私の巡礼の年（和歌山県）【ウラナミシジミ、ヤクシマルリシジミ】

和歌山県は巡礼の道の出発地です。「熊野古道」しかり「西国三十三所観音霊場」しかり。
今年は、クロを求めて「私の巡礼の年」となりました。



和歌山城の石垣ではクロを見ることはなく、生息はアカ信号と前回、書きましたが、



クロにはクロと和歌山県海南市にある黒江の町に移動しました。黒江の黒塗りは有名で、カレースプーンやフォークは、ヨーグルトや洋菓子を食べるのに絶対におすすめです。



黒江の町の喫茶店で食用備長炭が入った黒いバウムクーヘンを食べました。美味しかったので、お土産にも購入しました。



古くからの町並みの屋敷の屋根にはクロの食草「ツメレンゲ」を見ることができます。「ツメレンゲ」も絶滅が心配されている植物です。



街の外れにある公園の石垣には「ツメレンゲ」の花が咲いていました。



公園の池には、例年なら古い大阪地方の名前のアオいアカとんぼが飛んでいるそうなのですが、公園を管理されている方の話では「今年は全くいない。クロももういない。」とのことでした。それでもアオいアカとんぼの仲間の「リスアカネ」が姿を見せてくれました。



南の風にのって「ウラナミシジミ」が吸蜜していました。



海南の町外れで、南のヤクシマからルリシジミも巡礼の旅をしていました。（翅模様から「ヤクシマルリシジミ」と思いますが……。）



巡礼の寺にもお参りしてきました。アカ色の門が綺麗です。クロを求めて、私の巡礼の年が始まりました。

おまけのこと



東海道新幹線のツアー用安売りチケットをキャンセルし、正規料金で購入したため、思わぬ大出費です。撤退した日の朝飯は「東海道新幹線50周年記念弁当」を買って食べました。関西の味（タコが美味しい。）を楽しみましたが、名古屋の味噌カツと海老フライが入っているところが、東海道新幹線らしくて、ちょっとうれしかったです。

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旅は赤信号ばかりなり【クロツバメシジミ、ヤマトシジミ】

この三連休は関西に行ってきました。
でも、大型台風19号で近畿地方は大荒れでした。



というのも「クロツバメシジミ西日本亜種」なるものを観てみたくなったのです。
この写真のチョウは、長野産「クロツバメシジミ東日本亜種」です。東西の違いはナンだろう……。チョウ屋さんのkimochiになっていましたが、いつものとおり、行ってみたら「あれもみたい、これもみたい、もっともっとみたい」の浮気性が、むっく、むっくと沸き起こり、だめな人の典型になってしまいました。



大阪から出発です。大阪市営地下鉄「心斎橋駅」はシャンデリア風の灯が綺麗で、前のNHK朝ドラに出てきた主人公の亭主の先見性に脱帽です。（ホントは違うかも……。）



旅を安くするため、南海電車で和歌山へ行きました。まず見てみたかったのは和歌山鉄道貴志川線の「たまでんしゃ」



「たまでんしゃ」に乗り込んでネコ三昧を楽しみました。電車の灯もネコ型です。



駅までネコの形です。



次いで「和歌山城」にも行ってきました。天守閣は戦火で焼けてしまったそうですが、鉄筋コンクリートで再建されました。天守閣は徳川御三家のお城の風格を感じます。ネットによると、かつては姫路城に次いで国宝に指定されたそうです。



石垣は時代、時代で石の組み方が違うそうですが、古い石垣には「クロツバメシジミ」の食草「ツメレンゲ」が生えていました。しかし「クロツバメシジミ」は、もうこのお城にはいないそうです。「クロツバメシジミ」の生息は赤信号です。



黒い翅のチョウが紛らわしく飛んでいましたが、ヤマトシジミのメスでした。



大阪の立ち食いソバ屋は薄味でたいへんおいしゅうございました。
さあ、大阪ミナミの夜「食の都」を存分に楽しもう、と思ったのですが、人々の熱気に押されて「たこ焼き」を買って撤退してしまいました。大阪粉食文化、ホルモン、食べたかったなあ……。旅の赤信号



三連休の最終日は、台風19号の影響で早々の撤退を余儀なくされました。
朝の大阪「三休橋」は赤信号でした。

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