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おでかけルンルン(白馬物語)その2【ヒメギフチョウ】 [長野県]

白馬物語の続きです。

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白馬連山がよく見える麓の集落に夕暮れが訪れました。

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そして、翌朝、白馬岳のシロウマの雪形が赤く染まりました。
白馬岳にシロカキウマが現れる頃、麓の村は田んぼを代掻きして、田植えの時期を迎えます。

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男性的な五竜岳と大きな八方尾根を抱く唐松岳が代掻き後の田んぼの水面に映ります。
五竜岳には武田信玄で有名な武田家の家紋が・・

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五竜岳の武田菱の雪形も田んぼの農作業開始の目印です。

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白馬岳の麓にある林の中の散歩道にはエンレイソウの花が咲いていました。

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林の中の日の当たる場所には春の雪解けの花々が咲き乱れます。
カタクリ、キクザキイチゲ・・・・などなど。

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カタクリの花にはヒメギフチョウが吸蜜に訪れます。

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ヒメギフチョウは忙しく飛び回りますが、やっと止まったところを一枚パチリ。

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白馬は、ヒメギフチョウとギフチョウが混生している珍しいところです。

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ヒメギフチョウのいる林は、幼虫の食草ウスバサイシンが花を咲かせていました。

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同じところに生えているフタバアオイは水戸黄門の印籠の家紋でおなじみです。
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おでかけルンルン(白馬物語)その1【ギフチョウ】【ヒメギフチョウ】 [長野県]

いつものとおり長く休んでしまいました。
何時まで保つかわかりませんが、よろしくお願いします。

1遅い春がやってきた.jpg

白馬は遅い春を迎え、サクラが咲きました。

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サクラの花は今が盛りです。

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北アルプスの山々は残雪で白く輝いています。

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ブナ林はやっと雪解けが始まったばかりです。

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柔らかい緑が麓に下りてきました。

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里山に咲くカタクリの花は満開でした。

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ヒメギフチョウが春を呼ぶため、飛び交っていました。しかし・・・

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カタクリの花にはギフチョウが訪れ、蜜を吸っていました。

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ギフチョウは花から花へ忙しく飛び交います。
やっと動きを止め、静止しました。

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白馬のギフチョウは、翅の周りに黄色い繊毛が覆っており、とてもきれいです。

蝶と白馬が大好きだったこぎんさん。これが白馬のギフチョウです。小生もやっと写真に撮れました。ギフチョウを天国まで贈ります。見てください。

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一番、お花摘みが大好きです【ヘリグロチャバネセセリ】 [長野県]

入笠山のチョウのブログは今回で終わりです。トリを飾るチョウはヘリグロチャバネチャバネセセリです。
前回のコチャバネセセリより明るい翅色の大のお花好きなチョウです。

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翅を開くと戦闘機のようなセセリチョウのとまりかたです。高性能小型戦闘機のようです。

アザミ.jpg

花好きのヘリグロチャバネセセリはいろいろな花でせせります。まずはアザミの花でチューチュー。

イヌゴマ.jpg

ちっちゃなイヌゴマの花の一つ一つをスルリスルリ。

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オカトラノオの花に訪れて、花を巡ってクルリクルリ。

ツルフジバカマ.jpg

ツルフジバカマの花をハーイハイ。

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ハクサンフウロの花ゆりかごに揺られて、ユーラユラ。

そんなかわいいヘリグロチャバネセセリも環境の悪化で、いまや多くの県で絶滅危惧種に指定されています。
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一番、花が好き【コチャバネセセリ】 [長野県]

山や高原のお花畑にジミーなちっちゃいチョウが飛んでいます。コチャバネセセリです。
山以外にも里や街のお花にも、北海道から九州までお花というお花にはこのチョウが飛んできます。

クガイソウ.jpg

入笠山の湿原や草原のお花畑にはコチャバネセセリがヒョウモンチョウに負けずに飛んでいます。

クガイソウ2.jpg

クガイソウには次から次へとたくさんのコチャバネセセリが来ていました。

ハクサンフウロ.jpg

山頂へ行く登山道沿いのハクサンフウロの花に張り付いていました。

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セセリチョウ特有の翅の開き方はジェット戦闘機のようです。ジミーな戦闘機です。

