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真夏の出来事【モンキチョウ】 [長野県]

長野県にある入笠牧場での真夏の出来事です。

メスのみ.jpg

のんびりと牧場に咲いているアザミの花で、うら若き娘が花の蜜を吸っていました。

メス拒否姿勢.jpg

突然、いやな雰囲気!!緊張感が娘の体に走ります。

おす登場.jpg

なめるような目線でオスが飛んで来ました。

オス近づく.jpg

オスはここぞとばかり、襲う瞬間を狙っています。

オス様子を見る.jpg

まだまだ・・・・メスの周りをまわって飛びます。

オス覆うかぶさる.jpg

ここぞとばかり!アタック開始!! 
(影の声「すみません。ここから先は撮影者が興奮してピンボケばかり。」)

オス離れる.jpg

なぜか離れるオス。その間、どうなったかは今となっては・・・・
ある真夏の出来事でした。
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8マンは変身する【サカハチチョウ】 [長野県]

今日も8月初旬の入笠山のチョウです。湿原の入口で小さなチョウが盛んに吸蜜していました。

夏サカハチチョウ.jpg

チョウの8マンことサカハチチョウがヨツバヒヨドリの花の上で地図のような翅を見せていました。

夏サカハチチョウ開翅.jpg

翅を開くと黒地に白帯で、逆さに大きく八の字模様があります。

クサレダマ.jpg

入笠湿原にはクサレダマが咲いていました。入笠山の山頂が青空の下にのびやかに広がっていました。

春サカハチチョウ開翅.jpg

このチョウは春のサカハチチョウです。高尾山の麓の渓流沿いにいました。
春のサカハチチョウは赤地に薄いオレンジ色で、細く逆さに八の字が書かれています。

春サカハチチョウ.jpg

翅裏の地図模様もちょっと夏より複雑のような気がします。
チョウの8マンも変身します。(8マンを知らない世代の方へ。話題に入れなくてすみません。)
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トラの毛皮でできている【トラフシジミ】 [長野県]

久しぶりのブログです。長野県にある入笠山の麓のことです。

ハギの花咲く小道.jpg

8月の初め、入笠山への登山道にハギの仲間が花を咲かせていました。
ハギの花はチョウの仲間がよく訪れます。

トラフシジミ産卵1.jpg

やはり、トラフシジミがいました。
このトラフシジミは、お尻を葉に擦りつけて、どうやら産卵中のようです。
トラフシジミは虎模様の翅から「虎斑蝶」と名付けられました。
ちなみに鬼のパンツはトラの毛皮でできているそうですが、

トラフシジミ産卵2.jpg

トラフシジミは鬼のパンツと関係ありません。
また、トラフシジミは春と夏で翅の模様が違います。
このチョウは翅模様から夏型のようです。(春型から訂正しました。)

クサフジ.jpg

同じマメ科植物ですが、近くでクサフジが青い花を咲かせていました。
トラといえば、阪神タイガースの優勝の確率が青から黄色になりました。
その原因はわがベイスターズ?
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きのうの仲間と同じギン【ウラギンヒョウモン】 [長野県]

今日も入笠山のチョウの話題です。

入笠湿原.jpg

入笠湿原の入口は自動車で入ることができます。
それでもこれだけの湿原を保っているのは、その前に建つ山小屋のご主人の努力があるそうです。
感謝、感謝で、自動販売機で飲み物を買って飲みました。
シラカバが微妙には生えていて、湿原によいアクセントをくれます。

ヤマオダマキ.jpg

キバナノヤマオダマキだけではありません。ヤマオダマキも咲いています。

ウラギンヒョウモン.jpg

入笠湿原の入口でウラギンヒョウモンが、ノアザミの花で吸蜜していました。

ウラギンヒョウモン開翅.jpg

昨日のギンボシヒョウモンととてもよく似ていますが、微妙に違います。
チョウの図鑑ではないので、詳しく説明はしませんが、後翅に銅色の線が走っています。
と、ここまで昨日と同じパターンの内容では・・・

クルマバナ.jpg

やっぱり、男子400mリレーの選手たちのようにクルマバナが等間隔に花を咲かせていました。
銀色ではないけれど・・・銅色でも立派です。
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銀ならぬ金星を挙げました【ギンボシヒョウモン】 [長野県]

入笠山のチョウの話です。

入笠湿原.jpg

入笠湿原はお花畑とチョウがたくさんいるところで有名なんです。

キバナヤマオダマキ.jpg

入笠湿原の近くに咲いていたキバナヤマオダマキです。
入笠山はキバナヤマオダマキのほうが、普通のヤマオダマキより多かったように思います。
花は金色に輝いていました。

