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湖畔【ダイミョウセセリ、ヒメキマダラセセリ、クロヒカゲ、ヒメキマダラヒカゲ、ホソバセセリ、カラスアゲハ、オナガアゲハ】 [神奈川県 箱根町]

暑い日が続きますが、箱根の芦ノ湖は標高が高いので、日陰に入れば涼しいです。そのうえ湖畔に団扇をもった浴衣美人が座れば、もっと涼しげな気持ちになります。そんな風景を日本を代表する西洋画として、誰でも一度は目にしたことがあると思います。今回は芦ノ湖の湖畔で見た美人、もとい、花とチョウのブログです。

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湖畔を渡る風が涼しい日のことです。

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環境省箱根ビジターセンター前の広場は赤とんぼがたくさん飛んでいました。

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箱根ビジターセンターの中に飾られている夏の箱根の代表的な生態図です。図に描かれているトリカブトの花はまだ咲いていません。

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芦ノ湖の湖畔の森は木漏れ日に溢れていました。

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芦ノ湖の湖畔は箱根神社のある東岸と素朴な西岸と2つのハイキングコースがあります。今回は湖尻から西岸を通って箱根町までチョウ探しをしました。

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湖尻にある箱根水門です。水門のある芦ノ湖から早川に水が流れることはありません。芦ノ湖の水利権は静岡県が持っています。

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タマアジサイの花が咲く道を行きましょう。

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湖畔の道に咲いていたウバユリの花。

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箱根ビジターセンターの近くの道ばたでツマグロヒョウモンが産卵していました。

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西岸のハイキングコースにいたヒメキマダラヒカゲ。

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クロヒカゲにフラッシュを当てて光らせてみました。(西岸にて)

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大名行列は秋の箱根の目玉です。ダイミョウセセリがとまっていました。

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そろそろチョウのシーズンが入れ替わる時期のようです。ヒメキマダラセセリが静止していました。

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ホソバセセリも静止していました。

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ネムノキの花は、アゲハの仲間の大好物のようです。カラスアゲハが吸蜜していました。

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次から次へとアゲハが飛んで来ますが、カメラの腕がよくないので、ピンボケばっかし。

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鳥のフンの模様の白いガの仲間。

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たぶんヒメアカハナカミキリがウロウロしていたので撮りました。

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ニワハンミョウも道しるべをしてくれました。

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西岸にある亀ケ崎で名残りのヤマユリが咲いていました。一瞬、クロアゲハが…間に合いませんでした。

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芦ノ湖の水は深良水門からトンネルを通って静岡県に流れています。すごい水量です。

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対岸に湖尻港と海賊船が見えました。

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箱根ベーカリー特製の「海賊船のイカスミカレーパン」が今日の昼飯です。飯食ったら、さらに進みましょう。
今回、特別な美人はいませんが、箱根にいる素朴な花とチョウの写真でした。
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海賊ルビイとチョウの絆【ベニシジミ、ウラギンシジミ、アカボシゴマダラ】 [神奈川県 箱根町]

今回も箱根のブログです。今回のチョウは箱根で撮影したものとは限りませんのであしからず。チョウの観察記録ではないので、最後に話しをおとしたいのですが、今回はオチが・・・決まりませんでした。
ツイッターでのつぶやきと思ってください。。

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アジサイの花が咲く芦ノ湖の元箱根港から海賊船に乗りました。

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外国人の方々もたくさん乗船されている海賊船ビクトリー号で湖尻港まで乗船しました。

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海賊船からは、箱根神社の鳥居とその向こうに二子山が見えました。

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湖尻港には海賊船パーサ号が停泊していました。

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湖尻港で下船し、チョウ探しをしました。ルビイこと夏色のベニシジミが吸蜜していました。
それでは海賊が埋めた宝を探しましょう。合い言葉はカイトウ、ルビイは可愛いいキョン2。

