱根の山で出会ったものです。
私のブロブはチョウの観察記録じゃないのでお許しを・・・

ベニシジミ吸蜜.jpg

ついでに箱根で出会った青星ルビー(ベニシジミ)です。

ニオイタチツボスミレ.jpg

富士の裾野の草原にはいろいろなスミレの花が咲いていました。
ニオイタチツボスミレの花からはとてつもなく爽やかなニオイが香ります。
スミレの花のニオイは癖になりそうです。

トウカイスミレ.jpg

かわいらしいトウカイスミレも咲いていました。

アカネスミレ.jpg

大きな花のアカネスミレと

サクラスミレ.jpg

とても大きな花が咲くサクラスミレも咲いていました。

仕方がないので場所を移動して富士山の裾野に咲く桜見物に行ってきました。
つづく・・・・
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クマVsヒョウの勝者は・・【ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモン、ツマグロヒョウモン、アカタテハ】 [山梨県]

今年は各地でクマが人を襲い、そのため射殺される事件が相次いでいます。クマに襲われた方に対しお見舞い申し上げるとともに、クマも餌が無くてかわいそうだなと思ってしまうこの頃です。
今回も前回からの続きで、神奈川県と山梨県の県境の山での出来事です

ブナ林の散歩道.jpg

ブナ林の散歩道はクマが大好きなところです。ブナの実はたいへんおいしく、人も生で食べられます。でも実は小さいけどね。

富士の周りを流れる雲.jpg

ブナ林を抜けるとそこはカヤトが広がる別世界となります。

ナワシロイチゴの実.jpg

クマの好きそうなイチゴの実がなっていましたが、クマは食べるのかなぁ・・。私は少しいただきました。

クサイチゴの実.jpg

クサイチゴといっても、木でできています。これもいただきました。
おかげで二ノ腕の毛が少し濃くなったような気がします???

ミドリ、タイアザミで吸蜜.jpg

山頂にはクマならぬヒョウの軍団が飛び交っていました。このチョウはミドリヒョウモン。私の心の中では縁が薄いミドリちゃんと呼んでいます。

ウラギン、マツムシソウで吸.jpg

山頂にはマツムシソウが咲いていて、ウラギンヒョウモンが吸蜜に訪れていました。そうなると同じようにギンちゃんと呼ばせてください。

ツマグロオス、イタドリで吸.jpg

本来は南国のヒョウモンチョウの仲間、ツマグロヒョウモンが山頂で飛び交っていました。

ツマグロオス、マツムシソウ.jpg

ツマグロヒョウモンが蜜がおいしそうなマツムシソウの上でお食事タイムを楽しんでいました。

ツマグロオス、開翅.jpg

ツマグロヒョウモンのメスとオスは翅の模様が違います。オスは普通のヒョウ柄模様です。
今回はクマンバチが見られなかったので、ヒョウモンチョウの圧勝です。

アカタテハ、イタドリで吸蜜.jpg

おまけは、アカタテハです。ここら辺のアカタテハは美人さんぞろいです。
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秋の七草とチョウ【ヒメキマダラヒカゲ、ジャノメチョウ、コジャノメ、ヒメジャノメ】 [山梨県]

前回からの続きで、神奈川県と山梨県の県境の山での出来事です。この山には森のくまさんがたくさんいるので、クマ除けに白い貝殻の小さなイヤリング、いえいえ、違います。大きなベルや鈴をつけて行きましょう

ススキ、山中湖ヒカル.jpg

中腹は一面のススキの草原。昔、日本の屋根といえば茅葺が多かった時の名残りです。このような草原は急速な勢いで失われていますので、草原に暮らすチョウはピンチです。

ヤマハギ.jpg

秋の七草に代表される日本の草原の花のひとつはヤマハギ。万葉の時代からたくさんの歌に登場してきました。代表作は・・・。長くなるのでやめます。

やさしいカワラナデシコ.jpg

大好きなカワラナデシコも草原を代表する秋の七草の一つです。

ヒヨドリバナ.jpg

ヒヨドリバナは、秋の七草のひとつフジバカマといわば兄弟のようなものです。兄弟といえば・・

コジャノメ静止.jpg

富士山周辺のハイキングコースにある林の中のやや暗いにいたコジャノメと麓の開けたやや明るいところにいたヒメジャノメはよく似た兄弟のようです。このチョウは縦線が紫を帯びているので、コジャノメです。

