南アルプスのチョウたち（その１２）【コヒオドシ】

今回で南アルプスのチョウシリーズは終わりです。



７月に北岳の登山道から見た間ノ岳です。さすがビックマウンテンです。
山頂付近の残雪がまだらもように見えます。



７月の山頂付近は高山植物がたくさん咲いています。
イワウメは高山植物の代表選手ですね。



イワオウギも北岳の稜線に咲いていました。白い花は日に当たるとすぐに色が飛んでしまう。



雲間は高山という意味だそうです。クモマナズナが咲いていました。



色丹（シコタン）は北方領土の色丹島からきているのでしょうか。シコタンソウが咲いていました。
色丹島には私が生きているうちに遊びに行けるかなぁ・・・



これまた北方領土の千島からきているのでしょうか。チシマアマナです。
里山に咲いているアマナより花は小さいのですが・・食べてみたい。
（アマナは食べれる野草です。）



タカネツメクサです。



山頂には超高速でタテハチョウが飛んでいました。多くがコヒオドシでした。
コヒオドシは北海道では平地にもいるチョウですが、本州では、高山チョウです。
しかし飛んでいるはわかるのですが、写真に撮ることはできませんでした。
（このチョウは北海道の層雲峡にいたコヒオドシです。）

タグ：コヒオドシ

コメント 4

毎度の事ながら、花と蝶に付いては詳しくて驚きです＾＾
若い頃には、そこそこの山に登り、高山植物も見てきたはずなんですが、いざ名前は？となると、とんとダメです。
「あ、この花は見たことがある！」、「この花も知っている」と思うだけで、名前も知らないことに悲しくなります。
高い山に生息する蝶ほど綺麗なような気がしますが、そんなことはないのでしょうか？
by アキラ (2008-08-19 18:21) 

アキラさん
高山植物は、花粉を運んでもらう昆虫に「私はここにいるよ。」とサインを送るため、きれいに咲くらしいのですが・・・
高山蝶は「私はそばにいるね。」と返事しなくてもいいみたいなので、特にきれいでなくてもいいようですが、かわいい種類が多いと私も思います。
それより出会いが少ない山の中のことなので、「ちゃんと飯食っているか。」の方が心配です。
by アサギいろ (2008-09-15 23:26) 

コヒオドシ、なんともきれいな蝶々ですね。
今日は時間に余裕があるので、ゆっくり遡らせて頂いています。

by ｍａｍｉｒｅ (2008-09-17 15:30) 

mamireさん
コヒオドシは高山蝶の御姫様です。
でも意外にユーラシア大陸に広く分布する強いチョウです。
by アサギいろ (2008-09-21 21:11)