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春色のルビイはとてもかわいいチョウです。

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ウラギンシジミもルビイの翅をベニシジミに負けずに広げていました。

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海賊船ビクトリー号が湖尻港を出航しました。次の目的地に出発です。

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箱根山のもう一方の登山口、静岡県三島市の水辺には、だれかが放蝶のうえ、関東近辺に定着してしまった中国産の春色のアカボシゴマダラが産卵していました。

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がん予防のポスターに夏色のアカボシゴマダラがとまっていました。中国から来たアカボシゴマダラでも「絆」が大切です。
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静かな夏【ミドリシジミ、ミヤマカラスシジミ】 [神奈川県 箱根町]

箱根山は相変わらず噴火警戒レベル3ですが、そんな中でも活動する虫たちの話しです。

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仙石原のバス停から大涌谷を見ると谷底から噴煙が上がっているのが見えました。

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盛夏の頃、仙石原にある箱根湿生花園に行ってきました。

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今年の箱根湿生花園は梅雨にそれなりの雨が降ったので、ミドリシジミを少ししか見ることができませんでした。今回は過去の写真もありますのであしからず。チダケサシでミドリシジミが吸蜜していました。

04ミドリシジミ吸蜜ノリウツギ.jpg

ノリウツギで吸蜜しているミドリシジミを見ることがでしました。

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遠くでミドリシジミのオスが翅を開いていました。

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メスのミドリシジミも翅を広げていました。

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夕方になるとミドリシジミのオスが争うように飛び回ります。チョウの愛好家の間では卍飛行というそうです。

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ミドリシジミとミヤマカラスシジミが並んで吸蜜していました。それでは主役を交代します。

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ミヤマカラスシジミもお花が大好きです。箱根湿生花園では色々なお花で吸蜜する姿を見ることができます。

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チダケサシは特に好物のようです。お花に囲まれてハイ、チーズ。

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湿原に咲いているヌマトラノオでも吸蜜していました。

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ミヤマカラスシジミが、箱根湿生花園にある食樹で産卵していました。

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夏の箱根湿生花園は「食虫植物展」を開催しています。食虫植物にハエが捕われていました。

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この時期、ヨコスジハナカミキリが花の上でいろいろな活動をしていました。(このことは、次回以降にご紹介させていただきます。)

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エグリトラカミキリはノリウツギでチョロチョロしていました。

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ミドリカミキリも翅を光らせながらウロウロしていました。

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ハナムグリはチョウセンヨメナでモゾモゾしていました。(恩賜箱根公園にて)

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盆花のミソハギが咲いている水辺で昆虫探しをしました。

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アオモンイトトンボ(自信が無いのですが・・)が食事中でした。
(アオではなく、クロイトトンボのようです。)

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アオイトトンボでいいのかな。まだ未成熟な個体と思います。

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ショウジョウトンボです。体は赤くてもショウジョウトンボは赤とんぼ(アカネトンボ)の仲間ではありません。

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ハラビロトンボのメスです。

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トンボの眼鏡は水色のシオカラトンボのオスです。

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オオシオカラトンボのメスです。かっこいいトンボ。

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芦ノ湖から見た箱根山の冠が岳と大涌谷です。大涌谷は相変わらず活発のようですが、他の地域の箱根はとても静かで、虫もいっぱい見ることができました。
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東海道を行く。【ミスジチョウ、コミスジ、アサマイチモンジ】 [神奈川県 箱根町]

江戸から京都までかつての東海道の一番の難所は箱根八里の道
季節がちょこっとずれているものがありますが、箱根の道を小田原から三島まで行ってみましょう。

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この日は小田原ちょうちん夏祭りが開催されていました。「お猿のかごや」のかごに乗って箱根の山道を進みましょう。
♩〜エッサ、エッサ、エッサホイサッサ〜♩

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到着した元箱根では箱根神社の鳥居の先に世界遺産の霊峰富士山を仰ぎ見ることができました。

