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飛んでる恋は、愛に変わるのか・・【モンキチョウ】 [群馬県]

鹿俣山から玉原高原まで、ブナの森コースはツキノワグマに阻止されましたので、
玉原スキーパークのコース跡を急降下しました。
日当たりのよいスキー場コースにはモンキチョウがハルジオンにとまっています。

コースの途中にラベンダーパークがあり、チョウが飛んでいました。
まだ咲くには早い(7月中旬から)ラベンダー畑でモンキチョウがランデブー飛行
白いのはメスで、黄色いのはオスです。でも必ずしも恋が愛に変わる訳ではありません。

ハーブはそれなりに咲いていて、紫色のキャットミントにはチョウがいっぱいいました。
ヒメアカタテハ、モンシロチョウ、そしてモンキチョウ・・・・

4月中旬、横浜自然観察の森でクローバーで吸蜜。モンキチョウは早春から晩秋、
標高が低い所から高い所まで、日当たりの良い所を普通に飛んでいます。

チョウの世界では、メスは一度交尾すると2度目はほとんどありません。
それでもオスは猛烈にアタックしますが、おおかたの恋は愛に変わることはないみたい・・・
ヒトの世界と似ているようで、似てないようで・・・

他のモンキチョウの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-10-08

モンキチョウのone point
モンキチョウは明るい野原を飛んでいます。お花が大好きです。神奈川県では年3回ぐらいの発生を繰り返します。


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ブナ地蔵のおかげ【ヤマキマダラヒカゲ】 [群馬県]

玉原高原は関東最大級のブナの森があります。
ブナは何年かに一度、たくさんの実をつける年があるようですが、去年はその年にあたります。
多くの動物はブナの実の恩恵を受けていますので、今年は動物の子供たちがいっぱい生まれ
ていることでしょう。このブナの森の主はツキノワグマです。

玉原高原のブナの森にはクロジをはじめたくさんの小鳥がさえずります。ゴジュウカラは木の周りをクルクル、アカゲラは遠くまでドラミングの音を響かせます。

ブナの森の中心にはブナ地蔵さまが鎮座し、森の動物や人の暮らしを守っています。

玉原高原の東側には上州武尊の山がそびえます。鹿俣山の山頂はその展望台です。
残念ながら、曇り空で上州武尊はチラリしか見えませんでしたが、チョウは飛んでいました。

ヤマキマダラヒカゲがちょっと前に雨が降りましたので、ササの上の雨水を吸っています。
キマダラヒカゲにはサトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲの2種類あります。
見た目はほとんど同じようなので混生地では見分けるのは難しいそうです。
このチョウはもしかしたらサトキマダラヒカゲかも知れません。あしからず・・・

帽子の上で汗をチュー、チュー。とかく嫌われる中年おじさんの汗も大丈夫です。
なんでもこの習性を利用して、手乗り蝶の芸もできるそうです。

帰り道はもう一度ブナの森コースを選択しました。途中、突然、ギャグァ~と大型獣の咆哮が
聞こえました。どう考えてもツキノクマの咆哮です。大声を出して、こちらの存在を知らせました。
が、ガサガサ、ドッス~ンと近くの木の上から黒い塊が落ちるように降りてきました。
ツキノワグマです。木の上にいたのはたぶん子グマなのでしょうが、近くには母グマがいます。
襲われたらこちらも大怪我です。あわてて回れ右。撤退です。

ブナ地蔵さまのおかげで、豊かなブナの森のスリルある一場面を味あわせていただきました。

ヤマキマダラヒカゲのone point
ヤマキマダラヒカゲとサトキマダラヒカゲは以前は区別されていませんでした。キマダラヒカゲに山地型と平地型があると考えられていたようです。それを1970年に高橋真弓氏によって別種であることが明らかにされたそうです。「山梨の蝶」図鑑に書いてありました。


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ミドリちゃんは恥かしがり屋さん【ミドリヒョウモン】 [群馬県]

玉原湿原に行って来ました。ホントは守門岳に行きたかったのですが、予報は雷雨で予定変更。
玉原湿原は、ミズバショウが終わって、ヒオウギアヤメがたくさん咲いていました。
木道を行くと突然、ミドリヒョウモンが飛び出して、ヒオウギアヤメにとまりました。

でも、翅は広げてくれません。あきらめて、山から下りてきてから再度訪問しました。
ミドリヒョウモンは湿原入口の木の葉にとまっていました。今度は木の下の写真が撮れる位置に下りて来てくれません。

玉原湿原にはワタスゲの穂が揺れていました。湿原に初夏を告げる風物詩です。

アヤメとヒオウギアヤメの違いは中心部が立っているのがアヤメ、寝ているのがヒオウギアヤメ。

アヤメは櫛形山。ハナバチが蜜を集めるのに忙しいようです。6年前の7月中旬のことです。

箱根湿性花園にもヒョウモンチョウの仲間がいますが、みんな吸蜜に忙しくてたくさんの写真を撮らせてくれます。玉原湿原のミドリちゃんは恥かしがり屋なのかなあ。

他のミドリヒョウモンの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-10-04
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-10-17

ミドリヒョウモンのone point
ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモンは樹林性のヒョウモンチョウで、長野県では草原性のヒョウモンチョウであるウラギンヒョウモン、ウラギンスジヒョウモンが減少するのとは逆に勢力を伸ばしているそうです。里山が放置され、暗い森林に変化しているのが原因ではないかと「信州の蝶」図鑑に書いてありました。


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猫の目のように・・いや・・さらに【スギタニルリシジミ】 [群馬県]

4月中旬、ミツバツツジで有名な西上州、烏帽子岳に登ってきました。
本来なら満開のミツバツツジに出会えるはずでしたが、一輪も咲いていませんでした。
行き帰り同じ道ですが、お昼前の帰り道、気温の上昇とともに渓流沿いの登山道に
たくさんのシジミチョウの仲間が飛んでいました。

ルリシジミとスギタニルリシジミは、主な違いは単なる色。
白っぽいのがルリシジミ、灰色ぎみがスギタニルリシジミ

さて、このチョウはルリシジミ?それとも・・・?
私としてはスギタニルリシジミであって欲しいのですが、何度見てもわかりません。

どこにいるのかわかりにくいのですが、ネコノメソウで吸蜜していました。
猫の目ならぬ、眼を皿にしてもよくわからん。

スギタニルリシジミのone point
成虫は春の4月から5月しか出現しないようです。また山地の樹林帯の渓流沿いにいるようです。これらの条件と一応一致しますが、活動範囲の広いルリシジミもいるようです。ルリちゃんは強い。幼虫はトチノキの花や蕾を食べます。トチノキに執着しています。ところで、スギタニとは、杉谷先生(敬意をはらって。でも詳しいことは知りません。)のことで、杉林のある渓流のこと(地名)ではないようです。神奈川県でも丹沢の奥深い渓流沿いに生息しているようです。ちなみの群馬県が公認しているわけではありませんが、群馬県の県チョウです。


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