ムラサキ色によく光ります。【ムラサキシジミ】 [神奈川県 座間市]
まだ梅が満開な日です。ポカポカ陽気の暖かな日は、里山に生きるチョウが活動し始めます。
ニリンソウが咲いていた谷戸の水源地付近はチョウのよく出没する場所です。
飛んでいる時まで青い閃光を発するムラサキシジミが、ニリンソウの周りを飛んでいました。翅表は光をよく反射してきらきら青紫に光ります。
常緑樹の林がムラサキシジミ本来の生息地。常緑樹の葉の上で翅を光らせてテンパってました。
前回のムラサキシジミの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2007-08-06
春の小川はさらさら茶漬け色【キタテハ】 [神奈川県 座間市]
茶色い落ち葉の隙間からホトケノザの花が顔を出していました。
春の小川の岸辺にフキが花を咲かせていました。フキの花にいろいろな昆虫が訪れます。
昼下がりの頃は、キタテハが熱心に吸蜜していました。
キタテハは茶色の翅に”C”の文字。このキタテハは、まだ目覚たばかりなのでしょう。翅もきれいです。
頭の上にはヤマガラが茶色のお尻を向けていました。今日の色はお茶色漬けです。
前回のキタテハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2007-07-02
ハハチョウはヒラヒラ舞い降りて【キタキチョウ】 [神奈川県 座間市]
早春に咲いてた黄色い花(キジムシロ?)にヒラヒラ舞い降りて吸蜜していました。蜜をいっぱい吸って、早く体力を向上してね。
オオイヌノフグリの青い花にもヒラヒラ舞い降りて吸蜜していました。
相模川河川敷にキタキチョウがヒラヒラ舞い飛んでいました。
そのチョウは萌芽したばかりのマメ科植物にとまって、即、産卵していました。
産みたてのキタキチョウの卵です。小さな芽はキタキチョウにたくさん産卵されていました。
ハハチョウはつよしです。
前回のキタキチョウの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2007-06-24
青空に白い雲、翅は青筋、心は空ろ【アオスジアゲハ】 [神奈川県 座間市]
5月中旬、遅いかもしれない、とは思いながらも、神奈川県立座間谷戸公園にトラフシジミを探しに行きました。昨年の5月連休にはトラちゃんが現れてくれました。
座間谷戸公園の池は強い風で細波をたてていました。こういう日はチョウが出てこない可能性大です。
残念ながら小さいトラフシジミはまったく影を踏むことがありませんでした。
でも飛翔力が強いアオスジアゲハは元気に飛び回っていました。
アオスジアゲハはとまることなく、花から花に飛び回ります。
アオスジアゲハの写真ばかりですみません。
トラちゃんはまた来年までさようなら。それまで心は空ろ。
昨年のアオスジアゲハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-08-15
花より華【キアゲハ】 [神奈川県 座間市]
春の野原や里山ではキアゲハのオスがツッパってます。
見晴らしのよい場所に居座り、空を飛んで来るものすべてにガンをつけ、
発見しだいピューと出撃し、体当たりを食らわせます。
専門的には占有行動といいます。
5月の連休、県立座間谷戸山公園の田んぼのど真ん中でツッパリ
アゲハチョウの仲間はツツジの蜜が大好物。たくさんのチョウが飛んでました。
5月中旬、新潟県南魚沼市の里山の山頂でテンパリ
盛りを過ぎたミツバツツジがひっそりと咲いていました。山頂付近は雪が残っています。
キアゲハは街中から田舎、低い所から高い所まで元気につっぱります。
惜しむらくはつっぱてるチョウは花に来ないこと。
でないと、いつ飛んでくるかわからないかわいいメスを横取りされてしまいます。
花より男の華ってとこか。
他のキアゲハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-08-20
キアゲハのone point
成虫は平地から高い山まで生息している最も垂直分布幅の広いチョウです。また、アジア、ヨーロッパ、北アフリカから北アメリカまでの北半球に広く分布しています。しかし他のアゲハチョウの仲間は本来、熱帯アジア、温帯アジアなどに分布しています。(ギフチョウの仲間を除きます。)それはアゲハチョウの仲間では珍しくセリの仲間の植物を食べるからでしょう。ニンジン、パセリ、ミツバなど野菜も大好物です。春に現れるチョウは小型でかわいらしいと人気があります。