中国から蜜入国【アカボシゴマダラ】 [埼玉県]
季節は遡って、残暑が厳しかった頃のトトロの森で見たことの続きです。トトロの森の雑木林は実りの季節を迎えようとしていました。
遊歩道には大量に落下したドングリの実。みんなどこかしらに穴があいているので、何かのムシのせいのようです。
その雑木林の一角に、我物顔の中国産のアカボシゴマダラが静止していました。
中にはエノキの木に産卵をしていました。ことしのトトロの森は中国産のアカボシゴマダラに侵略されつつあるようです。
ニラミを利かせたお顔は、どこかの国の女性報道官を連想させます。姿形は優美なんだけれどね・・・・・
アカボシゴマダラは何者かが密入国(チョウだから蜜入国)させたのが原因といわれていますが、同じエノキに頼る日本産のゴマダラチョウやオオムラサキがすごーーーーく心配です。
そんな中、◎閣諸島問題(政治問題のブログではないので・・・)で、華やかな八重山諸島に、ノウテンキなおじさんはチョウを見に飛んで来ました。今回のことで大活躍した海上保安庁の巡視船みず◎が石垣島の港に繋留されていました。
竹富島に行く高速船から見た巡視船よなく◎とはてる◎です。このたびはたいへんなことに・・・・お疲れさまでした。
石垣島の人と中国人の友好のあかし、唐人墓です。また平和の海に戻るといいですね。
朝鮮半島から来た使者【ホソオチョウ】 [埼玉県]
汝窯(中国北宋時代に焼かれた青磁です。)と聞けば絶対に行かなければ・・・てことがワケです。そのあとは通天閣の方に行って串カツやたこ焼きを食べてと大阪を楽しんできました。
この企画展の青磁とは別に、一般展示されていた高麗青磁にデザインされた蝶の絵画に心惹かれました。ぜひ朝鮮半島にいる蝶にお会いしたいと思っておりました。
ほかの方のブログを見ると「朝鮮半島に故郷を持つチョウが日本でも飛んでいるよ。」ということなので、8月の猛暑の中、埼玉のお茶で有名な所に行ってきました。
ブログで見たとおり、朝鮮半島などに故郷を持つホソオチョウが、特徴ある尾状突起をひらひらさせながら、飛んでいました。
人為的に持ち込まれたそうですが、朝鮮半島から来た使者と思えば・・・(勝手のこと言ってスミマセン。)
繁殖は盛んで、オスはメスを求めてやたらめったら飛びまくり、ほとんど止まってくれません。でも、かわいいメスが現れれば、すぐに飛びかかって・・・この後は、おめでとうの合体・・・
ときには産卵間近のメスに乗りかかって、無視されることも・・・
オスとメスとでは翅の色が違っていて、オスは翅の色が薄くてぼんやりしています。
メスの方がはっきりした模様をしていて、好みはあるかもしれませんが、チョウには珍しくメスの方が美しいと思います。
ここはトコロの森、いえいえ、トトロの森です。夜になるとトトロが現れるかもしれないそうですが、私の歳ではトトロを見ることができないだろうなぁ・・・
思いのチャチャチャ【チャバネセセリ、コチャバネセセリ】 [埼玉県]
セセリチョウの仲間は秋になるとイチモンジセセリがやたら多いので、またかの心境になりますが、たまに毛色が違うセセリチョウが飛んでいて、びっくりすることあります。
コチャバネセセリは埼玉県の国営武蔵丘陵森林公園にいました。時期はミソハギが咲いている頃でいつ撮ったか忘れるくらいちっちゃなちっちゃなセセリです。こうして拡大して初めて結構かわいいじゃんと思ったりします。写真はこの一枚だけでした。(訂正します。どうもコチャバネセセリのようです。チャマダラセセリは大変珍しいチョウで、レッドデータブックに載るチョウでした。)
同じところにチャバネセセリがいました。
こちらは結構見かけますが、チャバネセセリの写真はこの一枚です。
拡大しても特に普通のセセリなので普通だからいらねーじゃんと思ったりします。かわいそう。
秋の七草からこんにちは(フジバカマ1)【スジグロシロチョウ】 [埼玉県]
秩父のお寺が秋の七草をそれぞれ植えて公開したところ、有名になり、バスツアーが出るまでになりました。そのお寺の一つ、法善寺はフジバカマが植えられているので、それを目当てに人間ばかりではなく、たくさんの昆虫も集まります。フジバカマはヒヨドリバナの仲間なのでチョウも大好きです。
フジバカマの野生種はほとんど絶滅しているので、ここに植えられているのは、園芸種のフジバカマです。たしか、早咲きのアメリカフジバカマって書いてありました。
スジグロシロチョウが落ち着きなく蜜を吸っています。
空中でホバリングして蜜のありかを探しているのでしょうか。
21世紀最初の年のお盆のことでした。
他のスジグロシロチョウの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-05-31
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-09-14
スジグロシロチョウのone point
スジグロシロチョウは外来種のモンシロチョウと違って、ずっと古くから日本にいた在来種です。国外では朝鮮半島、中国など主に東アジアに生息しています。
秋の七草からこんにちは(オミナエシ1)【ベニシジミ】 [埼玉県]
オミナエシが咲くと小さい秋を見つけたように感じます。漢字で「女郎花」と書きます。
オミナエシは日本の秋を代表する山野草ですね。国営武蔵丘森林公園で咲いていました。
チョウもオミナエシが大好きです。ベニシジミがとまっていました。
オミナエシは風が吹くとゆらゆら揺れます。風情を感じる・・時の流れを感じる・・・
根っこは醤油が腐ったような変なにおいがしますが・・・。
他のベニシジミの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-09
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-20
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-10-26
ベニシジミのone point
極めてまれに翅のルビー色が白色に変わる白化型が見られるそうです。私は見たことありません。
秋の七草からこんにちは(キキョウ1)【ヤマトシジミ】 [埼玉県]
国営武蔵丘森林公園はこの時期ヤマユリが咲き乱れます。
ヤマユリと聞けば黙ってられない性分ですが、ここは森林公園内の七草の園に咲くキキョウの写真です。
ヤマトシジミがキキョウの中で寝ていました。突然、人の姿が見えてびっくりした感じです。
このあと、ふらふら飛んでいきました。ハナバチで虫媒花するキキョウにとってはヤマトシジミはお邪魔虫です。
他のヤマトシジミの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-08-03
ヤマトシジミのone point