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白と赤のハーモニー【ツマベニチョウ、ナミエシロチョウ、タイワンシロチョウ】 [沖縄県]

沖縄の植物図鑑には必ずっていいほど沖縄3大名花が載っています。でも沖縄の方でも正確に答えられる方が少ないそうです。今回はそんな沖縄3大名花の赤い花と白いチョウの話しです。みんなバンナ公園で撮りました。

オオゴチョウの花.jpg

沖縄3大名花のひとつは「オオゴチョウ(黄胡蝶)」です。花の名の由来は、花の形がチョウが舞い飛ぶ姿に似ているからだそうです。チョウと名の付くものに反応してしまうオジサンにはうれしい花です。

サンダンカにツマベニチョウ.jpg

さて、2番目に紹介する沖縄3大名花は、前にも紹介しましたが、サンダンカの花です。この写真の花はコバノサンダンカで、沖縄の生垣によく使われているそうです。
そのサンダンカの蜜を求めて大きなチョウが飛んでいました。ツマベニチョウです。翅の褄(着物のツマ)が紅色。それでツマベニチョウというのですが、沖縄を代表するチョウのひとつと思います。

サンダンカ+ツマベニ吸蜜.jpg

赤と白のハーモニーを飾るにふさわしい組み合わせですが、残念ながら、赤い花と白いチョウの組み合わせはこれで終わりです。

ナミエシロチョウオス吸蜜.jpg

八重山の白いチョウの代表格はナミエシロチョウのオスと思います。このチョウは内地のモンシロチョウに似ていますが、モンシロチョウの1.3倍ぐらい大きく、飛ぶスピードはモンシロチョウの約3.2倍(私の実感)の早さです。ナミエという名前は生物学者の波江博士からとったそうで、沖縄出身のアムロさんとは関係ないそうです。

ナミエシロチョウオス開翅.jpg

裏翅は美しいレモンイエローとホワイトのツートンカラーです。センダングサとお揃いで・・・。
ナミエシロチョウは、とても敏感で、なかなか写真に撮りづらいチョウです。他のブログの中でも、逃げられて撮りそこなったと書いている方を見かけました。

ナミエシロチョウメス静止.jpg

沖縄の白いチョウの仲間は、オスとメスで翅の色が違うものがいるようですが、ナミエシロチョウもメスの方がちょっと派手めにお化粧しています。

ナミエシロチョウメス吸蜜.jpg

黄色の地に黒灰色の模様がきれいです。今回の旅行でナミエシロチョウは他の白いチョウの仲間と比べ、それほど多く飛んでいませんでしたので、写真に撮れてホントにラッキーです。(ナミエシロチョウは春の方がよく飛んでいるそうです。)

タイワンシロチョウオス吸蜜.jpg

次は、前にも紹介したタイワンシロチョウのオスです。颯爽としてかっこいいチョウです。

タイワンシロチョウメス吸蜜.jpg

このチョウのメスも翅色が違います。なんか、どちらかというとほのぼのとしたかわいい感じ・・・・。

タイワンシロチョウメス半開.jpg

同じチョウの種類とは思えません。タイワンシロチョウは八重山諸島に定住したみたいです。

デイゴの花.jpg

沖縄3大名花の最後はデイゴの花です。と言っても本物のデイゴの花は5月の連休のころにしか咲かないので、この花は春から秋まで花をつけるアメリカデイゴです。
ところで、八重山諸島というか、沖縄県全体のデイゴの木に、デイゴヒメコバチという寄生虫が住みつき、そのため多くのデイゴが枯れかかっていて、沖縄県の「県花デイゴ」が危機的状況だそうです。
名曲「島唄」の歌詞を変えないといけなくなるかも・・・・
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