ギンボシヒョウモン.jpg

日本女子ソフトボールチームがアメリカに勝ちました。大金星です。
チョウは金星はいませんが、ギンボシのチョウはいます。ギンボシヒョウモンです。

ギンボシヒョウモン開翅.jpg

ギンボシヒョウモンが入笠湿原入口で吸蜜していました。

ナデシコ.jpg

山頂に咲いていたカワラナデシコです。サッカーのナデシコジャパンは残念でした。
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浅間山が噴火した日【イチモンジチョウ、アサマイチモンジ】 [長野県]

連日、昼過ぎから不安定な天気が続いていますが、自然観察にはあいにくの天気ばかりでお見舞い申し上げます。

イチモンジチョウ開翅.jpg

入笠山山麓の小川のほとりに、イチモンジチョウが飛んでいて、雨に打たれ、蒸れて、
おじさん臭い衣服の汗を吸ってやろうと、まとわりついて離れませんでした。

イチモンジチョウ1.jpg

虎視眈々とおじさんの汗を吸ってやると待ち構えていましたが、うざいので追い払ってしまいました。
(イチモンジチョウさん。ごめんなさい。)

アマガエル.jpg

アマガエルは雨が降っても元気なようです。このあと八ヶ岳に黒雲がかかり・・・・お決まりのパターン
アマガエルがうらやましい。

アサマイチモンジ開翅.jpg

この日は浅間山が久しぶりに噴火しました。
浅間山で最初に発見された?ことから、アサマと名付けられたアサマイチモンジが、
イチモンジチョウがいたところの近くで、吸蜜していました。
浅間山以外にもぼちぼちと生息していますから、噴火の影響は全くありませんが、
イチモンジチョウほど普通にいるチョウではありません。

アサマイチモンジ.jpg

アサマイチモンジとイチモンジチョウは微妙に翅の白斑が違い、別種になっていますが、
幼虫の食草はともにスイカズラで、同じものを食べています。
さて、あなたには翅の微妙な違いがわかりますか???

ウツボグサ.jpg

今日の花はすぐ近くの小川沿いに咲いていたウツボグサです。
ウツボとは魚のウツボではなく、矢を入れる道具のことだそうです。
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星のチョウを探して【オオミスジ・ホシミスジ】 [長野県]

前回、星のチョウたちを探して神奈川県と山梨県の県境の山をうろつきましたが、
ツキノワグマに出っ食わし、あわや自分自身がお星様になるところでした。
神奈川県内ではなかなか会うことができない星のチョウを求めて、チョウがたくさんいる
長野県の入笠山に行きました。しかし、ここでも雷神様はたいへんなお怒りで、
あわやお星様になるところでした。

ナンバンハコベ.jpg

麓にはナンバンハコベが咲いていました。「南蛮」と名前が付いていますが、
実際は南蛮渡来でなくて、日本在来種だそうです。
形が在来種らしくないモダンな感じなので、南蛮渡来の植物と間違えたそうです。

オオミスジ.jpg

「長野の蝶」によると入笠山はオオミスジの多産地とのこと。
麓の林の中、さっそうとしたモダンな感じのオオミスジが木の上で見張っていました。
しかし残念ながら、写真の撮れるところまで下りてきてくれませんでした。
オオミスジは神奈川県では絶滅してしまったようです。

ホシミスジ開翅2.jpg

さらに登山道沿いをうろついていると、ミスジチョウの仲間がスイー、スイーと飛んでいました。
コミスジかな思いながら、近づいてみると星のチョウ、ホシミスジでした。

ホシミスジ.jpg

翅の裏に黒い星があるので、ホシミスジといわれています。ちょっとお年寄りのチョウなので星が
かすれてしまっていますが・・・

ホシミスジ開翅.jpg

星のチョウに出会えて、ホッシーもパワーがついてきたようです。
(横浜が強くなってきた。)
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「チョウと花の写真」のブログ【スジグロシロチョウ】 [長野県]

