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ユリを食べちゃうぞ【ルリタテハ】 [新潟県]

初夏になると新潟県の名山、浅草岳の山頂はヒメサユリが咲き乱れます。
3年前の6月中旬、夜行日帰り(いつもそうですが・・)で登ってきました。

ヒメサユリは日本海側の山に咲くかわいらしいユリです。漢字で書くと姫小百合
ピンクの花に、黄色いオシベ。背丈は小さくて、でも育てやすく丈夫なユリだそうです。

山頂には青紫色のシラネアオイの花が咲いていました。

チョウの世界で青色はルリタテハが代表選手の一種。
オスは占有行動が強く、いつも突っ張っています。挑戦的な面構え。
浅草岳と関係ありませんが、3年前の5月下旬、可睡ゆりの園にとまっていました。

そんなチョウの戦士、ルリタテハの幼虫はユリ科の植物で育つのだそうです。
もしかしたら、ヒメサユリも食べられちゃうのかなと思ってアップしました。

本音はユリの花にチョウが・・いつものことなので・・・ごめんなさい。

他のルリタテハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-09-16
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-10-19

ルリタテハのone point
図鑑によるとルリタテハの幼虫はユリ科のサルトリイバラ、ホトトギス・・・、オニユリ、ヤマユリ、カノコユリ、エゾスカシユリ、ササユリ、カサブランカ・・・おやおや?これはヒメサユリも食草だったりして。


タグ:ルリタテハ
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トラさんはここにいた【トラフシジミ】 [新潟県]

先週末、日本海側は晴れ。関東地方は一部雨。
ということで、またまた新潟県の里山、権現堂山に出かけました。
すごーく天気がよかったので、見事な○かた焼け。

雲海に浮かぶ雪の越後駒ケ岳と八海山(もう6月なのに)
稜線はすごく眺めがよくて反対側には守門岳と浅草岳

そしてトラフシジミ(以下、トラさん)が。でも近づいたらピューーと逃げられました。

5月の連休にトラさんは神奈川県立座間谷戸山公園に隠れていました。やっと見つけた。今年の5月の週末は天気がよくなくて、トラさんの生息地に行ってもなかなか会うことができませんでした。春のトラさんは綺麗なシジミチョウです。

有名なトラさんの実家はおだんご屋。そこで新潟のお土産は清酒「八海山」のおまんじゅうを買っていきました。トラさんは今どこに・・・・

トラフシジミのone point
平地から山地まで、食草もマメ科、ミズキ科、ユキノシタ科と広いのですが、数はそれほど多くないようです。漢字では「虎斑小灰蝶」と書きますが、前回のウラナミアカシジミの方が虎模様だと思いません?春に現れるものと夏に現れるものとでは翅裏の模様が違うそうですが、残念ながら夏のトラさんにお会いできていません。その数はもっと少ないようです。翅にゼフィルス特有の金属光沢が無く、またゼフィルスの仲間と似た習性があるので、ゼフィルスファンには嫌われているようです。しかし虎と名の付けば熱狂する一部野球ファンはあこがれるとか。(ウソ)。私は☆ファンですが、結構好きなチョウですよ。


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おいしいコメツブのようなコツバメ【コツバメ】 [新潟県]

新潟県南魚沼市は地元の方も自慢するコシヒカリの本場です。
5月中旬、安く泊めていただいた温泉ホテルはいいホテルでしたが、
お米の味は??時期外れだったのでしょう。

ちっちゃい、ちっちゃいコツバメがカタクリの蜜を吸っていました。
おいしそうでした。(おいしいお米を食べたかったなあ。)

小さいのでずるして横からチューチュー。

魚沼地方は大雪の影響でスプリングエフェメラル、カタクリが時期外れに咲いていました。
コツバメはチョウのスプリングエフェメラルです。

体を倒して日向ぼっこ。カタクリのように春先に出会えます。

イカリソウが咲いてました。おじさんはイカリに燃えていました。
もっとおいしいコメを・・・

コツバメのone point
早春の枯野でも元気に飛び回ってくれるのが、コツバメです。体は小さいのですが、気は強く、ものすごい勢いで他のチョウとタイマンを張り合います。その姿は突貫小僧そのものです。
がんばれ!突貫小僧!
ついでに神奈川県にもいまーーす。(九州、四国、本州、北海道にもいまーーす。)