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滝廉太郎作曲「箱根八里」の歌碑が元箱根の駐車場に建っています。ここからはこの歌で行きましょう。
♩〜はこねのやまは てんかのけん〜♩

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江戸時代の東海道の旅人です。(箱根旧街道休憩所に展示されています。)

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当時も今も旅人の休憩所に甘酒茶屋が畑宿と箱根宿の途中に建っています。甘酒を飲んで、山道をもう一越えしましょう。

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ミスジチョウも飛んでいました。

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恩賜箱根公園の入口に江戸時代の東海道の三名橋の一つ芦川橋が架っていました。

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朝日にキラキラ光る水辺にはコミスジも光っていました。

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箱根の杉並木の入口に一里塚がありました。江戸から24番目の一里塚です。

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杉並木を進みましょう。木漏れ日溢れる杉並木にはアジサイが咲いていました。

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アジサイにはハートのカメムシがうろちょろしていました。

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♩〜ひるなおくらき すぎのなみき〜♩昼でも暗い杉並木の下草にはツチアケビが立っていました。

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鎌倉時代から続く地蔵信仰により芦ノ湖の湖岸には石のお地蔵様がたくさん建っていたそうです。石のお地蔵様が並んでいる「賽の河原」は箱根山が山岳信仰の聖地だった証拠です。

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江戸時代、箱根には東海道を行く旅人を取り調べる関所が建っていました。いまも観光地として人気です。

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箱根湿生花園ではアサマイチモンジが吸蜜していました。

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神奈川県でアサマイチモンジが見られるのはここだけかも・・。

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箱根山を越えて静岡県三島市に到着。三島宿は湧水とホタルで有名です。源兵衛川はその代表です。

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源兵衛川は川沿いに散歩道が付けられています。子供たちが川の中で魚取りをしていました。

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箱根にあるお茶屋さんの中で、有名なお店の一つが、宮城野にある「ぱんのみみ」です。大涌谷が噴火する前は、並ばないと入れないお店でしたが・・・。

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ボリュームたっぷり。「ぱんグラタン」がおすすめです。
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夏の草原にて【ウラギンヒョウモン、ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモン】 [神奈川県 箱根町]

今回も箱根の話しですみません。箱根仙石原の草原がとても暑い日のことでした。

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「草熱れ(クサイキレ)」この言葉がピッタリの夏の仙石原ススキ高原です。虫が蒸し蒸しした草原を飛び交います。

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仙石原高原から箱根外輪山が見えました。箱根は2重カルデラ(お鍋)火山といわれています。いま私はお鍋の底にいることになります

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仙石原湿原は国指定の天然記念物です。

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箱根湿生花園でヤマユリが咲いていました。

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仙石原湿原が国指定天然記念物になった理由の一つが、ノハナショウブの花が群落で湿原を彩っているからです。

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「いずれがアヤメか、カキツバタ」アヤメの群落です。アヤメはノハナショウブより1カ月早く咲きます。

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箱根湿生花園ではアヤメの花と同じ頃、カキツバタの花の群落を見ることができます。
かつて都落ちの在原業平が三河の八橋で見た光景と同じです。センチメンタルな気分に・・なれないのは一般人。

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仙石原湿原にいたウラギンヒョウモン。ヌマトラノオで吸蜜していました。

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ミドリヒョウモンは湯坂路ハイキングコースのオカトラノオで吸蜜していました。

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湯坂路ではたくさんのミドリヒョウモンがいろいろな花で吸蜜していました。

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7月初旬の頃、箱根湿生花園の花々をオオウラギンスジヒョウモンが飛び交います。仙石原の湿原に咲くカセンソウはチョウの社交場です。

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ヌマトラノオも色々なチョウが吸蜜に訪れますが、やっぱり絵になるのはヒョウモンの仲間です。

