春の空の色【ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ツバメシジミ】

春、真っ盛りになってきました。



高尾にある公園での出来事です。
まだ、春が浅かった頃は、ウメの花が咲いている以外、冬枯れの景色でした。



落ち葉の上には寒い冬を成虫で過ごしたウラギンシジミがヒラヒラと舞い降りていました。



オオイヌノフグリの花の群落は、春の空を鏡を映しているような青色です。



青い空の絨毯にムラサキ色の輝き。ムラサキシジミです。



ムラサキシジミも成虫で寒い冬の日を過ごしてきました。



冬の寒さにムラサキの輝きが痛んでしまったかもしれません。
それでも春の日差しを浴びて、目一杯に翅を広げています。



そして、春は進み、アマナの花が大地から頭を持ち上げていました。



春の蘭、シュンランも両手を広げて春の日差しを浴びているようです。



春の日差しにツバメシジミが新しい生命の息吹とともに、鮮やかな空色の翅を広げようとしていました。

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春の光がキラキラと【ミヤマセセリ】

このところ休日がよい天気。なんだか得した気分です。



高尾山の渓流沿いの林道は、まだ芽吹いてはいませんが、光が溢れていました。



ビロードツリアブは、春の光をキラキラとばらまいていました。



ミヤマセセリも春のキラキラに包まれながら泥水を吸っていました。



たくさんのミヤマセセリが縄張りを争っていました。「この泥水は俺のものだ。」



泥水ばかりではありません。
高尾山では最も早春に咲くアオイスミレの花の蜜も好物のようです。
アオイスミレの花にへばりついて吸蜜していました。



まだ春が浅いので、スミレの種類は少なかったのですが、
ナガバノスミレサイシンがちょこっと咲いていました。



タチツボスミレもぷちっと咲いていました。



黒紫色の葉をしたニリンソウもちびっと咲いていました。
うれしい春の花々です。

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トラが目覚めるには早かった。【コツバメ、トラフシジミ】

いつも行く高尾山の林道入り口にある梅園の梅の木が、満開を迎え、とてもいい香り。



紅梅、白梅、色鮮やかな春の光にあふれていました。



渓流沿いに続く日溜まりの道を自然観察しながら進みましょう。
雑木林の芽吹きはまだ先のようです。



落ち葉の上には、枯れ葉色したコツバメが日向ぼっこをしていました。



生まれたての小さい春の妖精を見つけました。



渓流の湿ったところには、春のネコが眼を覚ましていました。
ヨゴレネコノメです。



そして、コケの中からヒョロヒョロとネコが飛び出していました。
ハナネコノメの花です。



不思議な形のハナネコノメの花は春の楽しみのひとつです。
ネコは、やっぱかわいいわなー



コツバメとは別のところにいた春タイプのトラフシジミです。
でもトラ模様をしている翅がくちゃくちゃです。
トラの季節にはまだ早かったのかなあ…

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何も言わずに北国へ【アサギマダラ】

長い間、眠っておりました。
またまた、いつまで続くかわかりませんが、
よろしくお願いします。



この日はいい天気。日光を浴びに冬枯れの林に出かけました。



日溜まりの林の中を歩いていると、見つけてしまいました。
おとぎ話に出てくるオニ女の白髪のイメージに似たその名もズバリ「キジョラン」です。
一部は風にふわふわと飛んでいました。



