おかしな花【ジャコウアゲハ】

箱根にはジャコウアゲハがよく飛んでいます。ジャコウアゲハは他のアゲハの仲間より、いい意味で優雅に飛んでいるように思います。体に毒物があって、捕食者である鳥に食べられないだからだそうです。



今年も箱根の堂が島遊歩道に行ってきました。今年は堰堤の工事をしているらしく、車道がひかれていたため、チョウはほとんど飛んでいませんでした。この堰堤の新緑は、５月の連休中のことです。



今年はいつもより遅れ気味でしたが、５月中旬になると遊歩道にある立派なヤマツツジに花が咲きます。
その花には、いつもジャコウアゲハが吸蜜に訪れています。



ジャコウアゲハは、細身で優雅です。オスは捕まえるとジャコウに似た匂いを発っするらしいのですが、
意識して嗅いたことはありません。どんな匂いだろう・・・



同じころ、箱根の北側の公園で、タツナミソウが咲いていました。
その花にもジャコウアゲハが吸蜜にまとわりつきます。



タツナミソウの青い花に対比して、ジャコウアゲハの赤い腹部が目立ちます。



ジャコウアゲハのメスは、オスと違う種類じゃないかと思うくらい地味です。このチョウは箱根にいました。



ジャコウアゲハの幼虫の食草はウマノスズクサです。ツタ植物ですが、こんな花を７月ごろ咲かせます。
この花は山梨県北杜市で咲いていました。ジャコウアゲハが鳥に食べられないのは、幼虫の時期に、このウマノスズクサの毒成分を体に取り入れているためだそうです。
それにしてもおかしな花の形ですね。

タグ：ジャコウアゲハ

コメント 2

何度も羽化させて匂いをかいでいますが・・・
特にね～～、ジャコウの匂いといっても・・・ムスク位しかかいだことはなく・・・
ホンモノの麝香鹿は嗅いだことはありません。

ベランダにはウマノスズクサがいっぱいですが、1度も産卵に来てくれません(>_<)
近くの合歓の木に４頭くらい戯れていました。
by こぎん (2010-07-01 20:23) 

こぎんさん。こぎん邸のウマノスズクサは、持ち主の影響で、幼虫が食べると死んでしまうほど強毒化したものか、またはその逆に、弱毒化して、鳥に食べらてしまったか、どちでしょう（噓）
by アサギいろ (2010-07-01 23:17)