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ツマグロヒョウモンが吸蜜の訪れる頃、ヒョウモンの仲間の夏が終わります。

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メスグロヒョウモンのメスが「私を忘れないで」と一瞬でしたが現れました。メスグロヒョウモンのメスは名前のとおり豹紋をしていません。クロヒョウ?の仲間(uso)

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ヒョウモンの仲間はトラノオの花が大好きです。隣のヒメユリで吸蜜しないかなと待ち構えましたが、通り過ぎました。

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同じ頃、北海道のお花畑でもエゾスカシユリが艶やかに咲き誇ります。

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ヒメユリも箱根湿生花園の草原を艶やかに彩りますが、箱根では自生していません。

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箱根を彩る花はなんといっても豪華なヤマユリです。
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コケの結び【ルリタテハ、アカタテハ、キタテハ、アサギマダラ、ヒオドシチョウ】 [神奈川県 箱根町]

箱根のことばかりですみません。今回はヤマユリとチョウのブログです。

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ヤマユリが大好きです。ヤマユリの甘い匂いは「ここに私がいるのよ。」とある意味ナルシズムの極みであると思います。

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元箱根にある恩賜箱根公園に行ってきました。古い階段の坂は木漏れ日に溢れていました。

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苔むす側溝にイワタバコの花が咲いていました。

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チョウは全て箱根湿生花園で撮影したものです。ルリタテハは翅を光らせ木にとまっていました。

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ヤマユリの咲く道に出ました。

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キタテハがノリウツギで吸蜜していました。

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恩賜箱根公園の洋館展望館の入口の脇にヤマユリが咲いていました。

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アカタテハはノリウツギで吸蜜していました。

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洋館展望館は内部も細かい所にセンスを感じます。高級なものは上を見ればキリがありません。無料施設なので程よいセンスがいいのです。


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アカタテハがオカトラノオで吸蜜していました。

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洋館展望館からの眺めには、建物同様のシンメトリーを感じます。

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ヒオドシチョウがいました。箱根では初めてみました。

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恩賜箱根公園洋館展望館は国の有形文化財だそうです。

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アサギマダラがオカトラノオで吸蜜していました。

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アサギマダラがヤマユリで・・。想いとは裏腹に、今回、ヤマユリに来るチョウはいませんでした。残念です。

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洋館展望館の展示室の入口に飾られている浮彫です。厚かましさを感じない程よいセンス。

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恩賜箱根公園には八つのよい景色が見える所があるそうです。恩賜箱根公園八景に行ってみましょう。

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この景色は芦ノ湖を行く海賊船とそのバックに箱根神社と駒ヶ岳がよく見えるポイントだそうです。

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八景の一つ、展望台から見た芦ノ湖と駒ヶ岳です。

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恩賜公園ですので、元は天皇家の別荘だったそうです。。そのため古くから造園されてきましたので、日陰にはたくさんの珍しいコケが生していました。

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その一つ、ヒノキの葉のようですがコケの仲間、その名もヒノキゴケです。

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コケの仲間の結びには、アオハナムグリがいました。コケのムスまで一緒だよ。
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コロたちの夏【ミドリシジミ、コキマダラセセリ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ】 [神奈川県 箱根町]

前回に引き続いて梅雨明け前の箱根湿生花園とその近辺で撮影したものです。

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雨の箱根湿生花園。重々しい雰囲気です。

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箱根湿生花園では、いま、仙石原湿原にいる昆虫を紹介する展示会をしています。

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ポスターで大写しされているのが「湿原の宝石」オオルリハムシです。この実物のオオルリハムシは食草に頭部を突っ込んだまま動きません。へたに触るとすぐにポロっと落下して(自己防衛策)見失ってしまいます。コロコロとしたお尻だけでご勘弁を…。

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もちろん湿生花園には「チョウの宝石」ミドリシジミもいますが、その美しさは次回以降のおたのしみに。