ヒヨドリ.jpg

ヨツバヒヨドリにはチョウの食堂兼酒場です。

アカバナ.jpg

入笠湿原の花の紹介です。アカバナは花好きのコチャバネセセリが訪れそうです。

キリンソウ.jpg

キリンソウも入笠湿原に咲いていました。絶対に花好きのコチャバネセセリが訪れると思います。

ハンゴンソウ.jpg

ハンゴンソウは草原に咲いていました。花好きのコチャバネセセリが訪れないわけがない。

イヌゴマ.jpg

イヌゴマも草原に咲いていました。花好きのコチャバネセセリが吸蜜していましたが、お顔が映っていなかったので没。

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コオニユリも草原に咲いていました。キマダラセセリが吸蜜に訪れていましたが、ピンボケでした。コチャバネセセリはいませんでした。今日は花好きのコチャバネセセリのためにたくさんのお花を用意しました。
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ヒョウモンのご縁は恐ろしい【ミドリヒョウモン】 [長野県]

入笠山はヒョウモンチョウの仲間がたくさん飛び交います。

サワギキョウの湿原.jpg

8月初旬、サワギキョウの花の見頃には早かったようでした。

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サワギキョウは人には有毒植物ですが、昆虫は吸蜜に訪れているのを見るので、平気なようです。

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マルバダケブキの花は昆虫がたくさん集まります。ミドリヒョウモンが仲良く吸蜜に訪れていました。

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ヨツバヒヨドリにもたくさんの昆虫が集まります。チョウたちも大好きです。

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外来種のオオマツヨイグサが咲いていました。富士山に似合う花ですが、入笠山にも似合います。

ヤナギラン.jpg

ヤナギランの花を見ると高原に「夏の名残り」を感じてしまいます。

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秋の花のトリカブトが早くも咲いていました。トリカブトは全草毒草です。
人は誤ってトリカブトの花粉の入った蜂蜜を嘗めただけで、食中毒を起こすそうです。
昆虫はトリカブトの花の下で大量死なんて聞かないので、蜜を吸っても大丈夫なんだろうな?

メス開翅.jpg

麓でもミドリヒョウモンのメスが吸蜜していました。

今年の夏は、各地にゲリラ豪雨が降りたいへんでしたが、入笠山でもたいへんな目に逢いました。
雷鳴がとどろく中、雹まで降って、逃げるのがたいへんでした。恐怖体験です。
ヒョウモンチョウの山に雹まで降ったので、すべてがひょうにご縁があったようで・・
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高原の花と華【クジャクチョウ】 [長野県]

入笠山のチョウがまだまだ続きます。

開翅.jpg

クジャクチョウは高原の花々にとても似合うチョウで、クジャクチョウが翅を広げて吸蜜している姿を見ただけで、「あぁ・・・高原に来たな。」と華を感じさせられるものがあります。


コウリンカ.jpg

真っ赤な太陽のようなコウリンカの花が入笠山の草原に咲いていました。

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草原にはキオンも咲いていました。花には虫が集まっていましたが、チョウは訪れませんでした。

ツリフネソウ.jpg

入笠湿原と草原の間にツリフネソウの群落がありました。
セセリチョウの仲間が花を訪れましたが、花は日陰に咲いていましたので、写真はぼけていました。

ふもと.jpg

入笠山のふもとでもクジャクチョウがアカツメクサで吸蜜していました。
クジャクチョウの翅裏はタテハチョウ特有の墨色をしています。

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近くの川辺にはヤブカンゾウが咲いていました。
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コウウンなヒカゲモノ【クロヒカゲ、ヒカゲチョウ、ヤマキマダラヒカゲ】 [長野県]

入笠山は「花の百名山」です。花はスズランで北欧では幸運を招く花として贈り物にされているそうです。
スズランはチョウが出る前に咲き終わるので、残念ながら全く咲いていませんでした。

エゾスズラン.jpg

山頂付近のササやぶの中にエゾスズランが一輪咲いていました。
エゾスズランは一見地味ですが、めずらしいランの仲間です。

ヒカゲモノ.jpg

出たな!動物のうん〇にナミヒカゲ、クロヒカゲ、ヤマキマダラヒカゲのヒカゲ3兄弟が汁を吸っていました。

ナミとクロ.jpg

ナミヒカゲ(ヒカゲチョウ)とクロヒカゲは別のところでもウン汁を吸っていました。
ちょっと日陰の暗い所にいたので、写真はみんなブレてぼけていました。

クロヒカゲ.jpg

クロヒカゲです。日向でみると目玉と後翅の紫色の線がきれいです。
このチョウは5月中旬の箱根にいました。

ナミ産卵.jpg

ナミヒカゲは入笠山のササ原で産卵?していました。
目をさらにして卵を探しましたが、わかりませんでした。

オトコエシ.jpg

一部に明らかにメスのチョウがいましたが、ヒカゲ3兄弟は男って感じです。
ササ原の近くにある草原でオトコエシが風に揺れていました。
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葉上のかくれんぼ【ウラジャノメ】 [長野県]