キジョランの葉の裏をめくるとまだ若いアサギマダラの幼虫がいました。
幼虫を見つけてからは暖かい日が続いていますので、初夏には……



立派なアサギマダラになって、南の国まで飛んでいくのでしょうか。



冬の間はアサギマダラに代わって青い鳥が飛んでいました。
ルリビタキです。しばらくは見つめ合ってお話をしたかったのですが、



ルリビタキは何も言わずに北の国へ旅立っていきました。

タグ：アサギマダラ

新緑のチョウと深緑のチョウ【ミヤマセセリ,アオバセセリ】

いつも季節は遡ってすみません。
でも、このブログはチョウの観察記録と違いますので、あしからずつきあってください。



いつもの裏高尾の林道の奥の方に小さな滝が見えるところがあります。
そこの周りの樹木が芽吹いたばかりの頃の話しです。



今年の裏高尾の林道にはエイザンスミレがたくさん咲いていました。
丸いお尻のビロウドツリアブが吸蜜に訪れていました。



春の目覚めとともに羽化するチョウの一種、ミヤマセセリが２頭、押し合いをしていました。



地味模様ながら翅の白い模様がちょっとしたアクセントのメスのミヤマセセリです。



異性と仲良くしたければ、エサキモンキツノカメムシの恋のハートマークにお願いしましょう。



花にはハナグモが隠れていて、時に痛いめに会うことがあります。



いつもの裏高尾の入り口を中央本線の特急電車が通り過ぎました。



木々の緑が濃くなると全身深緑色のチョウが飛び交います。アオバセセリです。



今年もウツギの花にアオバセセリが吸蜜に訪れていました。
しかし、次から次へと花を飛び交い、全部ピンぼけ写真。がっくりです。



多摩森林科学園の入り口にはヒカゲツツジが咲いていました

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チョウ特急に負けてたまるか【スミナガシ】

いつもの裏高尾に春が来ました。その頃の話しとその半月後のことです。



いつもの裏高尾の入り口はオニグルミなどの大木が伐採されてスッキリしていました。
そして、いつの間にかインターチェンジまで出来ていました。
中央本線の下り鈍行列車が通り過ぎようとしていました。今回のチョウはチョウ特急のライバルです。



いつも通っている林道の入り口は梅の花が満開で馥郁たる香りでわくわくです。



また高尾山には多摩森林科学園があって、桜の名所になっています。
それでは時期外れですが、多摩森林科学園の桜の写真を見てください。



カンヒザクラの紅が園を彩ります。



メジロも目白押しにサクラの花を飛び交います。



クルサルという品種は外国産のようです。



科学園の名物「ギョウイコウ」の緑の花が咲いていました。



ヤダケムラサキはそういわれるとムラサキ風の花に見えます。個性的なサクラです。



梅満開から半月後、裏高尾の林道の入口にスミナガシがとまっていました。



スミナガシのライバルはチョウ特急「アオバセセリ」です。
（幼虫の食草がともにアワブキです。）

タグ：スミナガシ

何とも妖しき輝きか【カラスアゲハ】

天気が良い日は、カラスアゲハの吸水シーンを見ることができます。



案の定、裏高尾の路上でカラスアゲハとオナガアゲハが吸水をしていました。



小川沿いのヤマツツジにはカラスアゲハが吸蜜に訪れていました。



カラスアゲハの妖しき輝き。ピンボケはご容赦を・・



角度によっては・・・



何とも妖しき輝きか。



帰り道、シャガの花には３匹のちびライダーがいました。



そろそろ帰りの時間です。

タグ：カラスアゲハ

トラちゃんはいずこに【トラフシジミ】

引き続き裏高尾にある林道の話しです。



いつもの場所にはいつものニリンソウが咲いていました。



そしてイチリンソウも一輪だけ咲いていました。



春の模様をしたトラフシジミが吸水していました。



木イチゴの仲間の花でトラフシジミが吸蜜していました。
吸蜜中のトラフシジミはなかなか見つけることが出来ないので、お近づきを・・・
でも、ぴゅーーーーーーっと逃げられました。ザンネンです。



今年はイチゴの実がたくさん食べれそうです。



まだまだ先は長い・・・。　　次は何のチョウに出会えるかなぁ・・・。

タグ：トラフシジミ

水色の恋【コツバメ】

今年は黄砂がひどかったですね。空の色が何となくおかしかったと思います。



黄砂でせっかくの青空と新緑が台無しです。もったいない。いつもの裏高尾の林道です。



そんな黄砂にめげず、コツバメが吸水していました。



コツバメは静止中に翅を開いてくれませんので、翅の水色の表面は見ることができません。
飛び立つときが、チャンスですが・・・残念。来いよ、みずいろ。また来年。
水色の恋は、ほんの一瞬のことでした。



黄砂の黄色と言えば、ミヤマキケマンの花。



ミツバチが吸蜜に来ていました。



新緑の小川を行きましょう。今度はどのチョウに会えるかな。

タグ：コツバメ

チョウ特急アオバ号が行く【アオバセセリ】

チョウの弾丸特急はアオバセセリです。いつも会いたいのですが・・・
なかなか会うことが難しいチョウのひとつで、忘れたころに突然現れます。



中央本線特急あずさで山に行きたいなぁ・・・。でも鈍行列車も大好きです。



アオバセセリが突然飛び込んできましたが、チョウ特急なので、あっと言う間にいなくなりました。



裏高尾の林道の入り口にはセリバヒエンソウが咲いていました。



今年もヤマルリソウに会えました。



そして、ラショウモンカズラにも・・・



春の小川はさらさら流れて行きました。次のチョウを求めて。林道を奥まで行きましょう。

タグ：アオバセセリ