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今回のキーワードはコロ。以前、飼っていた犬の名前が「コロ」。そのコロコロとした体型のチョウの写真を集めてみました。
一枚目は花がねじれて咲いているのでネジバナにコキマダラセセリが吸蜜していました。セセリの仲間は体型がころっとして、体色も柴犬のような茶色。日本人好み。

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湿原にポンテデリアの咲く池があります。ハチの仲間に負けじとコロの仲間が飛んでいました。

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多くはイチモンジセセリですが、チャバネセセリも負けずに吸蜜していました。

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ここではスイレンの花も咲いています。

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白い花も日本人好みです。白い花が咲くオオバギボウシ。若葉はウルイといって食べることができます。

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白いキキョウの花は湿原に咲いていました。

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湿原に咲くランの仲間ミズチドリも白い花です。

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湿原を進むとチダケサシの花が群落で咲いていました。

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昆虫はチダケサシの花が大好きです。ド派手なアカスジカメムシがモゾモゾいました。

13イチモンジセセリ吸蜜チダケサシ.jpg

コロの仲間もチダケサシで吸蜜していました。イチモンジセセリです。

14イチモンジセセリ吸蜜ヌマトラノオ.jpg

イチモンジセセリはヌマトラノオでも吸蜜していました。

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負けずにコキマダラセセリもヌマトラノオで吸蜜。神奈川県でコキマダラセセリはここ箱根の仙石原でしか見られないようです。(もしかしたらヒメキマダラセセリかも・・)

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時折降る雨が、ヒツジグサ咲く蓮池に降り注ぎます。

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蓮池のほとりにはカキランが咲いていました。

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湿原の中心にはカセンソウが大群落を作っていました。カセンソウにはいろいろなチョウが訪れます。

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イチモンジセセリがカセンソウで吸蜜。

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コロの仲間は似ているので鑑別しづらいのですが、たぶんコキマダラセセリも吸蜜していました。

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このコロもコキマダラセセリのメスと思います。

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晴れていれば、キキョウの花にイチモンジセセリが訪れ、バッタの仲間とガッちんこ。
箱根で可愛いコロたちの夏が過ぎて行きます。
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ノハナショウブの歌【キアゲハ、ウラギンヒョウモン、アオスジアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ】 [神奈川県 箱根町]

台風が通過し関東地方は梅雨が空けました。でも、今回は梅雨明け前に撮影したものです。

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この日の箱根湿生花園は、雨が降ったり止んだりしていました。

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雨が降るとチョウが飛ばなくなるので、花の撮影をしていました。日本のニッコウキスゲなどから作られたヘメロカリスの花が雨に濡れていました。

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湿原を鮮やかに彩る夏の花コオニユリも雨に濡れていました。

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ギボウシの花も雨に濡れていました。

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ノハナショウブの花も雨に濡れていました。
かつて日本一のモテ男といわれた在原業平は三河で咲いていたカキツバタを見て歌を詠み、以降、カキツバタは色々な逸話に登場し、国宝の絵になったりしました。
しかし、ノハナショウブは…。そこで、自称、業平の生まれ代わりが箱根湿生花園でノハナショウブの花を歌に詠みましょう。

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ノに咲くカキツバタはカキツバタのみですが、

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ハナショウブはいろいろ品種改良され、日本を代表する花となりました。

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ナにげにノハナショウブの花で、
(本当はハナバチがノハナショウブの受粉を行います。)

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ショーが始まりました。
(でもキアゲハが蜜を横恋慕)

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ウつくしい花から花へ
(ウラギンヒョウモンもヒオウギアヤメで吸蜜。このウラギンヒョウモンは再登場です。)

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ブち切れた翅で飛んでいこう。
(アオスジアゲハがオカトラノオを訪れていました。)

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残念ながら業平のようにはうまく歌が詠めないのですが、カラスアゲハがコオニユリを訪れました。
アゲハの仲間はまるで業平のように……

