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なかよきことは・・【ウラナミアカシジミ】 [神奈川県 平塚市]

今の時期は西風の妖精シリーズがまだまだ続きます。

1麦畑.jpg

神奈川県の里山の麦畑の向こう側には箱根火山の山々が見えます。
麦を見るとおいしいパンの香ばしい香りが漂ってくるようです。

2ミズイロオナガ静止.jpg

ここでの西風の妖精たちの登場時期は、ウラゴマダラシジミが最も早く吹き流れてきますが、
ミズイロオナガシジミとアカシジミはほぼ同時に風に乗ってきます。
ミズイロオナガシジミは下草の暗い所でボーッとしていることが多いので、
フラッシュをつけることありますが、そうすると翅の色は白っぽくなってしまいます。

3アカシジミ静止.jpg

アカシジミはクリの花が咲く頃、西風に乗って登場します。

4ウラナミアカ静止.jpg

ウラナミアカシジミは高座の真打ちのように最後の風に乗ってきますが、
ここでは数が多くないようです。

5ウラナミアカ吸蜜.jpg

ウラナミアカシジミのシマウマのような翅模様はチョウの中でも異彩を放っています。
このチョウのファンは多いようですが、数を減らしているようです。

6ハナムグリとにらめっこ.jpg

このシマウマ君は、目線の高さでたくさんのシーンを撮らせてくれました。
クリの花にいたハナムグリとにらめっこしていましたが、すぐに逃げてしまいました。
アカシジミの仲間は争いを好まないようです。

7ホタルブクロ.jpg

ホタルブクロの近くにはトラガいました。
トラガもウラナミアカシジミを邪見にします。

8道祖神.jpg

里山にある古い石の道祖神。「なかよきことは美しきことかな」ってどこかで見たような
ぴったりの言葉が頭に浮かびました。
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盛者必衰の花の色【ミズイロオナガシジミ】 [神奈川県 平塚市]

西風の妖精シリーズの続きです。

1相州大山.jpg

相州大山はどこから見てもピラミットの形をしているいかにもパワースポットの山です。
大山がよく見える里山でチョウ探しをしてきました。

2夏椿.jpg

里山にある神社にはナツツバキの白い花が咲いていました。
ナツツバキの花は別名「娑羅双樹」と呼ばれ、祇園精舎に咲いているそうですが、
ここでは鐘の声は聞こえませんでした。

沙羅双樹.jpg

沙羅双樹の花色は平家物語では盛者必衰の理をあらわすそうですが、私的には
平清盛(低視聴率だそうですが、小生は毎週見ております。)がんばれデス。
いまでは鎌倉より厳島の方が世界遺産に選ばれています。

2ミズイロ見っけ.jpg

里山にある雑木林の下草にミズイロオナガシジミを見つけました。

2ミズイロオナガ葉上静止.jpg

日陰で見ると翅の色がなんとなくミズイロに見えるのは私だけ・・・・?

ミズイロオナガ吸蜜.jpg

ミズイロオナガシジミはいつも葉の上でボーっとしていることが多いのですが、
少し動きのあるミズイロオナガシジミです。翅の色は白っぽく見えます。

6ヤマアジサイ.jpg

ヤマアジサイの花に色は梅雨時期に似合うミズイロの花です。
ミズイロオナガシジミが平家のように滅びないように神社にお願いしましょう。
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子授け地蔵にあやかりたい【アカシジミ】 [神奈川県 平塚市]

しばらく間があいてしまいました。今回も「西風の妖精」の続きです。

1大きな栗の木の下で.jpg

神奈川県の里山にクリの花が咲くシーズンとなりました。
大きなクリの木の下はいろいろな花が咲いていました。

2石の仏様.jpg

近くには古い石の仏様が微笑んでいました。

3ベニシジミ交尾.jpg

石の仏様の近くでベニシジミが愛を交わしていました。

4ルリシジミ交尾.jpg

クリの花の下ではルリシジミが愛を語らっていました。
大きなクリの木の下で、仲良く遊びましょう。

2子授け地蔵.jpg

小さなお堂には子授け地蔵が鎮座されていました。
たくさんの方がお参りされているようで、子孫繁栄は間違いなしのようです。
たくさんのチョウが愛を交わしているのもお地蔵様のおかげのようです。