タグ:コツバメ
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季節外れの春のチョウ【ミヤマセセリ】 [新潟県]

春のチョウ、ミヤマセセリがカタクリにとまっていました。
チョウと花のスプリングエフェメラル。

新潟県南魚沼市の山は30数年ぶりの大雪で、5月中旬なのに雪がまだ残っていました。
季節外れのスプリングエフェメラル。カタクリがいっぱい咲いていました。

ミヤマセセリは春先しか発生しないので、チョウのスプリングエフェメラルのひとつです。

この個体はギフチョウと山頂の縄張りを張り合っていました。がんばってました。
(4月中旬神奈川県津久井郡藤野町にて)

ところでスプリングエフェメラルとは早春の林床に一時期だけ花を咲かせる植物のこと
「春先の儚い(はかない)いのち」美人薄命?

カタクリのとなりにはキクザキイチゲが咲いていました。

ミヤマセセリのone point
丘陵の雑木林で春一番に現れるチョウです。神奈川県でも飛んでいます。セセリチョウの仲間で、しかも翅を水平にして止まるので、見てくれから蛾と思われている、美人薄命?のチョウです。性格はおもしろいのになぁ。


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里山の山頂の主じゃ【ヒメギフチョウ・ギフチョウ】 [新潟県]

新潟県の知る人ぞ知る「木六山」に登りました。
山頂でなわばりを張っていたのはご覧の片翅の一部がちぎれたヒメギフチョウでした。

天気がよかったので、他にもギフチョウの仲間が飛んでいました。
撮った写真をみてびっくり! ギフチョウでした。混生していたんですね。

雪が解けたばかりのところにはショウジョウバカマが咲いていました。

その隣にはイワウチワが咲いていました。

すごくくやしいのですが、ギフチョウの仲間がこれら早春の花々に止まって
蜜を吸っている写真が一枚もありません。
夢は来年まで持ち越しです。

他のギフチョウの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-02

ギフチョウのone point
チョウとしては春一番に現れるので「春の女神」と呼ばれています。
その時期はサクラの開花と一致しています。
飛ぶ姿もなんかルンルンと軽やかなリズムで優雅な舞姿です。
生息場所は日本海側は秋田県以南(でも秋田県はちょっとだけ)で
太平洋岸は神奈川県以西(同じくちょっとだけ)の本州にのみ生息しています。
この分布は幼虫の食草であるカンアオイ類の分布と一致するそうです。
ちなみに日本特産種です。(ヒメギフチョウは東アジア各地にいるそうです。)
レットデータでは絶滅危惧Ⅱ類で各地で大切に保護されているようです。
ヒメギフチョウとギフチョウは長野県、新潟県、山形県、山梨県などに両方の種が生息しているようですが、ほとんどの場所で、ほぼ棲み分けられており、混生することはめずらしいようです。ギフチョウのギフは岐阜県で最初に採取されたからで、岐阜県の県チョウ(非公式)です。
(これをルードルフィア・ラインというそうです。)
ギフチョウは前翅の表の外側にある黄色紋の先端がずれる、後翅の外縁の紋はオレンジ色がヒメギフチョウとの違いです。

ヒメギフチョウのone point
生息場所は長野県、山梨県などの中部地方と東北地方の一部及び北海道です。
関東地方でも赤城山の周辺にいるようです。逢いにいくにはそこのところへ行くしかありません。(いってみたい。)
主に落葉広葉樹の明るい林にいます。このような場所は幼虫が食べるサイシン類という植物が生えているためです。
北海道では落葉広葉樹以外にカラマツ林にも生息し、平地にもいるそうです。
レッドデータは本州産亜種、北海道亜種ともに準絶滅危惧です。
ヒメギフチョウは前翅の表の外側にある黄色紋の先端がつながる、後翅の外縁の紋は黄色がギフチョウとの違いです。


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