スミレの香りに誘われて【ミヤマセセリ】 [神奈川県 相模原市]
昨年はモミジイチゴで吸蜜していたのですが、今年は山頂付近にモミジイチゴがまだ咲いていませんでした。
山頂への登山道でヒトリシズカが咲いていました。、一人、静かに咲かずに、群生して咲いていました。
山頂にスミレの仲間が咲いていました。図鑑で調べましたが、種名はわかりませんでした。なんだろう???。
山から下りて、篠原集落の土手に咲いているスミレにミヤマセセリが吸蜜していました。
土手にはポカポカ陽気からスミレがたくさん咲いていました。
メスのミヤマセセリです。たくさんの写真を撮らせてくれたのですが、家のパソコンで見てみたら、「なんじゃこれは・・」
いつものことながら、残念です。
前回のミヤマセセリの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2007-04-22
雑木林の赤いじゅうたん【アカテテハ】 [神奈川県 相模原市]
中腹で越冬から目覚めたアカタテハがいました。
いつも思うのですが、越冬から目覚めたキタテハやヒオドシチョウの翅はボロボロですが、アカタテハは意外なほど赤い翅がきれいです。
雑木林の代表格コナラの樹液を吸っていました。あっちこっち飛び回って、追いかけるのがたいへんです。お目覚めしたばかりなのに、なんでこんな元気なの?
コナラの近くにはヤブツバキが花を咲かせていました。チョウはヤブツバキの花に蜜を吸いに来ることはないようです。
ふもとの公園にある大きなヤブツバキの下では、落ちた花があたり一面に散らばり、まるで真っ赤なじゅうたんを敷き詰めたようでした。元気なアカタテハもそろそろ次の世代にその命を託すことになることでしょう。
前回のアカタテハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2007-04-19
チョウの春がやって来ました【ギフチョウ】 [神奈川県 相模原市]
相模原市にある石砂山のギフチョウです。
「春の女神さま」今年はどうかたくさんのチョウに出会えますように・・・お祈り。
やっとこさで、スミレで吸蜜するギフチョウの写真を撮りました。でも遠いうえ、ブレブレ写真で・・・残念です。
エイザンスミレが一輪だけ咲いていました。今年の石砂山は例年より花が少ないように感じます。
アマナも一輪だけ咲いていました。いつまでもこの里山の動植物が守られますように・・・お祈り。
神奈川県レッドリスト
「絶滅危惧1B類」
前回のギフチョウの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2007-05-19
以前からの表題「蝶と花の写真」は変なウェブがヒットするようになったため、止めました。
これからは「チョウと花のハーモニー」でよろしくお願いします。
イチゴを食べて元気に登ろう【コジャノメ】 [神奈川県 相模原市]
陣馬山の登山道にはクサイチゴがたくさん熟していて、食べるには困りません。
こんな美味しそうなのにあまり食べる人はいないようです。
でも大丈夫。クサイチゴの実の間をヒラヒラとチョウが飛んでいました。コジャノメはクサイチゴが好き?なようです。イチゴを食べて元気に登ろう。
コジャノメが翅を広げていました。山頂に向かって飛び立ちます?
コジャノメはクサイチゴが咲く森の中のやや暗い空間が大好きです。
いつも間にか陣馬山の山頂に着いてしまいました。イチゴのおかげて元気です。
前回のコジャノメの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2007-05-28
川のさざなみのほとりに【ルリシジミ】 [神奈川県 相模原市]
陣馬山へは藤野駅から渓流沿いに登る道を行きました。
渓流沿いには、水色に光る翅をチラチラさせながらルリシジミが飛んでいます。
初夏の朝。渓流にはトンボが欠かせません。オハグロトンボの仲間がいました。
オハ!オハ!水がキラキラ光ります。
渓流沿いにはタツナミソウの仲間が波打っていました。
ルリシジミが吸水していました。ホントはもっとたくさんいたのですが逃げられました。
ルリシジミのメスです。翅の外周は濃い青色です。
ルリシジミはいろいろのところに現れて、楽しませてくれました。でもここでしばらくはさよなら。
夏は見る機会が減ります。秋になったらまた会いましょう。
ォハロー・グロッバイ (苦しい・・・・・・)
前回のルリシジミの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2007-04-18
裏の山には、ゴマ模様のチョウがいる【ウラゴマダラシジミ】 [神奈川県 相模原市]
神奈川県の最も北には陣馬山がどっと控えています。この麓の里山にはゼフィルスはじめたくさんのチョウが生育しており、中にはめったにはお目にかかれない種類もいるようですが・・。私のコンパクトカメラでは無理・・・・。ガイドブック「高尾・陣馬山の蝶」を手に出発。
山頂に行く途中に富士山がきれいに見えるところがあり、クリノキが満開に花を咲かせていました。
ゼフィルスたちはこの花が大好きです。少し様子を伺うと・・・