八ヶ岳の花は今回が最後です。硫黄岳の山頂はだだっ広くて、天気が悪い時は迷いやすいところです。

硫黄岳は爆裂火口が残る古い火山で、火山性砂礫の山です。ガスが切れて、山頂が見えました。
赤岩ノ頭は白い砂が表層を覆っていて、日光の反射でまぶしいくらいでした。

その赤岩ノ頭で、突然、ガスが切れて、赤岳、横岳の稜線のパノラマが見えました。

硫黄岳の西側のお花畑からの花です。
イワカガミは麓から山頂までずっと咲いていました。ピンクの綺麗な花は眺めて飽きることはありません。

バイカオウレンは大群落を作っていました。

ミヤマシオガマは、稜線の所々に紫の綺麗な花を咲かせていました。

ミヤマダイコンソウは葉が丸いのが特徴です。黄色い花はたくさんあって紛らわしいのですが、この種は葉で区別できます。

この山行で唯一、撮影できたのが、このチョウです。スジグロシロチョウのオスでした。下り道の沢との出会いにチョウが飛んでいたので、あわてて撮りましたが、こんな写真しか撮れませんでした。

このチョウは玉原高原のチョウです。今回は、「蝶と花の写真」のブログではなく、「チョウ?と花の写真」のブログになってしまいました。


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星模様のチョウ【モンキチョウ】 [長野県]

八ヶ岳の縦走路も核心、赤岳、横岳、硫黄岳のお花畑に咲いていた花です。

天気は晴れたり、ガスったり、梅雨の時期にしてはまずまずでしょう。横岳の西斜面は絶壁の岩場です。

ミヤマキンバイが咲いていました。前回も載せましたが、黄色い花がこれしかなかったので・・・

横岳の鎖場付近にはミヤマタネツケバナが咲いていて、緊張感から慰めてくれました。

横岳の砂礫地帯にウルップソウが咲いていました。遠景は硫黄岳の端にある赤岩ノ頭です

ウルップソウは、本州では八ヶ岳と白馬でしか生息していません。去年、北海道の大雪山でホソバウルップソウを見損なっているのでちょっと感激ものです。氷河時代の生残りですから地球温暖化が心配です。

ハクサンシャクナゲがハイマツの隙間に顔を覗かせていました。近くにはキバナシャクナゲが咲いているそうですが、見つけられませんでした。

コマクサの花が咲くには、まだ早かったようです。ウルップソウは満開でしたから、微妙なずれがありますね。遠景の左側が横岳の象徴、大同心。右側が阿弥陀岳です。硫黄岳山荘付近で・・。

横岳のお花畑にはモンキチョウが飛んでいましたが、逃げられました。このモンキチョウは玉原高原のチョウです。普通種のモンキチョウが八ヶ岳の山頂付近にいるなんて・・八ヶ岳の為せる業かもしれません。

ホシガラスが横岳の岩場の先端にとまっていました。ホシガラスの羽根模様の中には織姫と彦星があるのでしょうか。今日もこのチョウですみません。


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七夕の翌朝は勝利のミルキーウェイ【モンキチョウ】 [長野県]

七夕の夜、ミルキーウェイを寒さに震えながら見ました。明日はよい天気でありますようにお祈り。

お祈りが効いて、翌朝はよい天気。八ヶ岳の最高峰、赤岳に向けて出発です。
ミルキーウェイは雪渓として形を残していました。奥の雪渓は勝利のⅤマーク。
ナナカマドは花が咲き始め、ハイマツの緑が鮮やかな文三郎道は急な登山道です。

岩場にはツガザクラ、イワウメなどが咲いていました。ツガザクラは桜と名付けられていますが、ツツジの仲間です。

赤岳山頂直下にチョウノスケソウが咲いていました。昨日登った阿弥陀岳が朝日を浴びて綺麗でした。
阿弥陀岳は岩場が多く、コースがよくわからなくて、スッパッと切れ落ちたところを登ったりしたんですが、それも楽しい思い出です。

チョウノスケソウはよくチョウスケソウと間違えられますが、ドリフのいかりや長介さんの影響でしょうか。
氷河時代の生き残りで、葉に似合わず大きな白い花を咲かせます。今が満開でした。
紫の花はオヤマノエンドウです。これまた満開でした。

ミヤマキンバイはそれほど多く咲いていませんでしたが、目立つ黄色い花を咲かせていました。

山頂付近のお花畑にはモンキチョウが飛んでいました。八ヶ岳には、北アルプスに生息している同じ仲間のミヤマモンキチョウが生息していないことを帰った後、図鑑で調べて知りました。
残念ながら、山頂のモンキチョウは、写真を撮る前に逃げられました。このチョウは群馬県の玉原高原で撮ったチョウです。モンキチョウは、市街地のお花畑から標高2,500mを越える高山帯まで広く分布していることを知りました。

赤岳展望小屋の周りにイワヒバリがうろついていました。これが今回のチョウです。


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