まだまだ入笠山のチョウが続きます。ここからは神奈川県にいないあるいは珍しい蝶を紹介します。

地上のウラジャノメ.jpg

ウラジャノメは本州では長野県や山梨県などの標高約1000m付近の草原に
局地的に分布するチョウで、神奈川県にはいません。
このチョウは地上でごそごそ動いていました。つまもうとしたら飛んでいきました。

葉上のウラジャノメ.jpg

ウラジャノメは入笠山の山頂めがけて登っているとあちらこちらの木の葉のうえで
さも「コンニチハ」というように顔を出していました。

葉上のウラジャノメ2.jpg

でも「はいチーズ」と近づくとくるりと翅をひるがえして飛んでいきました。
「おーい・・・かくれんぼしているばあいじゃねーぜ。」とそのたびに・・・・ここは冷静に・・・

ワレモコウ.jpg

ワレモコウは昨年の紅白歌合戦で演歌歌手が歌って流行りました。
花を見ると思わず口ずさんでしまう流されやすい性格です。

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ウラジャノメは花には来ないようなので、花に来る昼間のガの仲間を紹介します。
夏の時期、花にもっとも張り付いているのはキシタギンウワバです。
セセリチョウのように花にくらいついている姿は感動的です。ぐウワんバっているガです。
でも写真を撮るといつも頭部が花に埋もれているので、まともな写真がありません。

イカリモンガとアカショウマ.jpg

イカリモンガはよくチョウに間違われるガで、わたしもかつてテングチョウと間違えて
ブログにノッケテいました。
よく見るとチョウの顔はしていませんが・・・お姿はチョウです。

カワラマツバ.jpg

入笠湿原にカワラマツバの花が咲いていました。
白い花はたくさんの種類が咲いていて間違えてしまいそうです。
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毒があってもきれいなものは・・・【アサギマダラ】 [長野県]

今日も入笠山のチョウです。

アザミのオス.jpg

アサギマダラは久々の登場です。
アサギマダラが登場すると、次からブログで紹介するチョウが
なんか霞んじゃうような気がします。

アザミのメス.jpg

浅葱色(ライトインディゴブルー)の翅は、それだけで吸い込まれそうです。

ヨツバヒヨドリのメス.jpg

「美人には毒がある。」アサギマダラの体内には鳥が食べてもおいしくない毒成分があるようです。

ヨツバヒヨドリのメス2.jpg

でも、きれいなものには人は弱い。クレオパトラしかり、楊貴妃しかり・・・

ウバユリ.jpg

すぐ近くにはウバユリが咲いていました。
ウバユリは大きいだけで、花にはとくに特徴はありません。
根に含まれるデンプンはおいしいそうですが・・
アサギマダラとは逆ですね。
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蝶の百名山【キアゲハ】 [長野県]

〇〇百名山が中高年を中心に相変わらずブームのようですが、
たとえば「蝶の百名山」を選定するとしたら、間違いなく入笠山は
選ばれることでしょう。

入笠山山頂.jpg

入笠山山頂からは素晴らしい景色が楽しめるようですが、
いつも山頂に着いた途端、交響詩「はげ山の一夜」でがっくりです。

マツムシソウ.jpg

そんな天候でもマツムシソウの花はきれいに咲いています。

ウスユキソウ.jpg

入笠山は「花の百名山」です。高山植物がたくさん花を咲かせます。
山頂の一角にはウスユキソウが咲いていました。

キアゲハ.jpg

山頂には常にキアゲハが陣を張っていて、お互いの体を張りあっていました。

キアゲハ2.jpg

若いキアゲハは、まだ体を張りあっていないのできれいです。

アヤメ+キスジホソマダラ.jpg

山頂直下に咲いていたアヤメの花にはキスジホソマダラが張り付いて、蜜を吸っていました。
きれいなガの仲間も入笠山にはたくさんいます。
タグ:キアゲハ
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