近くの茂みにルリシジミ?がとまりました。どれどれと、覗いて見ると、
これがなんとゼフィルスの一種、ウラゴマダラシジミでした。思わずびっくり。
近くの葉にとまったので、そこをパチリ。その後は我慢比べ、翅を広げてくれないかなぁ・・
あざ笑うかのように翅を閉じたまま、スーっと飛び出して行きました。ざんね~ん。
今年は裏山にいるウラゴマダラシジミによくお会いできて、たいへんうれしいです。
ドドメが道いっぱいに落ちていましたので、木に付いているものをちょっとだけいただきました。
ラッキーな裏山の味にも感謝
前回のウラゴマダラシジミの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2007-05-27
春は自然に「かわいい」んです。【ナミアゲハ・キアゲハ】 [神奈川県 相模原市]
大型連休の終りに、相模川河川敷の泥溜まりにナミアゲハが吸水に訪れていました。
春のナミアゲハは夏に現れる夏型ナミアゲハよりちっちゃくてかわいらしいのが特徴です。
人が行き交う泥溜まりでしたが、気にせずに吸水していました。
対岸はたくさんのニセアカシアの花が咲いて、フジのようなさわやかな香りが漂っていました。
大型連休に突入した日、山梨県の坪山の山頂にキアゲハがテンパッていました。
春のキアゲハは夏に現れる夏型キアゲハよりちっちゃくてかわいらしいのが特徴です。
テッペンで他のチョウの侵入者を見張っていました。
坪山の山頂はヒカゲツツジがホントはきれいですが、今年は悪天候で解けちゃっていましたので、
神奈川県鎌倉市大船にある神奈川県フラワーセンターで咲いていたヒカゲツツジです。
昨年のキアゲハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-08-20
昨年のナミアゲハの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-07-30
風が吹くと大凧は飛ぶがチョウは・・・【ミヤマチャバネセセリ】 [神奈川県 相模原市]
今日は神奈川県相模原市と座間市で日本一の大凧が揚がる日です。
ついでに川にいるチョウの撮影を試みました。
今年の相模原市のテーマは皇室の慶事「悠」「風」だそうです。
今日は大凧にとって風が弱かったようで、最後まで揚がりませんでした。
しかしチョウにとってはちょっと強い風が吹いていたようです。
このチョウはミヤマチャバネセセリです。白点が並んだ前にもあります。
ハナムグリに負けないようハルジオンにしがみついていました。
セセリチョウは全身を使って蜜を吸います。
その様子からせせるチョウ・・セセリチョウといわれるようになったそうです。
ミヤマチャバネセセリはミヤマ(深山)が付いていますが、神奈川県では河川敷にも現れます。
神奈川県レッドリスト
ミヤマチャバネセセリ 要注意種
春山の隠れた主【ミヤマセセリ】 [神奈川県 相模原市]
神奈川県相模原市にある石老山は標高は低いのですが、
富士山と相模湖の景色でハイキングには人気の山です。
林道歩きが好きなので、一般のコースとは違う道を行きます。
パステルに染まった春の山歩きに心がうきうきします。
ヤマザクラがきれいです。これからの期待に胸がわくわくします。
石砂山へは、いったん石老山から降りて、石砂山を登り返します。
中腹の木の根元にミヤマセセリのメスが張り付いていました。
オスは石砂山山頂で自分よりも大きいギフチョウやヒオドシチョウと張り合っていました。
でも後から写真を見たところ、メスもいるので一概には・・・いえないかも。
山頂に咲くモミジイチゴの花にとまって盛んに吸蜜していました。
その数はギフチョウやヒオドシチョウよりもたくさん飛んでいて、
暖かな春山の隠れた主でしょう。
昨年のミヤマセセリの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-03
山で真珠を見た【ギフチョウ】 [神奈川県 相模原市]
4月になるとギフチョウのことが気になります。
今年も2週に渡って相模原市藤野町にある石砂山に行ってきました。
山頂のギフチョウはテンパっているため花には来ることはないでしょうから
ギフチョウが飛んでいたこと確認した中腹でスミレを前に待っていましたが、
あれだけ飛んでいたギフチョウはどこに行ってしまったの。
仕方が無いので、山頂へ。いつもとかわらないテンパっているギフチョウです。
来年こそはスミレで吸蜜しているギフチョウを撮りたいものです。
コンビニの袋の上に止まりました。ちょっと邪道の写真ですが、
新潟の山で前に見たことがある雪の上にいたギフチョウを思い出しました。
石砂山のギフチョウはカントウカンアオイが食草です。
その裏には真珠のように美しいギフチョウの卵がありました。
ギフチョウの幼虫は夏までにカンアオイをせっせと食べて蛹になります。
そして翌春までのなが~~い期間を蛹で過ごします。
今年初めての石砂山はギフチョウがぜんぜん飛びませんでした。
寒々とした冬枯れの景色に早春の花、キブシが心慰めてくれました。
神奈川県レッドリスト
絶滅危惧ⅠB類
昨年のギフチョウの記事
http://blog.so-net.ne.jp/asagi-iro/2006-06-02