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美しい花が大好きです。
(クロアゲハがコオニユリで吸蜜していました。)
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箱根の滝巡り。あじさい登山道を行く。【ミドリヒョウモン、ホソバセセリ、キマダラセセリ、ヒメキマダラヒカゲ】 [神奈川県 箱根町]

箱根はさまざまな場所でアジサイを楽しむことができます。
箱根にある2つの滝を繋いで、登山道に咲いているアジサイを見てきました。

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箱根の旧東海道沿いにある畑宿から出発しました。畑宿は旧街道の史跡を見ることができます。

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旧街道の一里塚です。大きな塚(小山)は、向かって左側にケヤキの木、右側にはモミの木が植えられていました。目印以外に旅人が木蔭で休憩できるようにしているそうです。

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それでは飛竜の滝自然探勝歩道を行きましょう。

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登山道の途中に箱根火山の名残りの褶曲した地層を見ることができました。地下のマグマは、昔も今も活発に動いているようです。

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飛竜の滝の近くの橋です。この日は台風の影響で強風が吹き荒れていましたが、天気はよかったので、木漏れ日が溢れていました。

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タマアジサイがほちぼち咲いていました。

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この登山道沿いにいたラミーカミキリです。

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夏のトンボの一種、ハグロトンボが飛んでいました。

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まだアサヒナカワトンボも元気に飛んでいました。

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タマアジサイが滝の下流の川岸に咲いていました。タマアジサイがいっそう爽やかに感じました。

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箱根の大滝、飛竜の滝です。上下2段の滝からマイナスイオンを大量に含む水しぶきが飛んで来ます。

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轟音と水しぶき。猛暑を忘れてマイナスイオンをたっぷりと吸収しました。

13ヒメキマダラヒカゲ.jpg

登山道にある笹薮からヒメキマダラヒカゲが飛び出してきました。

14ホソバセセリ吸蜜吸蜜チダケサシ.jpg

草原にチダケサシが咲いていました。そこにいたホソバセセリです。

15キマダラセセリ吸蜜オカトラノオ.jpg

キマダラセセリはオカトラノオで吸蜜していました。

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登山道は、森を抜けると草原に変わります。森の中ではそれほど感じなかった強風が登山道を吹き抜けます。草原のスゲの仲間が風を受けて、波のようにキラキラ光っていました。夏の風光る。

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湯坂路を浅間山に向かって登っていきました。湯坂路は、平安時代に富士山の噴火で箱根の外周を通る足柄古道が使えなくなった代わりに開通したそうです。その後、鎌倉時代、室町時代と江戸幕府が旧街道を整備するまで使われたそうで、鎌倉古道といわれています。

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湯坂路の登山道沿いに植えられたアジサイがちょうど満開でした。

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昆虫が大好きなガクアジサイ。花を一個一個確認しながら進みました。