4アカシジミ吸蜜.jpg

クリの花には西風の妖精”ゼフィルス”の一種、アカシジミが吸蜜していました。

3アカシジミ吸蜜.jpg

クリ畑のあちらこちらにアカシジミはいました。
おとなしくて争いをしないのに、時に翅が痛んでいるアカシジミを見かけます。
小鳥にでも襲われたのでしょうか。

2アカシジミいた.jpg

アカシジミの生息数がどんどん減っている気がします。
子授け地蔵にお参りして子孫繁栄を授かりましょう。
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雨降り山から西風の妖精【ウラゴマダラシジミ】 [神奈川県 平塚市]

いつも時期外れのことばかりですみません。たまには今時と思いましたが・・
やっぱりちょっと前のことです。

雨降山から雲流れる.jpg

地元、相州「大山」は別名「雨降り山」雨乞いの山です。
その雨降り山に笠がかかり、雨雲が流れていました。相州は雨の兆しです。

ユキノシタ.jpg

大山から流れている北風が冷たく吹きぬけ、ユキノシタの花を揺らしていました。

ウラゴマダラ吸蜜.jpg

大山山麓のイボタノキの花にウラゴマダラシジミが吸蜜していました。

ウラゴマダラ2頭.jpg

たくさんのウラゴマダラシジミが大山からの北風に負けず吸蜜していました。
ウラゴマダラシジミは「西風の妖精」ゼフィルスの仲間です。

ウラゴマダラ開翅2.jpg

ウラゴマダラシジミが葉の上で翅表をご開帳していました。

ウラゴマダラ開翅.jpg

雄は翅表は青みが強いようです。

梅が香る.jpg

近くの梅林には梅の実がたわわに実り、いい香りを放っていました。
梅の雨の時期です。雨が降らないうちに帰りましょう。
西風の妖精は大山からの北風に乗ってきたようでした。
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栗毛の長い髪【アカシジミ】 [神奈川県 平塚市]

平塚の里山での最後の出来事です。

ホタルブクロ.jpg

ホタルが光りだす頃、ホタルを入れるホタルブクロの花が咲き始めます。

栗の葉の上で静止.jpg

栗の花が咲く頃、栗毛の翅を持つアカシジミが栗の花の蜜を求めて飛び始めます。

栗の花で吸蜜1.jpg

足と触角は白と黒のしましまですが、触角の先は翅と同じ栗毛です。

栗の花で吸蜜.jpg

栗毛の先が、三つ編みの髪のようにみえます。いつもでも見ていたいかわいいチョウです。

雑木林.jpg

年一回、雨の季節に現れるかわいい雑木林のチョウたち。私は来年までサヨウナラです。
再見
タグ:アカシジミ
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風の墓標【オオミドリシジミ・アゲハモドキ.】 [神奈川県 平塚市]

それは、平塚の里山での出来事です。

風の強い日.jpg

その日は強い風が吹いていて、ムシたちは風に吹き飛ばされないよう、
身を低くして、しっかり葉っぱにしがみつくような日和でした。

ハ-トのカメムシ.jpg

ハートのカメムシこと、エサキモンキツノカメムシが、びっくりしておろおろしていました。

アゲハモドキ.jpg

尾状突起を失ったアゲハモドキが、風に飛ばされないよう低い枝に避難していました。

オオミドリシジミ.jpg

雑木林にオオミドリシジミがいました。風に飛ばされないよう葉っぱにしがみついていますが、
そのため、今回はこんなものでしか撮影できませんでした。心残り・・・・

でも・・この後、このチョウを撮りにまた同じところに行ったところ、チョウの採取の方がいて、
オオミドリシジミは採ってしまったとさ・・・・・えぇぇ~~・・・

塚.jpg

畑の真ん中に塚が立っていいました。「万民安泰 悪病退散」
でもこの際、オオミドリシジミの墓標と思って、合掌
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かまれたらイタイでアリんす【ウラナミアカシジミ】 [神奈川県 平塚市]