ヒメジャノメ静止.jpg

このチョウはヒメジャノメ。コジャノメとよく間違いやすいので、注意しないとね。
 「そんな面倒なこと、普通のひとはやらないよ。」と影の声が・・・頭の中でうずく。

ヒメジャノメ開翅.jpg

ヒメジャノメは、時たま、パタっと翅を広げます。タイミングを合わせてパチリ。

ヒメキマダラ、イタドリ.jpg

同じヒメはヒメでもこちらの方はヒメキマダラヒカゲです。

ヒメキマダラ、イタドリで吸.jpg

ヒメキマダラヒカゲは、ジャノメチョウの仲間の中では、最も山奥に住むもののひとつです。

ヒメキマダラ静止.jpg

ヒメキマダラヒカゲがイタドリで吸蜜を終えて、そろそろ飛び立とうとしています。バイバイ。

ジャノメチョウ吸蜜.jpg

ジャノメチョウは、ヒトの姿を見るとすぐに藪の中に隠れて、なかなか全身を撮らせてはくれません。

ジャノメチョウ開翅.jpg

今日は疲れたので、これまで・・。秋の七草とチョウの旅はなかなか困難だぁ。
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富士山には黄色が似合う【キアゲハ】 [山梨県]

このところ、県外の話しばかりなので、たまには地元の話しを・・・・。といっても山梨県との境にある山のことだけどね。

オオマツヨイグサ.jpg

富士には月見草が似合うと青森県出身の作家先生がおっしゃったような風景です。そんなことでチョウも黄色にしてみました。

イタドリと山中湖.jpg

山中湖からぐんぐんと明神山に向けて登って行きましょう。途中、イタドリの群落や・・

秋のワイルドフラワー.jpg

ヤマハギやキクの仲間などなどの草原に咲く花に出会えます。ヤマハギはいにしえより秋の七草のひとつです。

キアゲハ幼虫.jpg

セリの仲間で、キアゲハの幼虫がお食事中。こんなに目立って大丈夫?寄生バチの仲間に襲われたらいちころじゃないか。

キアゲハ、フジアザミで吸蜜.jpg

山頂ではシロバナフジアザミが咲いていて、キアゲハが吸蜜に訪れていました。富士にはキアゲハが似合うとは誰も言っていない。

キアゲハ、フジアザミで蜜2.jpg

夏のキアゲハは堂々と力強いので、山のてっぺんでいつもテンパっています。

キアゲハ、フジアザミから飛.jpg

変なおじさんがカメラ持って近寄って来たので、ハイ、サヨウナラと・・・、いえいえ、山頂での突っ張りは続きます。チョウの旅も続きます。
タグ:キアゲハ
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妖精に出会いたい。【ヒメシロチョウ】 [山梨県]

ながーい夏休みとなってしまいました。やっと再開します。でもいつまで続くことやら・・・やれやれ・・。
そんなこんなで、気合いを入れるため、神奈川県と山梨県の県境の山「三国山」にまたまた挑戦です。

ハギの花と富士山.jpg

山梨県の山中湖に、秋の七草ハギの花が咲いていました。朝方まではくっきりの富士山でしたが、私の自堕落な生活を知った山の女神様はお怒りのようで、入口に着いた時には頭だけ出して優美なお姿はお隠れになってしまいました。

明神山はカヤトの山.jpg

三国山から峠を越えて続く県境の山「明神山」の山梨県側は、カヤトが広がり、ススキが穂を出していました。

パノラマ台から富士山.jpg

パノラマ台は富士山見物の絶景の地です。パノラマ台と山頂の中間から眺めた富士山です。相変わらず女神様はお怒りのようでした。

ツルフジバカマ.jpg

ここに来る目的は、チョウの妖精ヒメシロチョウに出会うことです。神奈川県では、もうここだけしか生息していないと、愛読書「かながわの蝶」に書いてありました。
カヤト原のところどころにヒメシロチョウの幼虫の食草ツルフジバカマが咲いていました。小さくて白いチョウが、風に飛ばされながらちょろちょろしていましたが、ヒメシロチョウかどうかまではわかりませんでした。

ヒメシロチョウ(吸蜜).jpg

小さくて白いチョウは、なかなか静止してくれなかったのですが・・・。やったー!妖精ヒメシロチョウとのご対面です。しかしそれもつかの間、あっという間に風に飛ばされて消えてしまいました。

ヒメシロチョウ(吸水).jpg

前にお隣の石割山で出会った妖精です。そのころはコンデジでしたが、かわいい姿を何枚か撮らせてくれました。イラストに出てくる妖精のような触角は、ヒメシロチョウならではのものです。

ゲンノショウコ.jpg

どうも、ゲンノショウコの花に吸蜜したようです。ゲンノショウコは下痢止め薬になるそうです。

熊注意.jpg

私もこの山では「ある日、森の中、くまさんに出会った。」こわーーーい思い出があります。
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長い間、眠っていました。【オオムラサキ】 [山梨県]

長い間、さなぎになって眠っていました。
またすぐに眠ってしまうかもしれませんが・・・・
チョウの季節になったことですし、なんとか再開します。

昨年の7月、山梨県北杜市にあるオオムラサキセンターに行きました。
さてさて、オオムラサキの羽化が始まりますよ。

1オオムラサキさなぎ.jpg

さなぎの頭が割れています。

2オオムラサキ羽化.jpg

中から黒い物体が・・・

3オオムラサキ羽化中.jpg

ニョキ・ニョキ・・・・

4オオムラサキ羽化中2.jpg

翅が飛び出し・・・・

5オオムラサキ誕生.jpg

オオムラサキの誕生です。

6オオムラサキ誕生2.jpg

翅が伸びきっていませんが、

7オオムラサキ誕生3.jpg

なんとか動き出しました。


8オオムラサキです。.jpg

翅が伸びてきたことだし、飛び立ちますか・・

9オオムラサキ成虫.jpg

オオムラサキのオス。ちょっとお爺さんですが・・・

10オオムラサキ隠れた.jpg

このチョウのようにまた隠れてしまうかも・・・・・。かも・・・・?