20ミドリヒョウモン吸蜜アジサイ.jpg

チョウと花のブログなので、アジサイに来たミドリヒョウモンをパチリ。白いアジサイの花だったので、ミドリヒョウモンも白抜けしてしまいました。写真の腕は上達しません。

21アジサイ キリギリス.jpg

白いアジサイにいたキリギリスの仲間。ガクアジサイの上にはバッタやキリギリスの仲間がたくさんいました。

22トラカミキリ アジサイ.jpg

トラカミキリがいました。カメラを向けるとあわてて逃げ出しました。

23アジサイ ハナバチ.jpg

ハナバチの仲間はガクアジサイの花が大好きです。蜂蜜はアジサイの特有のやや青臭い味のかなあ・・・

24仮面ライダーの休息.jpg

アジサイの上でくつろぐちびライダー。

25ミドリヒョウモン吸蜜.jpg

ミドリヒョウモンがシシウドの花で吸蜜していました。

26浅間山にとうちゃこ.jpg

のびやかな浅間山の山頂に着きました。

27箱根のセンチコガネ.jpg

浅間山からの下山道にいた箱根のセンチコガネ。とても糞転がしとは思えない綺麗な虫です。

28千条の滝にとうちゃこ.jpg

千条(ちすじ)の滝に着きました。包容力のある安らぎを感じる滝です。飛竜の滝と好対照です。

29千条の滝.jpg

豪快な飛竜の滝、優美な千条の滝、箱根で見られる2つの滝を結ぶコース。チョウもたくさん飛んでいてたのしかった。

30小涌谷駅にとうちゃこ.jpg

仕舞いのアジサイが咲いていた小涌谷駅に到着しました。ここから登山電車に乗って帰りましょう。

31あじさい電車で.jpg

あじさいはそろそろ終わりそうですが、これからは大好きなヤマユリが咲きます。
次はヤマユリを訪れるアゲハの写真に挑戦です。
あじさい電車(自分的にはヤマユリ電車)に乗って、次はどこにいこう。
次は・・・
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箱根でシーボルト博士の遺産【ナガサキアゲハ】 [神奈川県 箱根町]

荒ぶる活火山「箱根山」は、その活動を収めるどころか火山警戒レベルを2から3に引き上げることになりました。
神奈川県は小さな小さな県ですが、自然は海(湘南や三浦の海)あり、山あり(百名山丹沢山)火山ありで変化に富んでいます。箱根は日本を代表する観光地であり、国立公園です。

01大涌谷遠望.jpg

仙石原から見た大涌谷は噴煙を上げて、荒々しい火山ですが・・

02箱根のヤマアジサイ.jpg

湖尻にある環境省箱根ビジターセンターの周囲の自然探勝路には野生のヤマアジサイが咲いていました。

03アジサイと甲虫.jpg

噴火に負けない昆虫シリーズ第2弾「アジサイとアオハナムグリ」箱根ではさまざまなアジサイと昆虫を楽しむことができます。

04アジサイとコガネムシ.jpg

昆虫のブログなので、綺麗なアジサイの花だけでは満足できません。

05小田原城のアジサイ.jpg

アジサイの名所は日本各地にありますが、小田原城もその一つです。

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アジサイは幕末、長崎に来たシーボルト博士によって紹介され、世界に知られるようになったそうです。日本を代表する花の一種ですが、シーボルト博士がつけたアジサイの学名「オタクサ」はお滝さん(シーボルト博士の奥さん)に由来するそうです。

07アジサイとナガサキアゲハ.jpg

ナガサキアゲハがアジサイの花に飛んで来て吸蜜していました。一瞬でしたが、撮ることができたので、切り取って載せます。
アジサイと並んでシーボルト博士が名付け親となったものにチョウもいるそうです。「ナガサキアゲハ」はシーボルト博士が長崎で発見して、世界に発表したことのようです。

08ナガサキアゲハ吸蜜.jpg

長崎県にいたナガサキアゲハです。

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箱根を通る国道1号線の道路脇に大輪のヤマユリが咲いていました。日本のユリはシーボルト博士を通じて世界に紹介され、大輪のユリは世界を魅了したそうです。

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ヤマユリは、東海道の難所「箱根」の山中で、とてもいい香りを放ち、その美しい姿とともに旅人の心に安らぎを与えたことでしょう。残念!ナガサキアゲハは飛んでいませんでした。

11登山鉄道の鉄橋.jpg

箱根登山鉄道の登山電車が早川の鉄橋を渡りました。この「出山の鉄橋」は現存する最古の鉄道橋として「登録有形文化財」に登録されています。紅葉の頃は鉄道マニアの撮影ポイントです。

12あじさい電車.jpg

6月から7月にかけて、箱根登山鉄道は車窓から沿線に咲くアジサイを楽しむことができます。ヘッドマークにも「あじさい電車」と掲げられています。
あじさい電車に乗って、次はどこに行こう。
次は?

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