神奈川県平塚市にある里山の話しの続きです。

麦秋.jpg

丹沢大山山塊をバックに麦秋の時期を迎えました。
ちょっとビールが飲みたくなる風景です。

栗の木.jpg

里山にある栗の木は花が満開です。

栗の葉にとまれ2.jpg

栗の木には艶やかなウラナミアカシジミがいました。
艶やかなウラナミアカシジミは、もっとも人気のあるゼフィルスの一種です。

アリのかまれた.jpg

栗の葉の上にとまっていたら、アリが寄ってきて、かみついてきたようです。

イタイ、イタイ.jpg

「かんだらイタイでアリんす」と艶やか花魁が言っていました。

やめてよ.jpg

後ろを向いてしまいました。後ろ姿からみえる表翅の一部も艶やかなオレンジ色です。

ウラナミアカシジミ.jpg

ウラナミアカシジミは各地で激減し、いまや風前の灯のようです。
この艶やかな灯のようなチョウが、いつまでも生息できるようにしたいですね。
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木漏れ日のなかで【ミズイロオナガシジミ】 [神奈川県 平塚市]

小さなチョウの仲間にゼフィルス(ミドリシジミの仲間)たちがいます。
森の中に住み、その姿はみんな個性的で、人気のチョウたちです。

小梅の実.jpg

梅が実る頃、日本列島は雨の時期になります。雨の中ではチョウの観察が困難になります。
でもその時期のみに、ゼフィルスたちが現れるので、たまたまの晴れは貴重です。

平塚の里山.jpg

神奈川県にある里山に行っていました。

雑木林.jpg

広い畑のところどころに、クヌギを中心とした雑木林が点在しています。

木漏れ日のなかで.jpg

雑木林の木漏れ日の中に、ゼフィルスの一種、ミズイロオナガシジミがいました。
平地の雑木林に住むゼフィルスにはアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミドリシジミ、
オオミドリシジミ、ウラゴマダラシジミ、そしてミズイロオナガシジミがいます。
この里山には、ミドリシジミを除いて5種類のゼフィルスがいます。
なによりもチョウの採取の方はよくみかけますが、横浜市内の公園のような
大勢のチョウ屋カメラマンさんには、今回は全く会いませんでした。

ミズイロオナガシジミ.jpg

ミズイロオナガシジミは一見すると灰色の裏翅なのですが、角度によっては
水色に見えるようです。でも、表翅は地味な茶色です。

ミズイロオナガシジミはいままで写真に撮ることがなかったのですが、
今年はたくさん飛んでいて、いろいろな姿を見せてくれました。
よかった、よかった。
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富士山と蟻地獄の関係【テングチョウ】 [神奈川県 平塚市]

6月中旬を過ぎましたが、富士山は雪が豊富です。7月の山開きが心配です。

平塚市土屋にあるハイキングコースからも立派な富士山が見えました。
富士山は信仰の御山でもあります。京都の鞍馬山や東京の高尾山のように天狗はいたのでしょうか。

沢筋の森にはテングチョウが生息しています。クリの花で蜜を吸っていました。

葉の上で偵察しています。テングチョウは縄張りにうるさいんです。

ときに枯葉にまぎれて、「枯葉の術」(隠遁の術)テングチョウは忍者でもあります。

不信心の輩や天狗をいじめる者はきっと蟻地獄に落ちることでしょう。
こんなにたくさんの地獄の穴が顔をのぞかせていました。


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すべてが黄色い【キタキチョウ】 [神奈川県 平塚市]

新しく従来のキチョウは沖縄・南西諸島産のものに付けられ、一方、神奈川県のあたりをフラフラ飛んでいるのは、キタキチョウと呼ばれることになりました。

6月中旬、平塚市土屋のハイキングコースの基点にあるビヨウヤナギはもう盛りを過ぎていました。

キタキチョウがタンポポで吸蜜していました。

キタキチョウが産卵していました。何の植物かは調べてみましたが、分かりませんでした。

あちこちに産卵します。キタキチョウは主にマメ科植物に産卵します。

ピンボケですみません。葉の上に紡錘形のキタキチョウの卵がありました。
今日は花からチョウまですべてが黄色いものでした。

昨年のキタキチョウの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-08-24


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