よろしくお願いします。
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南アルプスのチョウたち(その12)【コヒオドシ】 [山梨県]

今回で南アルプスのチョウシリーズは終わりです。

間ノ岳.jpg

7月に北岳の登山道から見た間ノ岳です。さすがビックマウンテンです。
山頂付近の残雪がまだらもように見えます。

イワウメ.jpg

7月の山頂付近は高山植物がたくさん咲いています。
イワウメは高山植物の代表選手ですね。

イワオウギ.jpg

イワオウギも北岳の稜線に咲いていました。白い花は日に当たるとすぐに色が飛んでしまう。

クモマナズナ.jpg

雲間は高山という意味だそうです。クモマナズナが咲いていました。

シコタンソウ.jpg

色丹(シコタン)は北方領土の色丹島からきているのでしょうか。シコタンソウが咲いていました。
色丹島には私が生きているうちに遊びに行けるかなぁ・・・

チシマアマナ.jpg

これまた北方領土の千島からきているのでしょうか。チシマアマナです。
里山に咲いているアマナより花は小さいのですが・・食べてみたい。
(アマナは食べれる野草です。)

タカネツメクサ.jpg

タカネツメクサです。

コヒオドシ.jpg

山頂には超高速でタテハチョウが飛んでいました。多くがコヒオドシでした。
コヒオドシは北海道では平地にもいるチョウですが、本州では、高山チョウです。
しかし飛んでいるはわかるのですが、写真に撮ることはできませんでした。
(このチョウは北海道の層雲峡にいたコヒオドシです。)

タグ:コヒオドシ
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南アルプスのチョウたち(その11)【モンクロキイロナミシャク,ヒメキシタヒトリ,ベニシジミ】 [山梨県]

南アルプスは高山蛾もたくさんいます。

大樺沢広場.jpg

大樺沢のちょっとした広場から北岳がよく見えました。こういう場所にはチョウやガがいます。

オドリコソウ.jpg

オドリコソウは大樺沢に咲いていました。

ラショウモンカズラ.jpg

ラショウモンカズラは大樺沢で群落を作って咲いていました。

ベニシジミ.jpg

ベニシジミが弱弱しくいました。こんな高山までよく来なさった。

ヤガの仲間.jpg

高山蛾の仲間と思います。花にたくさんいました。でも似たようなガがたくさんいて種類の同定ができない。

モンクロキイロナミシャク.jpg

イブキトラノオの花にベニシジミと違う鮮やかなオレンジのガが吸蜜に訪れていました。
モンクロキイロナミシャクはガの仲間ですが、チョウより目立ってきれいです。

モンクロキイロナミシャク開.jpg

モンクロキイロナミシャクは高山蛾の一種で鮮やかなオレンジの翅は飛んでるときでも目立ちます。

ヒメキシタヒトリ.jpg

イタドリにヒメキシタヒトリがとまっていました。
ヒメキシタヒトリは珍しい高山蛾で、長野県は絶滅危惧種に指定されています。
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南アルプスのチョウたち(その10)【ミドリヒョウモン】 [山梨県]

8月の南アルプスの広河原は登山者でにぎわいます。

クサボタン.jpg

広河原は高山植物も豊富です。クサボタンはたくさん咲いていました。
花がくるっと反り返っています。

ソバナ.jpg

ソバナは若芽を仙人がよく食べたそうです。そういえば仙人に会ってないなぁ。
元気に蕎麦を食べていればいいのですが・・・

ミドリヒョウモンの恋.jpg

7月の広河原の林道を猛烈な勢いで駆け抜けているチョウがいました。
写真を見て初めてわかりましたが、ミドリヒョウモンの求愛飛翔でした。

ミドリヒョウモンの恋2.jpg

「山梨の蝶」によるとメスのはばたきが、ストロボ光のようにひかり、それを見たオスがピピッと刺激され、
このような猛烈な求愛飛行をするそうです。

ミドリヒョウモン開翅.jpg

南アルプスの前衛にある入笠山にメスのミドリヒョウモンが吸蜜していました。
入笠山はチョウがたくさん見れる山として有名なところです。

ミドリヒョウモン.jpg

翅を閉じても広げても、残念ながら、私はピピッとはきませんでした。
(そりゃそうでそうですね。)

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