私の巡礼の年(夕映えに赤く染まる。)(小値賀島・野崎島編)(長崎キリシタン世界遺産)【アカタテハ、ヒメアカタテハ】 [長崎県]
冬眠で中断してしまったクロ(クロツバ●シジ●、このチョウの記事ではないので、●にはメとミが入ります。)を巡る巡礼の旅の続きです。(平成26年秋のことで最新の記事ではありませんが、ときどき登場しますので、おつきあいください。)
佐世保港からクロを探しに五島列島の東に位置する小値賀島に行ってきました。乗り込んだ高速船は、東シナ海が大荒れだったため、たいへんなメに会いました。
その日は小値賀島に泊まって、翌朝、小値賀島の東に位置する現在はほぼ無人の野崎島に行きました。定期船が故障したため、そのかわりに小値賀町がチャーターしたつり船で野崎島に到着しました。
ここは西海国立公園のまっただ中です。
そして世界遺産候補「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の一つ「旧野首教会堂と関連遺跡」の施設があります。野崎島の野崎港から無人の野崎集落跡を抜け、野首集落跡まで歩きました。野首集落跡に近づくとそこには堂々たる赤れんがの野首教会が建っていました。
野首集落に住んでいた17世帯の信徒の寄付で建てられたとは思えない立派なものです。
野首教会は、当時の教会建築の第一人者、鉄川与助棟梁によって建てられたそうです。
現在、野首教会は教会としての役目を終え、文化財として小値賀町が大切に保存管理しているそうです。そんなことなので撮影はOKのようです。祭壇にコウモリ天井、そしてステンドグラス。はるばる来たぜ〇〇という心境です。
4色のステンドグラスからはそれぞれの色の光の帯が内部に向かって伸びていました。
教会の入口にはステンドグラスの丸窓が飾られていました。
柱にローマ風の彫刻がされ、コウモリ天井の中心にも彫刻が飾られていました。
赤いステンドグラスを通して、外の荒涼とした野首集落跡が見えました。
有毒なためシカが食べない外来種のトウワタの花でヒメアカタテハが吸蜜していました。
火口の噴出の痕跡である赤土の上にヒメアカタテハが止まっていました。
赤土にアカタテハも止まっていました。
この赤土は野崎島の海岸に向かって開いている爆裂火口が原因だそうです。
野島集落跡にあった案内板に二半岳の登山道が掲示されていました。山やとしては登ってみたくなります。時間もあることですし、二半岳に登ることにしました。
中腹から野首集落跡の野首教会と綺麗な砂浜が見えました。
二半岳山頂の見晴らしは思ったよりよく見えました。平坦な小値賀島の特徴がよくわかりました。
二半岳では野生のシカとよく遭遇しました。オスジカがこちらを見ていました。
野崎島は野生ジカがたくさん生息しているそうです。そのため登山道の林には下草が無い印象でした。
野首集落跡の東には綺麗な砂浜があり、かつては海水浴場だったようです。浜辺からも野首教会が見えました。
帰りの船の中から野崎島の南にある舟森集落の跡地が見えました。ここも世界遺産候補地です。本当の僻地、断崖に築かれた集落の跡に機会があれば行ってみたいと思いました。
小値賀島に戻り、東シナ海に沈む夕陽に赤く染まりながらお祈りしました。「明日もお陽様が微笑んでくれますように。」
※「野崎島の集落跡」小値賀島町は、2018年7月1日「長崎、天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産として世界文化遺産に登録されました。※
佐世保港からクロを探しに五島列島の東に位置する小値賀島に行ってきました。乗り込んだ高速船は、東シナ海が大荒れだったため、たいへんなメに会いました。
その日は小値賀島に泊まって、翌朝、小値賀島の東に位置する現在はほぼ無人の野崎島に行きました。定期船が故障したため、そのかわりに小値賀町がチャーターしたつり船で野崎島に到着しました。
ここは西海国立公園のまっただ中です。
そして世界遺産候補「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の一つ「旧野首教会堂と関連遺跡」の施設があります。野崎島の野崎港から無人の野崎集落跡を抜け、野首集落跡まで歩きました。野首集落跡に近づくとそこには堂々たる赤れんがの野首教会が建っていました。
野首集落に住んでいた17世帯の信徒の寄付で建てられたとは思えない立派なものです。
野首教会は、当時の教会建築の第一人者、鉄川与助棟梁によって建てられたそうです。
現在、野首教会は教会としての役目を終え、文化財として小値賀町が大切に保存管理しているそうです。そんなことなので撮影はOKのようです。祭壇にコウモリ天井、そしてステンドグラス。はるばる来たぜ〇〇という心境です。
4色のステンドグラスからはそれぞれの色の光の帯が内部に向かって伸びていました。
教会の入口にはステンドグラスの丸窓が飾られていました。
柱にローマ風の彫刻がされ、コウモリ天井の中心にも彫刻が飾られていました。
赤いステンドグラスを通して、外の荒涼とした野首集落跡が見えました。
有毒なためシカが食べない外来種のトウワタの花でヒメアカタテハが吸蜜していました。
火口の噴出の痕跡である赤土の上にヒメアカタテハが止まっていました。
赤土にアカタテハも止まっていました。
この赤土は野崎島の海岸に向かって開いている爆裂火口が原因だそうです。
野島集落跡にあった案内板に二半岳の登山道が掲示されていました。山やとしては登ってみたくなります。時間もあることですし、二半岳に登ることにしました。
中腹から野首集落跡の野首教会と綺麗な砂浜が見えました。
二半岳山頂の見晴らしは思ったよりよく見えました。平坦な小値賀島の特徴がよくわかりました。
二半岳では野生のシカとよく遭遇しました。オスジカがこちらを見ていました。
野崎島は野生ジカがたくさん生息しているそうです。そのため登山道の林には下草が無い印象でした。
野首集落跡の東には綺麗な砂浜があり、かつては海水浴場だったようです。浜辺からも野首教会が見えました。
帰りの船の中から野崎島の南にある舟森集落の跡地が見えました。ここも世界遺産候補地です。本当の僻地、断崖に築かれた集落の跡に機会があれば行ってみたいと思いました。
小値賀島に戻り、東シナ海に沈む夕陽に赤く染まりながらお祈りしました。「明日もお陽様が微笑んでくれますように。」
※「野崎島の集落跡」小値賀島町は、2018年7月1日「長崎、天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産として世界文化遺産に登録されました。※
こんなところまでシカの増殖がすすんでいるんですね。
チャーターまでして行かれたんですねー 教会、うつくしいです。
by ぜふ (2015-04-17 23:18)
ぜふさん。
ごめんなさい。本来は「小値賀町」と書くべきを「小値賀島」と書いてしまいました。チャーターしたのは町役場で、私は町営航路の定期便の客です。本当にごめんなさい。
旧野首教会はほぼ無人島に建つ美しい教会です。これこその世界遺産(候補)の浪漫です。
by アサギいろ (2015-04-18 21:10)